家の中を歩く度に床からキーキーと音が出るのはイヤなものです。マンションの場合には、この音は下の階まで響いてしまうこともあります。床を踏む度に音がしてしまう、これを床鳴りと呼びます。床鳴りは、時間の経過によってひどくなっていくことが多く、補修しないと直りませんので、内覧会ではしっかりと確認したいものです。床鳴りの原因は、人の重みで床がたわみ、部材同士がこすれるからです。こすれが、どこでどのように生じているか、それをどう直すか、この見極めはプロでなくては困難です。
床鳴りを見つけるのは、まず、床全体をしっかりと体重をかけて歩いてみます。床全体を歩いてみて、歩く度に、床のこすれ合う音が部分的にしたら、今度は、一本足で立って、その部分に更に体の重さを加えて、数度、踏み込んでみて下さい。踏み込む度に、キーキーと、床のどこかがこすれあって、音が出る場合は、床鳴りですので、不具合として指摘して下さい。
床には、コンクリートスラブの上に直接フローリングを敷き並べる直床工法、そして、フローリングとスラブの間に空間を空ける二重床工法の2種類があります。直床工法では、こすれあうものがないので、床鳴りは原則起こりません。床鳴りは二重床の場合に生じます。内覧会で、床鳴りと思われる箇所がありましたら、写真のように、テープを✖印に付けておくのが良いでしょう。直してもらいたい重要な箇所だからです。(610)
床には、コンクリートスラブの上に直接フローリングを敷き並べる直床工法、そして、フローリングとスラブの間に空間を空ける二重床工法の2種類があります。直床工法では、こすれあうものがないので、床鳴りは原則起こりません。床鳴りは二重床の場合に生じます。内覧会で、床鳴りと思われる箇所がありましたら、写真のように、テープを✖印に付けておくのが良いでしょう。直してもらいたい重要な箇所だからです。(610)