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為替のスロットを操作して、乱気流の中をどうにか飛び続ける世界経済

2016-06-08 09:42:00 | 時事/金融危機
 

急激な円高でアクセスが増えていますが・・・・アメリカの景気は景気循環の縮小期に入っているといるのが大方の見方でしょう。これはアメリカにとっては良いとも悪いとも言えず、あまり利上げが急ピッチで進むと、収入低下を補っていた低金利構造が崩れ、アメリカの消費が激減します。

自動車ローンやカードローン、住宅ローンなど低金利で底上げされた消費が腰折れすれば、中間層の購買力が損なわれたアメリカの需要の弱さが改めて浮き彫りになるはずです。

ただ、これが次の危機の引き金となる訳では無く、むしろFRBの利上げペースを緩める事でドル高を抑制し、新興国のバブル崩壊を先延ばしにする効果が世界経済にプラスに働きます。まあ、雇用統計など「本当の数字なの」という疑問はいつでも付きまといますが、為替のスロットを操作して乱気流の中をどうにか高度を維持しながら飛行しているというのが、現在の世界の姿だと妄想しています。

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