ふんでノート ~ちいきづくり・まちづくりと日本語教育

ちいきづくり・まちづくりと日本語教育をつなぐことを,「場づくり・人づくり」から進めていきたいと思ってつらつら書くノート

ケーキ。

2007年02月21日 23時59分27秒 | 料理
今日は仕事が休みで、たま~に行くケーキ屋さんへ。ヨ○バ○カメラの中にあるケーキ屋さんでかなりボリュームがあって、しかも果物が新鮮でおいしい。

でも、今日はなんだか雰囲気が違ったなぁ。お皿が大きくなって、ケーキの周りにソースでデザインしてて。ま、それはいいんだけど、肝心のケーキの味もこれまでとは全然違った。いつもは生地、果物、クリームが全体で一つの味って感じだったんだけど。今日は一つ一つのパーツの味を際立たせるというか、それぞれにインパクトを持たせようとしている感じで。

たまたま味が違ったというよりも、パティシエが変わって表現の仕方ががらっと変わった感じ。評論家でも何でもないから細かい味のことはわからないことも多いんだけど。何か作られたもの、表現されたものってその人の哲学が出るなぁということを感じました。

出るもんなんだなぁと。
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あめとむち。

2007年02月20日 22時33分26秒 | 人づくり・場づくり
今、ちょこちょこっと『批判的想像力のために ~グローバル化時代の日本~』テッサ・モーリス=スズキ(著)という本を読んでて。その中で印象的なことば。「エルネスト・ルナン『歴史を誤って解釈する』ことが国民形成の重要なプロセスである。さらに、ただ一つの排他的な視点からの過去を強制するプロセスによっても支えられている。」歴史とどう向き合うかという文脈の中でナショナリズムに焦点を当てて論じている部分なんだけど。移住労働者の議論にもそっくりそのままあてはまるのかなと思った。

外国人や多文化共生を巡る議論、特に移住労働者の受け入れの話が歴史的な経緯をあまり顧みず(誰が研修生や日系人を受け入れる制度を導入したのかなど)、今どうなのかというところから話をはじめる。で、数年後に少子高齢化の中でどうすべきかという話をするけど。

歴史的な議論は抜けているし、さらにそれを語るとしても主語は抜けてしまっている。人権関係の条約は一切出てこない。さらに治安の問題が出てきて、それとセットで論じられることはあっても、政府が批准している条約の話は一切出てこない。外国人による凶悪犯罪の件数も確かに増えているのかもしれないけど、外国人による犯罪には「外国人登録証不携帯」がかなりの数が入っているということは出てこない。

それと一緒にニューカマーの教育の問題も出てくるけど、行政サービスをきちんと提供するためにはきちんと居場所を把握しないといけないということで、これまでの地方自治体中心ではなく国が一括して外国人の個人情報(居住地なども含む)を管理するという流れ。さらにこれには雇用側が外国人を雇用したり、外国人が移動した際に報告義務がついてくる(罰則規定あり)。

思いっきりアメとムチの中で管理対象としておさまるように話が組み立てられてるのが、すごく気になる。



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恩恵

2007年02月19日 11時55分36秒 | 人づくり・場づくり
昨日のブログ。「続きは、また明日」...何を書こうと思っていたんだっけ。

...昨日の続きのような続きでないような。

多文化共生が議論になっているとき、一番問題視しないといけないんだろうなぁと思うのは多文化共生社会の一員として当然考えられるべきマイノリティの声が出てこないこと。当事者がいないこと。どうすれば実現できるかということがマジョリティ側の恩恵として考えられてしまうこと。もちろん、「そういう恩恵の意識なんてありません、そんなことを考えてません」って人もたくさんいるんだろうけど、声を聞かずに「マイノリティ」のことを思って議論することが「恩恵の構造」なんじゃないかなって思う。「恩恵の意識」と「恩恵の構造」は区別して考えないといけないんだろうな。

で、マイノリティの声、不安、ストレスって結構ぎりぎりまで出てこないことが多い。出てきた時には問題は相当深刻化してたり、本人が抱えきれなくなってる時も結構多い。マジョリティの側では意識されてなかったり、見えていないことが問題となってることが多いし、話題としても出てこないことがたくさん。だからこそ、構造上「ありえる」問題にアンテナを張って一歩踏み込まないといけないけど、でも、変にステレオタイプ化せずに接するって微妙な関わり方が必要になってくるんだろうな。




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「多文化共生」のあやしさ。

2007年02月18日 01時28分50秒 | 人づくり・場づくり
今週ずっと考えていること。何でこんなに考えているんだろうって思ったけど。きっと「多文化共生」という言葉の響きの良さ、それがもたらす危うさのようなものにずっと引っかかってるんだろうなって思う。

多文化共生って言葉は、今、僕が考えた範囲では3つの意味?流れ?議論の組み立て方で使われると思う。僕の知ってる範囲なんてたかがしれてるから、まだまだいろんな使われ方をしているんだろうけれども、でもその限られた範囲で考えてみると。

(1)国の将来をどうするかというところからスタートする「多文化共生」。これは研究者(国際関係?社会学?)、政治家に多いと思う。テレビなどのマスコミでもこの意味で使われることが多いと思うし、今一番よく出てくる使われ方だと思う。

(2)個々人を大切にというところからスタートするけれども歴史的な経緯を顧みない「多文化共生」。これは学校現場や研究者(心理学系?)かな?テレビなどのマスコミでも、割とこの意味で使われることが多いし、何か事件的なものがあると(1)の意味?流れで使っている人の意見に対するアンチとして使われることが多い。「ステレオタイプで見ない」というのも、この意味で使われることが多いんだろうな。日本語教育、地域日本語などで使われるのもここだろうな。

(3)個々人を大切にということを歴史的な経緯から話を進める「多文化共生」。研究者(人権関係)、実践家...というより活動家。テレビやマスコミではあまり見ないし、聞かないような気がする。バラエティー色が強くなればなるほど出てこない気がする。

他にもあるのかもしれないけど、基本はこの3つのような気がする。

それぞれの議論では外国人の置かれ方、見方が極端に違ってくるし実践も全然変わってくる。何が守られるか、どういったサポート体制が必要となるかということも大きく変わってくる。議論が噛み合ないのは当然。見えているものが違うのだから。個人的には一つ目と二つ目の文脈で使う「多文化共生」はまゆつばもので結局、「マイノリティ」はいつまでたっても「マイノリティ」でしかありえないと思う。理由は簡単。「マジョリティ」は何も変わろうとしないし、自分のことを顧みないから。うれしさや苦しさ、喜びや辛さや痛みを感じずに恩恵を与えて、あるいはふたをしてしまって(ふたをしてしまっていることに気が付かないで)どこまで変えられるのかなって思う。だからといって僕に何ができるかということを考えると、本当に小さなことしかできないし(それすらも怪しいかも...)、自分のポジショナリティを考えると自分の言ってること、書いてること、考えていることに胡散臭さを感じることもあるけど。

疲れたので続きは、また明日。
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刺激満載の1週間

2007年02月17日 23時24分12秒 | 人づくり・場づくり
この1週間、すごく刺激を受けた。識字のシンポジウム、外国人の人権関係の全国ワークショップ、多文化共生に関する全国フォーラムでの発表。立て続けに刺激を受け、しかもいろいろな立場の人たちの話を聞き、頭が整理つかない状況やわ。

ただ、まぁ、ちょっとずつ書きながら整理できればええな。というわけで、つらつらと。

識字のシンポジウムは厚木で長年実践をされてる阿部寛さんの基調講演。あの大沢敏郎さんの寿識字学級にも通っていたそうで。『生き直すことば』を読んだ時の衝撃や思いをいろいろ思い出した。読み書き茶屋の報告とかもあったんだけど。感じたことは、読み書き・言葉を知ることが一体何に位置づけられているか、実践の社会性を問わないといけないんだろうなぁということ。阿部寛さんのところでは「人権学習」という時間があって、そこで常に社会と自分たちの関係、自分と自分の関係などを見つめ直すらしい。単に社会のことを知るだけではなく、また自分のことを振り返るだけでなく、その二つがあること、またそれを一緒にする仲間がいることが大事なんだということを感じた。「マイノリティ」におかれてしまう人たちとそういった学びの場を作れているのかどうかということは常に問い続けたいと思った。

外国人の人権関係の全国ワークショップは活動家の集まり、しかも全国的に有名な人が集まっていてきょろきょろしてました(笑)。ただ、話の内容は濃かった。国際人権法の話から始まり、分科会では移住労働者についての分科会に出たんだけど、いかに移住労働者が国策に振り回され利用されてきたか、そういった動きをどうすれば止められるのかという話で。で、印象的だったのは昨日行った多文化共生に関する全国フォーラムとの対比。後者は国会議員や総務省の人、経団連の人もパネリストで来ていたんだけど、『人』の見方が極端に違った。「移住労働者」なのか「労働力」なのか、「移住労働者」の人生からスタートして考えるのか「日本という国家」の将来から考えるのか、...本当に多文化共生という言葉の意味が一瞬分からなくなってしまうような議論だった(というか実際、ちょっと混乱した)。

続きはもうちょっと頭の中を整理してから...。
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刺激。

2007年02月13日 01時30分49秒 | 人づくり・場づくり
昨日、識字についていろいろ話を聞いた。初めて識字の本を読んだとき、かなりの衝撃を受けたんだけど、その時のことを思い出した。それから今日はいわゆる活動家(?)が集まるワークショップに出たんだけど、これまた衝撃を受けた。本気で、外国人を取り巻くこの状況を、法律なんかも含めて全部作り上げていく。理想だけじゃなくって、実績もあるし、本当に活動のプロってこんなんなんだなぁということを思った。

やっぱたまに強烈な刺激を受けないとね。詳しい内容については、また今度。懇親会続き、飲み続きでちょっと体にも財布にも負担が(苦笑)
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同じ地域に住んでいても。

2007年02月10日 17時52分49秒 | 人づくり・場づくり
今、隣の市でボランティア養成講座を開催してて。で、その裏で入門の日本語コースも開催してて、それをドッキングさせてしまって一つの活動を作るということをしてるんだけど。

ボランティア希望で来る日本人は市の広報誌などで呼びかけをすれば、そこそこ数が集まるけど。外国人はそうはいかない。そもそもそういった情報からは隔離されてることが多い。多言語で外国人登録の窓口とかに置いても、いまいちインパクトがないみたいで、思ったほどには集まらない。ここに情報を流せば確実に市内にいる外国人に流れるという仕組みもなければ、そもそもそういったネットワークを持っていないことも多い。

また情報の受け取り方も違うような気がする。ずっと地元で生活している人なら、主催やどんな情報誌にのっていたかということで情報に対する価値付け(信用できるかどうかなど)ができるけど、外国人はそういった背景的な知識も持ち合わせていないことが多い。得られた情報を判断する材料が少ないのかなぁという気がする。だから人づてに情報が回ることが多い。もちろん、突然ふらふらっと来る人もいるけど。

そういった中で活動を作っていくことは、難しいけどおもしろい。人の流れ、情報の流れ方から外国人のネットワークや動きが少しずつ透けて見えてくる。同じ地域で生活しているけど、全く違った町の見方をしてるんだろうし、かみ合っていないんだろうなぁ。
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いったい何なんや

2007年02月07日 21時37分18秒 | 人づくり・場づくり
国際結婚。うまくいく分にはいいかもしれないけど。出自が同じ時の結婚よりもずっとたくさん、力関係がいびつになる要素を孕んでる。

相手の文化をなじる。蔑む。で、うまく仕事が見つからなかったり、日本になじむことができなかったら本人の努力不足ということにする。すごく力がある人でもなかなか日本でうまくやっていくのは難しいのに(日本に限らず異文化でうまくやっていくのは大変なのに)。

挙げ句の果てには改宗させる。言うことを聞かない場合は、離婚や慰謝料をちらつかせる。

完全に人をコントロールしようとすることは結構たくさんある。コントロールされている方も「ここは日本だから」ということで合わせないといけないと感じていたり、息が詰まるような生活を送りながらもコントロールされていることに気付いていなかったり。

今日もそういう人と出会った。


日本社会っていったい何なんやって思う。
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今年2回目の日記

2007年02月04日 18時02分34秒 | 人づくり・場づくり
今日は仕事関係で明るいうちから飲んでました(苦笑)。で、いい気分になったので、たまにはブログを更新しようかと。ええ加減なブログやなぁ。タイトルを「酒飲み日記」とかに変えた方がいいかも(笑)

年明けからどたばたと忙しく。いろいろありました。でも、一番大きいのは来年度から週5で国際交流協会で働くことになったことかなぁ。それで日本語教師と日本語教師養成講座での仕事はしばらくお休みすることに。最後の授業をする時には、まだ週5で働くことは決定ではなかったんだけど、もしかしたら「しばらく日本語教師を離れることになるのかもしれないなぁ」と思い、ちょっとじ~んときた。学期が終わってから、あるクラスの学生と打ち上げに行ったんだけど、そのクラスはめちゃくちゃ楽しかったし、刺激があったし、いろいろな可能性を感じたクラスで。最後、そういうクラスに出会えたのがすごくうれしくって、飲み会の帰り、ほろっときてしまいました(笑)

ただ、全く日本語から離れてしまうというわけでもなく、来年度も国際交流協会で日本語関係の事業は担当することになりそうです。そこではうだうだと真剣に仕事をしてますが。

今、企業と地域が協力して外国人労働者とその家族をサポートする仕組みづくりをしていて。で、地域がただ企業の下請けでもなく、企業を批判するわけでもなく、両者が対等な形で関われるテーブルを作り、そこから少しずつ形を作ってます。日本でもそういう形で取り組んでいる実践というのはないらしく、やっててもかなりおもしろいです。また、時間ができたら報告しますね。

というわけで近況報告でした。
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