■ ルノー + 日産 + ダイムラー の提携 ■
上の写真で満面の笑みを浮かべているのは、ご存知カルロス・ゴーン氏と、もう片方の髭の紳士はダイムラーのツェッチェCEOです。日産とルノーとダイムラーが資本提携と技術提携の契約を結んだ際のショットと思われます。
詳しくはロイターの記事を参照して下さい。
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-14708220100407
■ トヨタ叩きで怯えたダイムラー ■
ベンツは世界を代表する高級車ブランドです。そのダイムラーが何故ルノー・日産陣営と提携するのか、その裏には現在世界で起きている変革の影響を強く感じます。
元々ダイムラーはロックフェラーと繋がりの深い会社です。クライスラーと合併したり、三菱自動車を傘下に収めていた時期もあります。クライスラー、三菱ともにロックフェラー陣営です。
さらに、昨年7月にはトヨタと小型車のシャーシの共同開発を行う予定があると報道されました。トヨタは銀行に頼らない経営から、独立色の強い会社でしたが、アメリカにおいてGMと提携するなど、従来、ロックフェラー寄りの会社だと考えられます。奥田会長が経団連の会長を務めた事からもこの事を裏づけます。
ところが、ダイムラーはトヨタとの技術提携を白紙に戻し、突然ルノー・日産グループと手を結ぶ発表をしました。表面上は小型車の共同開発や、環境技術の提供という事ですが、これは明らかにロックフェラーからロスチャイルドへの寝返りです。
第二次世界大戦に敗れた日本とドイツを代表する2大自動車メーカーが、相次いでロスチャイルドに屈した事は象徴的です。トヨタは露骨な圧力に屈しましたが、ダイムラーはそのトヨタへの仕打ちを目の当たりにして、ロスチャイルドに膝を屈したのでしょう。
■ 自動車会社の再編が始まる ■
今後予想されるアメリカ帝国の崩壊は、世界を二度目の経済危機に叩き込むでしょう。世界の自動車メーカーは半分か、あるいは1/3に淘汰されるかもしれません。
<ロックフェラー陣営>
GM + GM大宇 + (上海汽船?)
<非ロスチャイルド陣営?>
フォルクスワーゲン + スズキ
<ロスチャイルド陣営>
ルノー + 日産 + ダイムラー
フォード + マツダ + (トヨタ?)
フィアット + クライスラー
シトロエン + プジョー
ここに韓国の現代自動車、中国の上海汽船やBYD、インドのタタ、ホンダあたりが絡んできます。おっと、BMWも忘れてはいけないですね。
■ 自動車業界のロスチャイルド支配 ■
リーマンショック前から殆ど破綻状態であったGMとクライスラーはチャプター11によって解体され、かつての支配力は微塵もありません。
フィアットはGMにフィアットオートの株を売るなど、GM系とも見えますが、ラザール・フレールとの関係からも分かる様にロスチャイルド系の会社と見るべきです。クライスラーはロスチャイルドに叩き売られたのでしょう。
トヨタと関係の深いGMは、今回のトヨタ叩きでトヨタとの関係を絶たれてしまいました。今は孤立無援の状態です。
リーマンショックの結果、ロスチャイルド系の自動車会社を中心に、世界の自動車業業界が再編されてしまいました。
我々日本人としてはホンダが気になる所ですが、意外と隙間で生き残りそうな予感がします。
スバル、いすゞは、ダイハツは・・・トヨタ陣営という事で・・・微妙・・。
三菱自動車は・・・・。
光岡自動車は・・・意外と中国に進出して受けそうですね。
■ リーマンショック後激変した世界 ■
リーマンショック後、色々な業界で同じ様な再編が行われているのでしょうが、自動車メーカーの再編を見ると、ロックフェラー陣営の退潮が著しい事が分かります。
ヨーロッパにおける自動車会社の歴史は、ヨーロッパにおける石油と自動車産業がロスチャイルド家によって支配されてきた歴史でもあります。
その辺は、下の記事に詳しい様です。
<国際石油資本、石油メジャーとイルミナティ(国際金融資本家)>
http://d.hatena.ne.jp/hourou-33/20080216/1212641696
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