ふんでノート ~ちいきづくり・まちづくりと日本語教育

ちいきづくり・まちづくりと日本語教育をつなぐことを,「場づくり・人づくり」から進めていきたいと思ってつらつら書くノート

ええ授業。

2006年02月28日 20時05分38秒 | 日本語教師のお仕事
授業って本当に生き物だと思う。どっと盛り上がったかと思うと、急にしずかになってしまうこともある。今日も養成講座で授業をしたんだけど、全体的には...どうやったんやろな。やや楽しくできたってところかな。やっぱり出てて楽しくない授業は身にならないことも多いんだろうし。

今日は言語学の授業でソシュールやブルームフィールド、チョムスキーの概論。本当に簡単にざっと触れる程度なので難しいことはやってないんだけど、日本語の授業とは距離のある内容なので少し興味関心は持ちにくいのかなということを感じた。

前にも考えたことがあるんだけど、授業がうまくいく時っていくつもの要素がばっちし噛み合ないと無理。
一つには内容。やっぱりおもしろい内容をやらないことにはおもしろい授業はしにくい。わりとつまらない内容でも楽しい授業にしてしまうのが本当のプロかもしれないけど。二つ目は受講生の状態。疲れ、寝不足の時とか不安が大きいときはどうしても授業に集中できない。三つ目は教師の状態。やっぱり教師も疲れてたり、何か心配事なんかがあったりすると授業に入り込めない時がある。授業に望む前にはなるべくじっくりと準備をして、具体的なイメージを作るだけでなく、気持ちの面でもできる限りの準備をしてから入るようにはしてるけど。たまに駄目な時ってある。最初の5分で乗り切れないと、そのままずるずるいってしまうこともあるし。もっと力をつけないとな。四つ目に環境ってあるやろうな。教室が妙に暑かったり、寒かったりうるさかったりすると集中できないってのもある。以前、エアコンからたばこの臭いが入ってきて、受講生が途中で頭が痛くなったりしたクラスがあった。...お手上げです。

これが全部ばっちりかみ合って本当に満足いく授業になると思うと、本当に大変な仕事だなと思う。その分、そう感じたときの喜びは最高やけど。

でも、どんな状況でも見事にさばけるようになりたいもんやな。
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スウェーデン、おめでと。

2006年02月27日 10時04分59秒 | もろもろのこと
オリンピックも終了。

優勝 スウェーデン
準優勝 ノルウェイ
3位 チェコ
4位 ロシア

という結果でした。最後、スウェーデン対ノルウェイの試合は3ピリ白熱したゲーム展開で面白かったなぁ。やっぱフォシュベリが途中から参加したのは大きかったな。ノルウェイは動きが硬いというコメントがあったけど、予選ではもっと動いていたんだろうな。ルンドクヴィストがリバウンドが多く、大丈夫かなと思ったけど、なんとか堪えきった。

チェコ対ロシアは何かすっきりしなかったなぁ。チェコを応援していたので勝ったのは良かったけど、ヤーガーは2ピリの途中でベンチに引いてしまってたし。結構ペナルティが多いだけじゃなく、その判定ですっきりしてない感じがした。コバルチャクも1ピリで終わってたし。もうちょっと見たかったなぁ。それにしてもロシアってほんまに個人技のチームなんやなぁと改めて実感。とことん一人で攻めてたもんな。

上位4チームにはRangersの選手も結構いたけど、これがええふうに影響したらええのにな。影響が疲れとなって出てこないように祈ってるわ。とりあえずヤーガーも軽症でNHLの試合には出るみたいだし。とりあえずプレーオフを確実にして、できればディビジョン1位で出て欲しいな。フライヤーズにフォシュベリが戻ってきて、勢いが戻るかなと思うとちょっと手強いけど。
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自分らしさ

2006年02月26日 22時38分32秒 | 人づくり・場づくり
昨日、友達と飲んだ。2人、外国人の友達がいたんだけど、同じようなことを言ってた。「今まで日本人にばかにされたことがある。そのときはすごく悔しい。名前だけ見て『外国人か』って感じでばかにされたこともある。いつか見返してやる、外国人でもここまでできるってことを証明したい」と。話を聞いてると、二人とも周りにはすごく理解力がある人がいるし、それはすごく感謝しているというのが分かる。でも、それでもいつまで経っても忘れられないようなことがあるんだなと感じた。

一人はびっくりするくらいに明るくて元気なんだけど。「...うまく仲間に入るのに、勉強もできないし、最初は言葉もできなかったし。だから日本語を覚えてたくさんしゃべって明るくするようにした。おもろいやつって思われたら仲間に入れるでしょ?もちろん、それはもとからの性格もあるけど。そうやって日本でうまくやっていくために、いろいろせなあかんこともあるねん。でも、最後は自分やと思う。自分らしさを失ってしまうと絶対にあかんと思う。周りとうまいことやらないとだめやけど最後まで自分でいかなあかん。これは結構難しいけど」

何か巷では一人一人が大事。自分らしさが大事、"only one"ってことをよく聞くけど、何かそれと同じことを言ってるんだけど違うような気もしてきた。
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「これは一個でも二胡です」

2006年02月24日 18時39分22秒 | 人づくり・場づくり
小学校5年の時に中国からやってきて、それからずっと日本で生活している友達がいる。めっちゃまじめでほんまにええやつ。先週、近所の国際交流協会でイベントがあって、そこで彼は二胡を演奏したんだけど、その時の話。

「ぼくは中国から小学校5年生の時に日本に来て。最初は日本語も何も分からなかったし、誰も助けてくれなかった。一生懸命がんばって勉強して、なんとか高校にも行って、今は大学にいるけど、本当に大変だったんですよ。でも、日本語が上手になって生活に慣れてくると、自分が中国人じゃなくなるような気がして。で、僕は別に文化とかそういうものってそんなに好きじゃないんですけど、何かやらないと不安で。何かないかなぁと思って、それで二胡を習いはじめたんです。僕は今もう20になるし、音楽のセンスもないから上手になるとは思っていないんだけど、でも、二胡を弾いてるといろんなことを感じる。うまく言葉にならないですけど、何をかは良く分からないですけど何か忘れたらあかんって気持ちがあるんですよ。日本でうまくやっていくためには日本に合わせないといけないところもあるけど、自分が中国人ってことを忘れないように。ぼくは中国人だけど日本にいるからどっちかじゃなくって、両方でうまくやっていかないといけないと思ってるんです」

そう言って「ふるさと」を弾いた(あの、「うさぎ、追いし~」のやつ)。まだ2回か3回しか先生に習ってないらしく、演奏はぎこちなかったけど。彼と会場とが一体になった感じが心地よかった。イベントに参加していたハルモニたちが、最初は座って聞いていたけど、途中から立ち上がって覗き込むように演奏を眺めてた。中には途中から一緒に歌い出す人もいた。こうやって人と人が出会う。ほんまにええことやと思う。

「ハルモニも演奏を聞いていったい何を思ったのかな」

すごく印象に残る一日だった。

(その後飲みに行って、そこでもいろいろ話をしたから、その時の話も混ざってるかもしれないけど。酔ってからしゃあないよな...ちなみにタイトルは彼が演奏の前に言ったギャグ。めっちゃシンプルやけど、めっちゃうけてた。ちょっとジェラシー
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分類。

2006年02月24日 16時23分23秒 | 日本語教師のお仕事
日本語教師養成講座で授業をしてるといろんなタイプの学生に出くわす。昨日も「いろんなタイプの学生がおるんやなぁ」ってことを感じて。ちょっと分類してみた。ちなみに僕が行っている養成講座では概論的な講義を受けてから日本語の授業の演習、実習へとうつる。

例えばこんなタイプ。
(1)教師の説明をとりあえず書いて終わりの人。(2)教師の説明を頭で理解できたらそれで終わりの人。(3)説明を自分の感覚と摺り合わせて納得いくまで考える人。(4)その説明の内容が実際の現場とどう関係するのか、どう授業をするのかというところまで考える人。

(1)の人は結構演習とか実習に入ると苦労する。っていうか、何をしていいか分からないって感じで途方に暮れるという感じ。全く何も素材がないのに料理をしろって言われてもできないもんね。(2)の人は何となくいろいろな知識はあるんだけど、それが一体何なのかは自分でも分かってない。実習になると何ができるか分からないけど、素材切って鍋に入れて煮てみましたって感じになる。愛のエプロンで出てくるすんごい料理みたいな感じ。(3)この辺になると勉強の仕方だけでなく、自分に何が必要なのか分かってるよなって感じ。演習、実習も最初は苦労するけど、でも、慣れると早い。(4)になると、「え、教壇に立つのほんまに初めて?」って人も出てくる。自分が受けてる授業を知識を得る場所としてとらえているだけじゃなくて、どうやって教えてるかってことも観察してるんやろな。岸朝子も思わず「おいしゅうございます」って唸るようなものが出てくる(...あれは唸ってるのか?)。

今行ってる養成講座では(1)~(4)まで全部いる。でも、これって演習とか実習の前に受ける基礎的なっ講義の段階でどんな授業を受けたかってことで結構変わる気がする。(1)~(4)って教師にもそのままあてはまるやろうな。説明をして終わりの人、説明を理解してもらって終わりの人、感覚的に分かってもらえるように授業をする人、それが現場の何と関係するのかまで踏み込む人。

やっぱり学生は教師の鏡やね。

あ、でも、たまに「教師の言うこと何か最初っから相手にしていない人」「教師の言うこと何か聞いてられない」って人もいる。あれはどないしょうもないなぁ~。
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準々決勝

2006年02月23日 08時55分55秒 | もろもろのこと
準々決勝が終了。

スイススウェーデンは6-2でスウェーデンの勝利。Sundin が2ゴール、Alfredssonが3アシスト、Forsberg、Lidstromがそれぞれ2アシスト。ゴーリーはLundqvistやってんね。出てるって知らんかった。

アメリカフィンランドは4-3でフィンランド。
2ピリのOlli Jokinenの2ゴールが大きいな。アメリカもがんばったんだけどな。攻撃力にもっと迫力が欲しいなというのが正直なところ。でも、1試合も見てないのに、分かったようなこと言うなというのも正直なところ。

ロシアカナダは2-0でロシア。Ovechkin、Kovalevが1ゴールずつ。
両チーム合わせてペナルティが18って結構荒れた試合なのかな。Brodeurも1ピリ、2ピリ合わせて27本のシュートを防いでたけど、最後3ピリに2点。やっぱロシアの攻撃力はだてやないね。

最後、チェコスロバキアは3-1でチェコ。
Rucinskyが1ゴール、1アシスト、Straka、Hejdukが1ゴールずつ。スロバキアも3ピリにGaborikが1ゴール。チェコは今回はHnilickaがゴーリー。やっぱカナダ戦で2ピリからきちんと押さえたからかな。

NY Rangersの選手もがんばってるよなぁ。

準決勝はフィンランドロシア、チェコスウェーデン。どっちもめっちゃおもろそうやね。個人的にはLundqvist対Jagr、Straka、Rucinskyってシーズン中にはあり得ない対決なので興味津々。う~ん、どっちにも勝ってほしい!

決勝はテレビでも放送されるみたいだし。あ~、楽しみ楽しみ
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チェコ VS カナダ

2006年02月22日 03時04分20秒 | もろもろのこと
アイスホッケーをテレビ観戦。チェコカナダの一戦で両チームとも既に決勝トーナメントを決めてるんだけど、ほんまにおもろかった。

1ピリはカナダが3点先取。ただカナダが好調というよりもチェコがちぐはぐだった印象。ゴーリーも結構イージーミスをしてたような気がする。ハシェックがおったらというのは言ってもしょうがないけど、カナダのブロデューアとはできが違ったなという印象。

2ピリはチェコもゴーリーを変更。パス回しもうまくいくようになって1点返した。やっぱりヤーガーうまいね。おっと思わせるパスが出てくる。

3ピリもチェコが圧倒的に押してた。Eratは激しかったし、めっちゃ早いなぁ。見てて気持ちいい。最後、6人攻撃もできず、結局、2ー3で負けてしまったけど、内容的には今後もすごく期待できる感じ。スピード、パスワーク、見ててほんとワクワクした。あ~楽しかった

決勝トーナメントはスロバキアかな。これも面白そうやね。Peter Bondra, Pavol Demitra, Marian Hossa, Marian Gaborik, Zdeno Chara, Andrej Meszaros。決勝トーナメントということもあるけど、今日以上に激しい試合になるやろな。何とかこの試合見れないかな。めちゃくちゃ見たい!!!

チェコは後半めちゃくちゃにいい試合内容やったけど、カナダはこんな感じでいけるのかな?ちょっと心配。防戦一方で攻撃もちぐはぐ。

それにしても選手の名前って難しいよな。スペルは分かるけど、読み方は分からない、あるいは違う読み方だって思ってたケースが結構多い。Martin St. Louisが「マータンサンルイ」だって。「McCabe(?だったっけ)」がマケーブ(これはそう言えば、そうかな)。そう言えばJagrは「ヤーガー」だし、Cajanekが「チャヤネク」。「Forsberg」は「フォースバーグ」って書いてるところもあれば「フォシュベリ」って表記してるところもある。いろんな地域から集まってるからだと思うけど、読み方難しいわ

基本的には日本語は原語の発音に近付けて表記ということになってるんだけど、結構スペルに影響されることもあるような気がする。原語の発音に近付けて表記するという大原則は分かっていても、発音に自信がなくてスペルを参考にしてるってこともあるんじゃないかな。そうなるとますますややこしくなるなぁ。独立行政国立国語研究所(独立行政だけど国立って変なの)が外来語の言い換えを提案したくなる気持ちもよく分かるわ。うんうん。でも、アイドリングストップが「駐車時エンジン一旦停止」って...絶対みんな省略とかして、分からないって人が出て来そうやな
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もう一歩先

2006年02月21日 00時51分19秒 | 人づくり・場づくり
医療人類学者の宮地尚子さんは人が外国でうまく生活するために必要なものとして、(1)安心できる場所(2)仲間(3)ロールモデルをあげている。安心できる場所とは、自分のことを分かってくれる人だったり、気兼ねなく話ができる人、あと母語で自由に話できる相手などがそれに当たる。仲間は同じような境遇におかれている人のこと。自分のことをよく分かってもらえる。最後のロールモデルは自分がこれから進んでいく一歩先を進んでいる人のこと。先輩のような感じ。

こういった要素があって初めて外国でもうまく生活できると言われている。もちろん、外国人が抱えるストレスが根本から解消されればベストだけど、それはなかなか難しいところがある。そういった場合もある程度環境がそろっていればうまくやっていけるということ。

この3つの条件って個人の問題じゃなくって、そういった環境がそろっているかどうかの問題。だから、外国人が外国でうまくやっていくためには周りのサポートが必要ということ。

それにこれは言語、コミュニケーションが上手になったらそれで解決するような問題でもない。確かに言語が解決する部分というのもあるだろうけど、それは悪循環の一部を解決するに過ぎない。

今回の長浜のケースでも夕刊を見ると、「一方的に疎外感を感じていた」なんて記述があるけど、それって何にも分かってないよなって思う。上の3つの条件を比較的揃えやすい人と揃えにくい人がいることを理解しないと何にも先に進まないように思う。病気の履歴を紹介されてたけど、そこで個人の問題にして終わりにしてしまったら何にも先に進まないと思う。義理の弟がテレビに出て、異常性をクローズアップさせるかのようなコメントをしていたけど、その先を見ないと。

もう一歩先を理解しないと、ええ町って何なんやろって観点から捉え直さないと、あかんのやろうな。

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金。

2006年02月20日 14時04分38秒 | 日本語教師のお仕事
さわやかにトリノオリンピック、金メダルの話じゃなくて。もっと生々しく、「おかね」の話。

養成講座で受講生の人に質問されたんだけど、日本語教育はお金にならない。基本的にお金を儲けようと思ったらお金持ちを相手にしないと。日本語教育が相手にしているのは、もちろんお金持ちもたくさんいるけど、圧倒的にそうではない人が多い。

だから必然的に教師の待遇も良くない。ひどい日本語学校だと「日本人なら日本語教師くらいできるだろ。この待遇でやりたくないんだったらやめてもいいですよ。かわりはいっぱいいるんだから」というような経営者もいる。それに待遇が悪くっても、それでも日本語の先生になりたいという人もいるので、なかなか状況は改善されない。大変な職業。

お金面はどれくらいなんやろね。経験とかによって結構大きくかわるし、ここに書くのはずいぶん前の情報も含まれるけど、1コマ(1時間くらい)コンビニアルバイトの2.5倍から3~4倍くらいといったところかな。ただ最初から、多く入れないのでかけもちしている人が大半。ちなみにぼくが始めたときは、週10コマ弱だったので月8万に届かなかった。そのときは実家にいたし、大学院にも通ってて仕事をたくさん入れるつもりはなかったってのもあるけど。

日本語学校ではなく、大学で教えはじめると非常勤でも結構待遇はあがる(1コマ90分だけど、60分で計算したらコンビニアルバイトの5倍くらいかな)。大学によるけど、年間契約になるので、夏休みや冬休みの間もお給料が入ることが結構ある。日本語学校では夏休み、1か月まるまるお給料がもらえないこともあるから、それと比べると雲泥の差。単価もあがるというのもあるしね。ただ、そのためには修士号をとってないといけないので、ハードルが高いことも確か。最近、日本語教師を対象とした大学院もいくつか作られたけど、2年間、みっちりと勉強をして最後論文を書くという作業はとても大変。

で、どちらにしても今期のコマ数がその次の学期でも確保されているかというとそうでもない。増えることもあれば、減らされることもある。計算が立たないというのが結構きつい。やっぱり大変な職業やな。

ただ、それ以上に得られるものは多いとは思う。楽しみながら仕事ができるというのは何ものにもかえがたい。向いている、向いていない、天職かどうか(この言葉はすごくうさんくさいと思うので嫌い)ってこともあるのかもしれないけど、それよりも「好きかどうか、学生と一緒に楽しめるかどうか」。これが日本語教師でやっていけるかどうかの全てだと思う。

でも、生活費稼げなかったら生活できへんもんな、とも思う。
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仕事。

2006年02月19日 23時21分10秒 | もろもろのこと
今日も疲れたなぁ。

トリノのアイスホッケー。

今はグループリーグの段階。何となくカナダとかアメリカが上位につけるのかなと思っていたけど、フィンランドとスロバキアが首位。ええ選手がいるってのもあるし、きっと調子がええんやろうなぁ。カナダもアメリカも確かにええ選手はいるけど、インパクトに欠けるチーム構成って気がするし。ただ、決勝トーナメントになると変わるのかもしれないけどね。チェコはヤーガーがけがをして、どうなることかと思ったけど、今日の試合には出ていたので一安心。オリンピック後のNHLでもがんばってもらわないといけないもんね。

スイス、ちょっとがんばってほしいなぁ。NHLの選手はいなかったはず。相手チームがなめてかかったのかもしれないけど、カナダにも勝ったもんな。決勝トーナメントでも一波乱起こしてほしい。

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スイスにもNHLの選手ちょっとだけおったわ。訂正、訂正。
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28歳。

2006年02月18日 06時05分08秒 | もろもろのこと
昔(と言っても3、4年前だけど)「28になったら急にお酒が弱くなった」とか「徹夜できなくなるで」ということをよく聞いた。その時は(そんな急に変わらへんやろ)って思ってたんだけど、最近、「きついなぁ」と思う。

お酒は確かに弱くなった。生中15杯とか缶ビール2本と泡盛1本(750ml)とか生中2杯とワイン2杯、それから日本酒一升瓶で半分ちょっと...なんて飲んでた時もあったけど。それが今は下手したら生中2杯でええ気分。もう十分って感じに。

徹夜もできへんくなったなぁ。今週は珍しく週に2回も徹夜してるけど、かなりの覚悟で望まないと無理。今日も仕事じゃないからできるようなもんで。

28歳って一つのターニングポイントやな。
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日本語教師

2006年02月17日 22時55分09秒 | 日本語教師のお仕事
日本語教師の仕事ってすごく人間的な関わりを要求される仕事。

相手は大人のことが多く、プライドも自尊心も持っている。頭も心も大人だけど、言葉がうまく出てこないという人とどう関わっていくかということは、そんなに簡単なことではない。人にはそれぞれの歴史があるし、求めているものも違う。そういった人たちと真摯に向き合おうとしたら、決まりきった日本語の教え方なんて通用するわけがない。

文法の教え方、語彙の導入の仕方、読解の授業の進め方だとかで「決まりきったやり方を知る」ということは決して無駄ではない。ただ、それに固執してしまうということは、授業で目の前にいる相手を無視するということに等しい。自分の立てたプランを目の前の相手がどれだけ忠実に消化し、近付いていくかということを喜びとするなんておぞましい。

もちろん、習得順序仮説があって言語は決まりきった順番でしか学べないという主張もある。でも、日本語での証拠というのは英語ほど強固なものではないし、語順をベースとした英語と格助詞を中心に語順ではなく言語表現の選択が問題になる言語とでは全く話が異なるように思う(これは思っただけ)。

それに順序があるけれども、現実問題、切羽詰まっていて、それになんか従ってなんかいられないという人がいることも確か。それでもいわゆる「科学」を楯に自分のやり方を押し通すとすれば、それは暴力以外の何物でもない。学習者は人じゃなくて、工場のベルトコンベアに乗せられた「製品」以外の何物でもない。

言語だけ見て相手を人として見れない、自分のやり方にこだわって相手を見れない。どちらも木を見て森を見ずだと思う。
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発想を変えないと。

2006年02月17日 18時10分35秒 | もろもろのこと
滋賀、長浜で園児が刺されて死亡。また、子どもや。

まだ詳しいことは分からないし、マスコミ自体しっかり確認せずに報道している可能性もあるので、今の段階ではコメントは避けないといけないと思うんだけど。

やりきれないなぁ。本当にやりきれない。

報道や新聞をとおして、今回の事件で関係した人が「特異な存在」としていかに作られていくか、その「特異な存在」がどういったカテゴリーに位置づけられていくか、そこに本当に妥当性があるのかということはきちんと見ておかないといけないだろうな。

それから、こういった事件を防ぐ方法ばかりを考えると、結局自分の身は自分で守るって話になってすごく殺伐とした方向へ話が進むような気がする。そうではなくて、事件の原因ではなく、さらにもう一歩踏み込んで原因を生み出した土壌を組み替えて、原因を生み出さない土壌とするためにはどうしたらいいのかということを考えないといけないなとつくづく思う。

対症療法的なことって結局いたちごっこにしかならず、負担・不満が限界に達したら爆発するだけ。

きっとテレビとか新聞とかでも原因と対策の追求ばかりをするんだろうな。やってられない。
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始まったで~。

2006年02月16日 04時11分46秒 | もろもろのこと
スウェーデン、フィンランド、カナダは順当に試合に勝ったみたい。やっぱNHLの選手の数がそのまま成績に反映される感じやなぁ。チェコも順当に勝利。ヤーガーもぼつぼつ頑張ってたみたい。ただハシェックが途中で負傷退場したのはちょっと心配。ロシアとスロバキアはスロバキアが勝った。スロバキアは結構いいところまでいくかもな。アメリカはラトビアと引き分けやったけど大丈夫なんかな。アメリカはちょっと攻撃陣に破壊力が欠けるのかなぁと思ってたけど、そんな感じ。これから厳しいやろな。
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脱アイデンティティ

2006年02月15日 15時14分36秒 | リサーチ
NHLもオリンピックということでしばらくお休み。Rangersは1位のまんま。ええ気分やね

頭を切り替えてオリンピックの応援でもしようと思っていたが、問題発覚

テレビで全然やらへんやん!

今日から男子の予選が始まるんだけど、放送は衛星放送ばっかり。えらいこっちゃで。予選といってもあなどれない。出場するチーム数が少ないので、予選から結構好カードがいっぱい。今日のロシアスロバキア(ロシアはKovalchuk、Ovechkinの攻撃っておもろそうやし、スロバキアもPeter Bondra、Pavol Demitra、Marian Hossaとかタレントそろってるよなぁ)、明日のスウェーデンロシア(スウェーデンはForsberg、Daniel Alfredsson、Naslundがセットで出たらおもろいなぁと思ってたのに、Naslundはけがで不参加。Forsbergも出れるんやろか。ゴーリーはLundqvistやったらうれしいな)なんて結構ええゲームになるんちゃうかな。(なんかミーハーやなぁ)

ま、確かに日本が出てないし、日本でアイスホッケーってそんなに盛んなスポーツじゃないってのも分かるけど、悲しいな。だから、ニュースでもわざわざ放送することはないやろうな。でも、逆にたくさん放送されたら、それはそれで仕事が手につかなくなるから、よしとするか...。というわけで研究へ。

全然話変わるけど最近、上野千鶴子の「脱アイデンティティ」という本を読んでいます。ジュディス・バトラーの「エージェンシー」という概念も分かりやすく扱っていていいです。語学教育でも社会学的なアプローチの研究が増えてきて、アイデンティティを取り上げる研究が増えてきてはいるけど、これを読むともう一歩先へいかないといけないなと考えさせられます。ジュディス・バトラーは前から読もうとは思っていたけど、難しいという話を誰かから聞いていたので、何となく避けてました。でも、読んでみようかなという気になってます。
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