ドリーム 2(セカンド)

長坂徳久が語る夢教育(ときどき日常)

昇級試験

2007年11月24日 22時03分23秒 | 少林寺拳法(ライフワーク)
いま、二階の道場で、「三級昇級試験」を行っています。

受験しているのは、中学生、高校生全員。

そうです。一番下は、二級拳士。一番上は二段拳士。

つまり、全員「再受験」です。

当然、正式な昇級試験ではありません。それをクリアして、みんないまの級、段にあるのですから。

しかし、不合格になると、3級のレベルにないということなので、「白帯」に戻すと宣言してあります。

次のとおり。

①うちは、少年部で初段を取っている中高生が多く、一般部科目で習っていない技もある。

②また、少年部で稽古、受験しているので、技も、「できていればいい」というようなレベルなのが正直なところ。

③このままでは、いま初段の拳士は、二段にいけませんし、少年部一級までとった拳士も、いつまでも初段がとれません。

④そこで、全員一緒に、「もう一度一般三級から稽古していこう。」ということにしました。

⑤そして、実際に「本当の昇級試験」のように試験します。

⑥当然、できていて当然なので次の合格ラインです。

・85点以上を合格とする。(通常は七割ですね。だから、八割五分ということ。)かなり厳しいです。
・三級実施科目以外の履修科目(送小手、送巻天秤など)もすべて試験する。
・技は、左右を行う。
・攻者、守者ともに、「弱い攻撃・反撃」(つまり形だけの技)はすべて、不合格点。「気合」が入っていない場合も不合格点。
・不合格者は、追試験を重ねていく。


このシステムを、次は「二級」→「一級」→「初段」とすすめていきます。

拳士には、

「本物の初段になれ!」

と叱咤しています。

それは、「自分で自信をもてる「初段」であれ!」

ということ。

少林寺拳法の資格は、取れればいいというライセンスではない。

少なくともその資格(武階)にふさしわしい実力は身につけたい。身につけさせてあげたい。

以前、「本物」の話をしていて、

「君達は、本物の五級にならなくてはいけない。」

と話したところ、拳士が日記で、

「ぼくは、一生懸命にがんばって本物の五級になります。
 先生も本物の六段になってください。」

と書いてありました。

笑い話のようですが、でも、これって重要なことだと思っています。