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「桜を見る会」報道に駆逐された「日米FTA国会審議」

2019-11-19 05:01:00 | 時事/金融危機
 

■ 「桜を見る会」問題で目を逸らされた日米FTAの国会審議 ■

今国会で与党も野党も一番「厄介」な議題は「日米FTA(包括的貿易協定)」の批准問題。


与党は以前はFTA(包括的貿易協定)では無くTAG(物品貿易協定)という存在しない造語を作って誤魔化していましたが、現在は報道もFTAとなっています。

条約の内容が不透明で、報道でも日本がアメリカにどの程度情報したか伝わっていません。野党は今国会で交渉議事録の開示を求めていましたが、これは外交機密を理由に与党に拒否されています。

1) 与党はなるべく協定の中身を国民に知られたくない

2)野党は役立たずだと国民に知られたくない


野党は国会開会当初はFTAを問題視していましたが、相次ぐ大臣辞任問題や、大学入試問題、そして「桜を見る会」問題によって、いつのまにか報道から日米FTAが消えてしまった。


日米FTAは本日19日に衆議院本会議で採決され、参議院に送られますが、条約締結は「衆議院の優越」が認められていますので、事実上、日米FTAは批准される事になります。


■ 「桜を見る会」で安倍総理を辞任に追い込まなかったらマスコミはアメリカの手先 ■

アメリカにとって日本の首相が誰だろうと、あまり問題は有りません。それよりも日米FTAの締結の方が大事ですし、トランプも「実績」として選挙でアピールします。

だから、「桜を見る会」の報道で日米FTA締結問題から国民の目が逸らされいる事は好都合です。これで便利な安倍首相が退任する事になっても、いくらでも首は据替えられます。だから、日本TVやNHKなどが、安倍首相に不利なスクープで安倍首相を追い込んでいます。


東京地検特捜部が本気で捜査をすれば、安倍首相の公職選挙法違反の立件など造作も無い事ですが、そうはならない。

宴会を開いたホテルと安倍首相が事件発覚後に会食するなどして、口裏を合わせているので、ホテル側から安倍首相に不利になる情報は出て来ないでしょう。「誰もがクロだ」と思いながらも、「領収書や明細があるハズだ」「いや、存在しません。」の押し問答にもその内に飽きて来ます。

沢尻エリカの薬物事件など、例によって「スピン報道」のネタも提供されていますが、国民の多くは、「スピン」のからくりに気付いています。それでも、ワイドショーなどでは「桜を見る会」報道の時間が減り、「沢尻エリカ」の報道が増えるます。

こうして、メディア各社は情報操作機関として、日米FTAの国会審議から目を逸らさせると同時に、安倍首相に対しても「お前などいつでも辞任に追い込める」とのメッセージを送りました。


■ 米軍駐留費4倍へ増額 ? ■

さらに、アメリカは在日米軍の駐留費の日本政府負担を、現在の4倍にする様に求めています。

河野防衛大臣は否定していますが、次期総理の席でも約束されれば、拒否し続けるかは微妙です。

「安倍はもうダメだ、次はお前にしてやるから駐留費の負担を4倍にしてくれよ。」
「国民の合意が得られそうにないですから私の一存ではどうにも」
「安倍にプレッシャーを掛けておくよ。彼の最後の仕事にすればイイ」

・・・・おおおっと、妄想が暴走し始めたので、この変で・・・・。

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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (鍛冶屋)
2019-11-21 13:16:43
誤字訂正:人力さん的に、現状判明している範囲内容ででも、TPPと比べて勝った?負けた? どっちだと思いますか。また、点数を付けるとしたら何点ですか?。
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Unknown (777)
2019-11-21 15:46:14
沢尻エリカ薬物騒動の目的は沢尻エリカの弱みを握り、脱がせてカネにすることだった


沢尻エリカの元夫・高城剛さんが薬物騒動の「黒幕」を告発!

 弱みを握られたエリカは、 『エイベックスに行くしかない』と話していました」

 当時の沢尻は身も心もボロボロだった。頼れる人がいない日本を飛び出しスペインに逃げ込んだものの、 バルセロナの家では部屋に閉じこもっていることが多く、まるで人間不信に陥っているように見えたという。

 だが、このスペイン滞在の間に、新たな問題が発生した。薬物の再使用である。

 僕はエリカに何度も(薬物から)立ち直るよう説得してきました。ところが、そのたびに彼女の周囲にいる仕事関係者や友人は『エリカらしいから大丈夫』、『そのままでいい』などとそそのかし、彼女の更生を阻んだのです。


 マスコミおよび、それに連なる『誰か』は、僕をつぶしたいのでしょう。その『誰か』の目的は明確で、エリカを『脱がせてカネにする』ことです。そのために、彼らは組織的にエリカの薬物問題を、隠蔽し続けてきたのだと思います」

 沢尻の薬物問題を隠蔽したメディアのひとつがTBSだという。

 エイベックス、スターダスト、TBSなどのメディア、そして取り巻きのクリエイターたち……。エリカの薬物問題を認識する人は複数います。それを見て見ぬ振りを決め込み、握り潰し、夫を黙らせようとする。

 そして、エリカの弱みを握り、裸にして、カネにしようというのが、このたびの離婚騒動に隠された真相なのです。

『へルタースケルター』のこともエリカは、こう言っていました。『色々あったから、脱ぐしかない』と。

エリカは大手芸能プロに弱みを握られ、言いなりに動くしかないような人間でした。冷たいようですが、もっと骨のあるヤツだと思っていたので、残念ですね。今後もう、彼女と関わる事はないと思います。

 今すぐ離婚すると、彼らの思うつぼですから、エリカの薬物問題が解決に向かい、今までのような偏向報道がなくなり、本件が正しく報道される頃を待って、事務的に進めたいと思っています。
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Unknown (人力)
2019-11-22 09:16:06
777 さん

高木剛氏は一時期一世を風靡したメディアプロデュサーでしたが、実の所、何をやっている人か良く分かりませんでした。彼を含めて「怪しい人」。

この記事は今さらの記事で、高木氏とは2013年に離婚しています。その後、映画『ヘルタースケルター』の大胆な演技で沢尻エリカは復活。

芸能界の薬物使用は公認の秘密みたいな所があって、捜査5課もだいたいの証拠は掴んでおる。後は「頃合い」を見て大物を検挙するだけ。

かつては「陰謀論好き」が好んで使っていた「スピン」という言葉も、現在は一般にも浸透して、今回の件では有名人も「スピン」だと指摘する始末。陰謀論的思考もインフレーションを起こしています。

尤も、私的には「桜を見る会」問題こそが、大掛かりな「スピン」なのだと妄想しています。

とうとうNHKまでが「反社会勢力や半グレまで参加していた」と報道し始めて、安倍首相の脚は俵に掛かった状態。

モリカケ事件と違い、「単純で一般の国民にも分かり易い」事件なだけに、国民の関心も高い。さらに、安倍首相や菅間法長官が釈明すればする程、それを覆す「新事実」が次々に暴露されて、政権の信用は失われて行きます。

補正予算10兆円で、国民の歓心を買おうとしていますが、これこそが、国家の私物化では無いか。

日銀の超次元緩和は限りなくMMTに近い政策ですが、仮に10兆円補正予算が実現し、それが来年以降も継続する様ならば、「政治的な打ち出の小槌」を手にした政治家は、失脚する事は有りません。・・・ここの最早「正義」も「ルール」も存在せず、開発独裁体制の途上国と何ら変わらない国家になり果てます。

日頃、「正義んど馬に喰われろ」と思っている私ですが、やはり国としての最低限の正義は必要です。招来を担う子供や若者の手前・・・。
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Unknown (人力)
2019-11-22 09:18:44
訂正

先の書き込み、誤字だらけですが、政界・・・正解を想像しながらお読み下さい。
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Unknown (人力)
2019-11-22 09:32:00
鍛冶屋 さん

日米の包括的貿易協定、問題は内容が伝わって来ない事にあります。関税ばかりがクローズアップされていますが、保険などのサービスの分野で今後、どの様な要求が出て来るのか良く分かりません。重要な所は「今後協議する」とされている様なので、FTAを締結してしまえば、後はアメリカの力押しでガードが次々と崩される。

政府としてはTTPを妥協ラインとしていますが、TPPは多国間協議なので内容の変更には多国間協議の時間と手間が掛かります。

一方、二国間協議で決められるFTAの場合、アメリカ相手では容易に不利な条件を押し付けられます。だからアメリカはTPPを推進する振りをした後に脱退した。これ、政権交代した事が理由では無く、最初から脱退する予定だったのでしょう。京都議定書を批准しなかった時の手口と同じですね。

欧米は契約社会と言われますが、裏を返せば「裏切り」が常態化しているという事。だから契約書と法で縛る必要が有ります。ゲーム理論では裏切者が利益を総取りしますから。

一方、日本の様な閉鎖的なムラ社会では、誰かの裏切りはムラの損失に繋がる。だから不文律でルールは守らなければならない。

ここに日本と欧米海賊国家の決定的な違いが有ります。彼らは条約という約束にも毒を仕込んで相手を陥れようとしますが、日本人は「条約は絶対に守らなければならない」と思い込んでいる。だから約束を守らない韓国にすら日本は外交で勝てない・・・。
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