明日配布のAチーム通信。
橋本西支部小学Aチーム通信
後手必勝 5号
2010/5/15(土) 発行・文責 支部長 長坂徳久
【チーター】
「3歩進んで、2歩さがる・・♪」
今日は、こんな感じの稽古だった。
前回の稽古で見つけた「課題」。
それは、蹴の引き足。
引き足を置いたときに、やや前重心になりすぎる。
ややだが、これが気になる。
これでは、次の前への踏み込みが落ちる。
または、後ろへさがるにも一瞬遅れる。
意図的な前重心ではなく、「前重心になってしまった」という態勢だからだ。
高校生の全国大会でも、演武の最後に、極端に前重心にして、迫力を出そうとしているところがある。おかしいと思う。それは「演」武であって、演「武」ではない。
さて、引き足のなさは、「引きすぎるところ」にあると長坂は判断した。引くことを意識するあまり、その反作用で前に足がふれる。それを、「トン」と置いてしまう。(トンと音はなっていない。見て少し気になる程度。) 後重心股関節の捉えがまだできてない。
試しに、ある拳士に蹴らせてみる。そして、やや前重心になった足を内側から長坂が足払い。その拳士は、股裂きのような状態になる。(わざと股関節の柔らかい拳士を使っている。)
「な、これやったら、おかしいやろ? 隙だらけやから相手にやられるやん。金的も蹴れるで。顔も殴れる。」
これが「趣意説明」。(なんのために、こうするのか。こうしたらいけないのか?)
子どもたちが納得出来たら、あとは、稽古させて、こちらが個別評定をしていくだけ。
3歩進んで、2歩さがる。
そんな稽古の日々だ。
しかし、それでも毎日一歩は各実に進んだことになる。
これが日進月歩。
もうAチームは、後ろを振り向かない。