写真はマンションの内覧会で撮ったものです。場所は洗面台下の点検口のカバーを開けたところです。ご覧頂きたいのは、①、②、③と番号を付けた箇所です。これらは不具合ではなくて、良い点と思ったので、ご紹介します。
まず、①についてです。赤い給湯管ケースの周りに、黒いドーナツ型のカバーがあります。このカバーは給湯管を通すために開けた穴の周りをふさぐためのものです。感心したのは、カバーの外回りと内回りをノリ付けしていることです。一般には、ここにはカバーを置くだけでノリ付けはしてません。ノリ付けすれば、床下から冷たい風が入ってくることが防げます。
次に、②についてです。赤い給湯管ケースの中には架橋ポリエチレン管という樹脂で作られて給湯管が入っています。給湯管を赤いケースで保護している訳です。このケースが点検口の角に当たりますので、そのケースを保護するためにクッションを入れています。地震などで建物は揺れます。揺れれば、こういう箇所はこすれます。こすれれば、長い間には、切れる可能性があります。そういうことを考えて、赤いカバーの上に保護材を巻いたわけです。
③は漏水の検知器です。洗面所で漏水が起きれば、床に溜まります。水を検知するとピーピーと鳴り、漏水を知らせます。水は低いところに溜まりますので、一番低い床スラブの上に置いてあります。これは最近のマンションには設置されているケースが多くなって来ています。(21219)
プロチェックのご案内とお問い合わせ
100%買主の味方です。今までに2000戸以上のマンションや一戸建ての内覧会の全てに、私自身が立ち会ってきました。この経験に基づいて、内覧会では、あなたのマイホームを丸一日掛けて、隅から隅まで、低料金で丁寧に検査します。買主側の建築士として、損をしない、悔いを残さない、買主に安心を!これが私の信条です。お住まいになってからでも、不具合や不明な点が出ましたら、いつまでも無料でご相談に応じます。
新築・中古のマンションや一戸建ての購入、内覧会の立会い、お住まいの悩み、リフォーム工事、マンションの大規模修繕や管理費削減など、お住まいに関するご相談をお待ちしています。お問い合わせは、お電話:090-7811-4865、もしくはメール:tykyb@agate.plala.or.jpでお願い致します。