■ 陰謀論的TPPの見方 ■
国内で急激にTPPの議論が高まっています。
しかし、「陰謀論者」である私から見ると、
別の側面が気になります。
TPPが締結され発効するまでには
ある程度の時間を要します。
火急の問題はアメリカ経済がそれまで持つかどうかです
■ 日銀の介入はアメリカへの緊急援助 ■
世間では日銀の介入の是非を巡って、
必要か不要か意見が二分しています。
1) 政府短期債を発行して日銀から円を調達
2) 「円売り・ドル買い」介入で、7兆5千億円分のドルを購入
3) 外貨準備のドルでアメリカ国債を購入(金利確保という理由)
4) 日銀は放出した円は市場から回収(不胎化)
5) 不胎化によって円のマネタリーベースは増えないので円高に戻る
6) 政府短期債は、国債によって償還される
7) 米国債を売れない以上、介入資金は国民の負担となる
結局、円高を演出して、アメリカに財政援助をしているだけの事です。
■ 「ヒモ国家」、アメリカ ■
「ヒモ国家」アメリカは、無駄遣いのあげく、
お金が無くなると「日本」にたかります。
「もう金が無えんだよ。
ほら、ドルが安くなっちゃうじゃないか。
お前だって困るだろ。
エ?もうイヤだって!?
結局オレ無しじゃダメなくせに。
そろそろ介入しねえと、ヤバイんじゃねえか?
お前んとこのヨロンもこんなに熱くなってるじゃねえか?
ホラ、もうイっちゃえ。介入しちゃえ!!」
こうやってアメリカと一連托生の日本は、
ズルズルとタカられ続けるのです。
・・・でもね、日本の輸出の多くはアメリカだから、
アメリカ経済がどん底に陥る事は、
日本の危機を意味するんですよね。
韓国や中国への素材輸出だって、
結局はアメリカへの製品輸出へと姿を変えてゆきます。
「もうイヤ、こんな関係、止めてやる!!」と、
一気にアメリカとの関係を終わらせられないのが、
日本や韓国の辛いところ・・・。
■ アメリカの危機は直ぐそこ? ■
アメリカ国債やドルは危機だと言われつつも、
意外と粘り強く頑張っています。
1) ユーロ危機の回避先のドル買い、米国債買い
2) リスク回避としての米国債買い
3) 日本をチョコチョコとカモる。
まあ、こんな三本立てで、危機の表面化を防いでいます。
アメリカで先日、MFグローバルがチャプター11を申請しました。
米国史上8番目の大型倒産です。
地方銀行の破綻は、住宅市場や商用不動産市場の低迷が原因です。
一方MFグローバルの破綻は、世界に金融マーケットの悪化が原因です。
アメリカは地域単位の経済も崩壊し、
さらにはグロバマネーも危機的状態ななってきています。
次に潰れるのは、どこか・・・・。
■ TPPに目を奪われていると、逃げ遅れる? ■
TPPは国の根幹に係わる重要事項です。
しかし、国内でどんなに反対が高まろうとも、
TPP参加は、「決定事項」として処理されています。
菅元総理が言った事は的を得ています。
「議会制民主主義は期限付きの独裁」なのです。
「TPP不参加」は実は簡単です。
「議会制民主主義のルール」を逸脱すれば良いのです。
要は「直接民主主義」を発動すれば良いだけ。
手本は、直接民主主義の生みの親、ギリシャが示しています。
火炎瓶を携えて、国会を襲撃すれば良いのです。
(しかしギリシャは侮れませんね。
せっかくEUが救済策を纏めたのに、
国民投票で是非を問うというのだから、
さすがは「直接民主主義」の国です)
しかし、現在の日本には「安保闘争」の時代の様な
政治的エネルギーはありません。
国民は新聞やニュースを見ながら「もんく」は言いますが、
具体的な政治的行動には出ません。
TPPが規定事項として処理されていく一方で、
アメリカ経済の終焉の足音がしています。
さて、あなたが注目すべきは、TPPか、それとも・・・・。
「陰謀論者」の私にはTPPはアメリカ経済の実情を
日本人の目から隠す「煙幕」の様に見えます。
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