生きる

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花を咲かせろ!ダルスン  64

2018-01-11 17:33:47 | あの空に太陽を 68

しかしその声はヨンファには聞こえなかったのか、ダルスンの方を振り返ります。その眼には涙があふれていました。驚いたダルスン、ヨンファは探していた娘のウンソルが実は2年前に結核でなくなっていたと話したのです。ダルスンは、例えいなくなったとしても、きっと心のどこかでお子さんは生きているからその思い出を大切に生きていかれたらよいと言います。ヨンファは皆すぐ忘れると言うのにあなただけは心のどこかで生きている、と言ってくれた。そうね、きっと心のどこかで生きていてくれているのね。久しぶりに勇気がでたといいます。

二人で喫茶店で色々思い出話をして、別れ際にえんじ色の菊の花の鉢植えをヨンファに送って、この花が咲くころにはきっと心が落ち着くからとダルスンは慰めたのです。久しぶりに笑顔を取り戻して帰宅したヨンファに、家族は安堵したのでした。

姉さんは最近別れた息子に会いたくなります。確かハンガン製靴に勤めていたと聞き会社に訪ねていきます。社員からホ室長はソンイン製靴社に出向していると聞き、息子が出世したと喜びます。ソンインといえばダルスンも勤めている会社だと、ソンインへと向かいました。会社の前で待っていると出てきたホンシクらしき息子、立派になった!社員から一斉にあいさつされています。出世した息子を見て涙ぐんでいた姉さん、ぼんやりしていてスリにバッグを奪われてしまったのです。そのスリを追いかけてバッグを取り戻してくれたホンシク、姉さんはお礼を言って別れました。帰宅してダルスンからホンシクのことを聞き、優しく自分にも接してくれ、評判が良いと聞き喜びます。そして実は彼は私の息子だが、そのことは言わないでほしいとダルスンに言ったのでした。

ホンシクの父の伯父はハンガン製靴の社長で、ユンジェの父でもあります。ホンシクの父はテソンの妹と偶然知り合い、その妹が彼に熱を上げていましたが、偶然、彼の娘のヒョンジョンと映画館の入り口で出会い、彼が妻と別れたとは言え、2人の子持ちであることがばれて、別れることになってしまったのでした。

テソンはキム・ハンスからウンソルの死を受けて、株などの整理を任せてくれと言われ、てっきり自分の方へ来ると思い、快く承諾したのです。一人ニヤリとしながら整理をするハンスでした。

ホンシクはダルスンにユンジェと本当に別れたのかと聞きます。ダルスンはもともと釣り合う相手ではなかったと答えたのです。そんな話をしているダルスンを見てホンジュはダルスンがホンシクに乗り換えたのかとうたがったのでした。

しかしユンジェはいまだダルスンをあきらめられず、一人酒場でやけ酒を飲んでいました。

ある日他の会社の社長と会う約束で、一人バーに行き待っていたテソンの個室に、他のバーで歌っていた歌姫が借金取りに追われてテソンのいる部屋に飛び込んできたのです。びっくりするテソン。