ドリーム 2(セカンド)

長坂徳久が語る夢教育(ときどき日常)

攻防の間合と機会

2011年01月02日 06時15分19秒 | 教育・指導法
今日は、


【攻防の間合と機会】


のコンテンツを作りました。


少年部を中心として学科を見直していくと意外なことに気づきます。




「少年部が少林寺拳法の学科として覚えなくてはいけないことはそんなに多くはない。」



理解すること。実践することは簡単なことではないでしょう。



しかし、「覚えるべき基礎知識」「専門用語」はそんなに多くはありません。



文にして暗記しようとすると難しく感じます。
しかし、キーワードやキーセンテンスを抽出してみたら、大した量にはなりません。


初段受験前に詰め込もうとするから大変に感じるだけでしょう。



日頃から少しずつ(1回5分でもいい)を繰り返すことが大切。


一度に60分やるよりも、一回5分を12回繰り返すことのほうが効果は大きい。


これは脳科学の観点からみても間違いないと思います。

少林寺拳法からはじめる

2011年01月02日 02時02分15秒 | 少林寺拳法(ライフワーク)
今年は、元日稽古を実施しなかったので、夕方までゆっくりしていました。


このまま一日だらだらしとこうかな・・とも思いました。


しかし、一年の計は元旦にあり。

元旦は、1月1日の朝のこと。

その時間は少林寺拳法の教材を作っていました。だから、自分としてはokの出だしでした。

一年の計は元旦にあり。そして、元日にあり。
一日の計は朝にあり。

やはり、夜九時には道場へ来て、道衣に着替え、一人で稽古しました。

鎮魂行と軽い基本です。

自分の中で、やはり少林寺拳法からはじめる一年にしたかったのです。




第四の発達障害

2011年01月02日 01時40分16秒 | 教育・指導法
2010/8/3 教材会議の伝達講習会提出レポート


子ども虐待という第四の発達障害


TOSS極楽橋 長坂 徳久


 杉山登志郎氏の著作に「子ども虐待という第四の発達障害」(学研)がある。

 
 杉山氏は発達障害を四つに区分している。

1,精神遅延、肢体不自由などの古典的発達障害

2,自閉症症候群

3,学習障害(LD)、注意欠陥多動性障害(ADHD)などのいわゆる軽度発達障害

4,子ども虐待


 杉山氏は、第四の発達障害として「子ども虐待」を取り上げている。虐待を受ける子どもたちの多数に発達障害児が存在すると言う。さらに次に分けている。

・反応性愛着障害と子ども虐待

・解離という現象と子ども虐待

・高機能広汎性発達障害と子ども虐待

・多動性行動障害と子ども虐待


 私は、15年間、児童養護施設で少林寺拳法の指導を続けている。次のことを感じる。

①割愛

②割愛

③割愛

④割愛

⑤割愛

⑥特別なストレスを抱えている。


杉山氏は、次のように書いている。

児童養護施設に暮らす子どもたちは、あたかも昭和三〇年代を生きているようだと述べた。家庭に恵まれず保護された、心に深い傷を負う子どもたちへのこのような扱いは、国家レベルのネグレクトではないか。

児童養護施設に暮らす子どもたちもまた、大切にされなければならない子どもたち、救われなければならない子どもたちの一人であると思う。自らの課題として「反応性愛着障害」について学びを深めていきたい。

※裏面は「子ども虐待という第四の発達障害」より。別紙は10年前に書いたレポート。

エラーレス・ラーニング

2011年01月02日 01時33分51秒 | 教育・指導法
少林寺拳法  橋本西支部 道場通信


ドリーム No.680


発行日 2010年10月28日(木) 発行・文責 長坂 徳久



【エラーレスラーニング】


 エラーレスラーニングとは、「失敗させないように学習させること」「失敗させないように稽古させること」。

 
 成功体験の連続。反対は「エラーラーニング」。挫折体験の連続。


  初心者、小さい子、障害を持った子には、「エラー」を与えてはいけません。「なぜなら、間違いを学習してしまい、それが脳回路になっ てしまうからです。(慶応大学医学部・根本ドクター)


 「人生の早期に子どもに挫折体験を与えて良いことは一つもない」(杉山登志朗氏)


 「エラー」(失敗)をさせずに、導いていく。成功の連続体験で人はものすごくよくなっていきます。なによりも【やる気】は成功体験から 生まれます。

  反対に「トライ・アンド・エラー」という指導方法もあります。これは、うちなら小学Aチームや中学生以上になってやっと必要な指導方 法です。基本がきちんと身につき、かなり上達した人に使ってはじめて有効な方法ということ。

  人として生きていくうえで絶対に失わさせてはいけないもの、それは、「自己肯定感」(自尊感情)です。自己肯定感とは「セルフエステ ィーム」

  でも、間違っていたら、叱らないといけないのでは? と思いますか?

  できていなければ、間違っていれば、まず「やり方を教える」。

  そして、できたら「ほめる」。これが「教えて⇒ほめる」という指導の基本。(少林寺拳法での話しです。)

  多くの人たちは、「教える」⇒「できない」⇒「怒る」(叱るではない。)というパターン。

  しかし、大切なのは、「教える」⇒「できない」⇒「もう一度教える」⇒「できない」⇒「まだできない」⇒「さらに教える」⇒「でき   た」⇒「ほめる」というねばり。

  
   最初(幼児、小学生の間)は、エラーレスラーニングが絶対に必要で効果が大きい。
   ただし、ここでいうのは稽古や勉強のこと。しつけなどの徳育の部分は、叱る⇒わからせるということが必要な場合もあるでしょう。

   
   次回の木曜日には、【魔法のほめ言葉 『いい!』 】について書いてみます。