習慣HIROSE

映画・演劇のレビュー

『プロミシング・ヤング・ウーマン』

2021-08-01 11:09:35 | 映画
実に面白い。この先どうなるのか予測不可能。彼女の復讐は理不尽だと思うか? 自分の人生まで投げうってこういう行為を続けるのはなぜか。そんな中で彼女が彼と出会い、恋心を抱くという展開はどうなのか。とても誠実で彼女のことを心から好きだと思うこの男に対する対応がこの映画においてかなり微妙でドキドキさせられる。医者をあきらめて生きてきたこれまでの人生の10数年、それでよかったのか? 一瞬迷う。で、どうする? . . . 本文を読む
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『ライトハウス』

2021-08-01 10:31:00 | 映画
モノクロでしかもスタンダードサイズの映画なんて近年なかったはずだ。商業映画なのに大胆。どこかで見た宣伝で「デビッド・リンチを想起させる」なんてことが書かれてあったのを見て、ついつい見に行ってしまった。 暗くて重くて、しかも息の詰まる映画である。ホラータッチで閉鎖空間で、幻想と妄想が交錯して、だから実はとても好きなタイプの映画のはずなのだ。なのに、まるで乗れなかった。映画を見ながら、途中でここまで . . . 本文を読む
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『太陽は動かない』

2021-08-01 09:39:12 | 映画
コロナ渦で公開が延期になり、今年の3月にようやく公開されたアクション大作。吉田修一のエンタメ小説の映画化。原作はとても面白くこれが映画化されると知り、とても楽しみにしていた。だけど、見始めてこれは一体何ごとなのかと驚くこととなる。派手でスケールに大きいスパイアクションのはずなのに、お話があまりに拙くて、見てられない。頑張って派手なアクションを作ろうとはしているけど、それすらなんだかしょぼくて、恥ず . . . 本文を読む
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大谷高校『毒薬と老嬢』

2021-08-01 09:10:21 | 演劇
昨年中止になったHPF(大阪高校演劇祭)が今年は規模を縮小されたがなんとか開催された。とてもうれしい。例年なら30校ほどが参加しているのだけど、今回は10校。感染症対策を施して、会場での定員も半減させている。たいへんだったとは思うけど、よかった。 僕は今回2作品のみの鑑賞を依頼された。(希望では3作出したのだけど)1本目がこの大谷高校作品。80分ほどのスケールにコンパクトにまとめた。タイトル通り . . . 本文を読む
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