ドリーム 2(セカンド)

長坂徳久が語る夢教育(ときどき日常)

人を見て指導する

2007年11月06日 23時45分23秒 | 少林寺拳法(ライフワーク)

長坂は、敢えて一般ファイナリストには細かく指導しません。

方向性を示す

やり方を示す

ときたまチェックする

だけです。

つまり、子どもたちのように、

「やらせよう」

とはしないということ。

それをしても意味はない。それをしなくてはいけないようなら、一般のファイナリストの資格はない。


牛を川に連れて行くのは、牛飼いの役目。しかし、水を飲むかどうかは、牛自身が決めることである。(中国の言葉)


一句

秋風が
頬にやさしく
ふれるとき
あたなの夢は
希望にかわる

D2ダンスとは

2007年11月06日 22時45分01秒 | 少林寺拳法(ライフワーク)

自然体バレー塾の草野健次先生のブログより。
http://kenjikun.exblog.jp/5984989/

リハビリテーション医学やスポーツの分野で用いられているPNF(Proprioceptive(固有受容性感覚器)、 Nuromuscular(神経-筋)、 Facilitation(促通))基本パターンである回旋を伴った「対角・らせん運動」という独特の運動パターンを組み合わせて、子供から大人まで馴染みの深い「うさぎとかめ」の音楽に合わせて四肢と体幹を動かすオリジナルダンスである。
PNF理論では四肢の運動基本パターンを「D2ライン」と呼んでおり「D2ダンス」と命名した。

 スポーツ動作や日常生活における人間の動きは、単体の関節や筋肉では動いておらず、いくつもの関節や筋肉が複合し合って動いている。このような人間本来の「基本の動き」を駆使して楽しく体を動かしながら、スポーツ障害の予防と改善、及びスポーツパフォーマンス向上を目指すものである。 
 童謡「うさぎとかめ」を選曲した理由は、①子供から大人までなじみが深い、②自然体バレー塾では全国の子供に「最後まであきらめないカメさんの心」を大事にする話をよくしている。


お前に言われたくない!

2007年11月06日 04時54分39秒 | 少林寺拳法(ライフワーク)

中学生や高校生が指導者に叱られる、きつく注意されるとき。

誰もがきつく叱られたり、注意されたくない。

次の2点の感情があるようだ。

1.お前に言われたくない!

これは叱られる人のことを日頃から嫌っている場合。少なくとも尊敬はされていない。
だから、叱ってくれた、叱られたとは思えない。怒られたと思う。
もっと言えば、「この人、勝手に怒ってる!」
と思っている。

中学生や高校生が学校の先生や部活の先生のことで愚痴っているときはそんな様子だ。

私も、門下生や生徒からそう思われている場合もあるだろう。


2.叱られることで、この人に嫌われたのかな?この人に嫌われたくない不安に思うこと。

この場合は、その指導者や先生が好きなのだろうし、尊敬もしているのだろう。

指導者の側からすれば、必要があって叱っている。

でも思春期の子たちは、嫌われてんのかな…?
嫌われたのかな…?
と思ってしまう。

だから、
私たち指導者は、
「先生は、おまえらのことをめちゃくちゃ叱ることもあるけど、それでもおまえらを嫌いになることは絶対にないよ。」

ということを伝えなくてはいけない。

そこさえわかってくれていたら、お互いに師弟のいい関係が作られていくだろう。


そして、指導者は本当に自分の教え子を心から大切にしなくてはいけない。

ひとりの指導者が与える影響は決して小さくない。

ふと、そんなことを思って携帯から投稿してみた。

ブックレビュー

2007年11月06日 02時17分10秒 | 少林寺拳法(ライフワーク)
「一歩、踏み出せない人のために ~やわらかいものが一番強い~」
(少林寺拳法グループ総裁 宗由貴・幻冬舎)

~コンプレックスは、夢や勇気に変えられる。少林寺拳法の創始者である、父の跡を継いだ著者が熱く綴る、亡き父の励ましと自らの挑戦の半生。あなたの迷いが晴れる、愛と気づきの書。~

宗由貴総裁の最新刊。11/3の創始60周年記念レセプションで参加者に配布された。

長坂はその日の夜に一気読み。

少林寺拳法創始60周年、新たなスタートのために指導者には必読書!

全国大会報告会

2007年11月06日 01時37分02秒 | 少林寺拳法(ライフワーク)
今日は、8時~9時まで、少林寺拳法の全国大会報告会。

支部では、各種全国大会の前に「壮行式」を行う。

そして、終了後は「報告会」を行う。

今回の報告会は次のとおり。

①大会結果報告(土橋副支部長) ※結果は↓のブログにあり。

②中学生団体への優秀賞(発表の部は全員表彰)の授与。

③同拳士の一分以内スピーチ。

④小学生団体への優秀賞(発表の部は全員表彰)の授与。

⑤同拳士の一分以内スピーチ。

⑥一般女子初段の部優秀賞(第2位相当)の拳士の表彰。

⑦同拳士のスピーチ。

⑧一般男子三段の部優良賞(第4位相当)の拳士の表彰。

⑨同拳士のスピーチ。

⑩ここからがサプライズ、支部長が用意した特別の金メダルを出場した拳士全員
 に授与。
 泣いている拳士もたくさんいた。長坂も泣いた。静かにしっかりと授与した。
 大会の結果に涙しているのではない。いままでともに稽古に励んだことに感謝し て、それが終わることのさびしさに涙しているのだ。
 なによりもいままでのことに胸がいっぱいになるのだ。

⑪終了。

⑫終わってから、ファイナリスト(全国出場拳士)の保護者に壇上に上がってもら  い、お礼の挨拶。

⑬メダルのケースを保護者に授与。おかしなことだか、本当は適当に配ればいいの を、急に思い立ち、一人ひとりの保護者に順に手渡した。
 お礼とともにお互いに感謝の握手。

⑭長坂は言った。
 「こじつけのようですが・・・保護者の方はこのメダルのケースのような存在だ  と思うのです。メダルは拳士。そのメダルをしっかり包み込み、支えているの  がケース。だからこそ、メダルも輝けるのです。今までありがとうございまし   た。本当に感謝します。」

とっさに思ったことをしゃべったのだ。拳士はメダル、保護者はケース。そし  て、指導者は、メダルをかける「ひも」ではないだろうか。

⑮このあとは、拳士、保護者、指導者などみんなが思い思いに写真撮影。
 いつみてもこれはいいシーンだ。

 小学生男子がみんな泣いているのが面白い光景だった。女子は泣いていなかっ  た。(笑)
 
 男子がわんわん泣いていた。
 「このメンバーとの団体演武の稽古が終わるのがかなしい。」
 「このチームでよかった。」
 「このメンバーでよかった。」
 という涙であったそうだ。
 
 昨日の大会の演武が終わった後ですでに、
 「これでこのチームが解散になるのがいやだ。」
 といって泣いていたそうだ。

 支部のすべての拳士が全国大会に出場できるのではない。
 しかし、今回は、日ごろから稽古に来ている拳士のうち約1/4の29名が全国大会 に出場した。
 でも、この報告会には出場していた拳士保護者もたくさん参加してくれた。

 だからこそ、支部長としてはそんな保護者や拳士には感謝だ。そして、気も配ら なくてはいけない。

 そのあたりのバランスは難しいが、大切なことだ。


 「報告会」はすべてチャラになる瞬間。
 
 いままでの厳しかった稽古、大変だった送迎、チームでの諸問題。

 すべてが、いい思い出に代わり、再スタートを切るときなのだ。 

「パンザーイ! それでは、みなさん、これでお開きとなります。ありがとうござ いました。」

 という感じ。
 
 だから、「また、がんばろう!」とみんなが思う。
 
 今年も一区切りつきました。感謝します。