今年の桜は不憫でいけねぇや。
寒い冬から、いきなりの春になったと思ったら、今度は冷たい雨だあ。
せっかく花ぁ咲かしたっていうのに、花見客も凍えてるときた。
そんでもて、昨日の風と雨だぁ。
ぱぁっと散ろうにも、びっちょびちょじゃぁ、
散り際も汚くっていけねぇよ。
何かあれだぁ、日本経済とアベノミクスみてーじゃねぇか。
おっと、暗い話はご法度だ。
見てみねぇー、この爛漫と咲き誇る「鬱金香」を。
えー、知らねぇ? チューリップの事さぁ。
阿蘭陀じゃ、こいつが、世界最初のバブルってぇのをやらかしたららしい。
おーと、口がすべった。
まあ、春はあれだぁ、気分がぱーとすんねぇ。
ぱぁーとし過ぎて、海の向こうじゃ祭りが始まりそうだ。
なんでだろう・・・・おそらく昔から家族の一人ぐらいは商売に関わっていたからだと思います。それほど他の店に比べて品質が良い訳でもないし、安いものでもないし、出来る事といえば所詮一言!印象深い声をかける事ぐらいだったのだと思います。他所より少しでもファンを作りたい、好きになって欲しい!覚えておいて欲しい!お金のかからないサービスでお互いが面白がる事ぐらいだったのだと思います。それはたしかにオセイジも入っていたかもしれませんが、基本的には面と向かっては人の悪口は言いません。面白がる事の中に、判る人だけが判る批判や妬み、嫉妬、が隠されています。そのボーダーライン、スレスレがたまらんぐらいの、コミュニケーションだったのだと思います。同業の人だけがわかる笑い,買った人だけ、使っている人だけがわかるおかしみ、それが大阪の面白がりです。
二重にも三重にも大阪の笑いには意味合いが込められています。まったく判らない人もいる!と、いう前提で笑っています。おそらくアメリカのコメディアンも、ボードビリアンもニューヨークのオフブロードウエイも昔のロンドンの芝居小屋も詰まらん事で笑っていたのだと思います。
私は大阪の笑いって、理解出来ない事も多いです。特にダウンタウンは、どこで笑えば良いのやら。
江戸っ子の粋な笑いは、本人が粋がっていながら、傍から見ればテンデだめだめを笑うみたいな所がありますが、大阪の笑いは、もう、ノリで押し切られる感じ。
それが、ダウンタウンになると、ノリも無いから、どうしたら良いか分からない・・・。
関西人独特の、仲間内で笑う感じって、関東人には理解出来ないですよえね。だから、多分、自分が笑われて居事すら関東人には分からない・・・。