
ようやく最後まで読み終えた。最初の100ページほどを読んだところで一度書いたけど、そこから4,5日読み終えるまで時間をかけたのは一気に読むことが難しいと思ったからだ。新聞連載された作品(1年近くの期間)を数日で読むのは惜しいし、その間3冊ほど読むことが必要な本(図書館に返却が必要な本)があったから並行して少しずつ読んだため。
コロナ禍の日々を背景にして、オンラインで講座を受ける人たちとの交流を描くこの小説は、あの頃のさまざまなことを想起させてくれた。2021年8月から始まった4ヶ月2時間×4。9月から12月までの4回にゲストとして参加した作家ヤマネ。「実践講座・身近な場所を表現する/地図と映像を手がかりに」。
さらにはその後の顛末が続く。2022年春から夏。さらにその先まで。2023秋には講座参加者の何人かと遠足に行く。みんなで玉川上水を歩く。さらにはコロナの先まで。これから何があってもいい。いや、何があるかはわからないけど受け入れるしかない。ここからも人生は続く。