ドリーム 2(セカンド)

長坂徳久が語る夢教育(ときどき日常)

【指導のシステム】

2010年05月24日 23時00分12秒 | 少林寺拳法(ライフワーク)

少林寺拳法  橋本西支部 道場通信

ドリーム No.667

発行日 2010年5月24日(月) 

発行・文責 長坂 徳久

【指導のシステム】

橋本西のレベルを見たり、聞いたりした他支部の人たちはいいます。

 

「指導者が充実しているんでしょうね? 何人ぐらいいますか?」

 

『社会人は私を入れて三人だけです。』(在籍拳士は現在124名。)

 

「えっ、少ないですね。」

 

『その中でも常時稽古に参加できるのは、長坂だけです。他の二人は半分来れればいい方です。』(最近は、長坂も常時いけるとは限っていない。しかし、やすめない。)

 

「それで、どうやったらあんなレベル(「大会」での中学生日本一や全国トップクラス)を保てるんですか?!」

 

『システムです。少ない人数でもいけるシステムを作ります。』

 

「・・・・」(半信半疑の顔) 

 

指導で難しい(特に、子どもたちの指導)は、「教えることが難しい」のではなく、「子どもたちに言うことを聞かせること」「ふざけずにやらせること」なのです。

 

教えることは、「指導」。後者は「統率」。そうです、統率が難しいのです。

 

しかし、うまく「しくみ」(システム)を作れば、中学生でも指導はできます。そうなれば、中学生はもう「指導上の戦力」となります。

 

具体的な例をお教えします。

 

・長坂が全体を指導する。その間に、舞台上で中学生には、マンツーマンまたは一組を指導させる。(指導する内容、教える視点、評価の視点を端的に指示する。) 

 

・子どもたちが自分たちで稽古する⇒中学生に見せに行く。ダメならやり直し。⇒合格すれば、先生たちに見せにくる。⇒合格すれば次の構成などに進む。⇒全部終わったら休憩。

このようなシステムがあるだけで、子どもたちも意欲的に取り組みます。やることがわかっている。どれぐらいやればいいのかがわかっている。終わればどうなるのかわかっているからです。見通しができているのです。

 

指導する中学生もそうです。「なにを評定(評価ではない)すればいいのかがわかっている。」「評定基準がわかっている。」(長坂が「○○だけみなさい。たとえば、「スピードだけみなさい。」を明確に指示している」ため。など。

 

 【橋本西支部紀北大会 金メダル・銀メダル・胴メダル】

  さて、橋本西支部として、この紀北大会への取り組み(結果ではなく取り組み)に対して、最優秀拳士(金メダル)、優秀拳士(銀メダル)、優良拳士(銅メダル)を選考して授与します。メダルは、支部で購入します。各一人です。みんな、がんばろう!

 

(問題)  大会で橋本西支部の「一番の敵」はどこですか?

 

長坂の解答は次回に。

 

この通信は、橋本西道院・支部の拳士、保護者に発行しているものです。それをブログにも載せています。(最初に、本山・本部に確認して、載せてもいいかを聞いてあります。)