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春ライド・・・ぐるっと南房総の旅

2019-04-15 02:29:00 | 自転車/マラソン
■ 北風に乗って ■

自転車乗りにとって春分を過ぎると日が長くなるのが実感されます。それは即ちライドの距離が延びる事を意味します。

春のなったら行こうと思っていた、浦安から館山・野島崎経由での鴨川へのロングライド。距離にして200km程度ですが、いよいよ決行です。本日の自転車はシングルスピードKonaのthe Rat。

先ずは北風に乗って、サックっと君津まで内房を走ります。五井を過ぎた先の国道16号は路肩が悪く酷道。前回走った時は、高速で路面の穴と出っ張りを乗り越えた際に衝撃でハンドルの角度が下がってしまった・・・。大型トラックと並走する事が多いので、ギャップがあっても逃げ場の無い最悪の道です。今回は「危険個所」が分かっていましたが、それでもトラックが真横に居たので徐行で乗り越えました。

君津でコンビニ休憩した後は、浅間山(砂の採取で山は消えてしまいましたが)の登りを越えて、南房総に入ります。先ずは、竹岡の「行燈坂大師の切通しトンネル」に立ち寄ります。最近はネットで話題になり、観光バスが乗り付けていました。ただ、観光客の皆さん、あっさりとトンネルを抜けて行きます・・・。やはり、このスケールに感動するには「トンネルフェチ」とか「土木工事フェチ」とか、或いは「地層フェチ」といった属性が必用なのかも知れません。



■ ここは秘密の花園ですか?・・・冨浦道の駅「枇杷倶楽部」 ■

南房総に入ってからは、風が向かい風に変わります。空腹を覚えたので、冨浦道の駅「枇杷倶楽部」に立ち寄ります。どうせ、房総の海産物を売っている「道の駅」だと、いつもは素通りしていたのですが・・・ここ、超オシャレ。

庭には春の草花が咲き乱れ、外観は洋館風。内部もオシャレで、クラシックギターの生演奏がロビーに響いています。「びわカレー」が名物らしいので注文します。コーヒーとサラダ、そしてびわソフトクリームまで付いて1300円はお得。







■ ついでに160km8時間を達成しておこう ■

空腹も収まり、野島崎を目指します。ここからは強風区間。下ハン持ってグイグイとペダルを漕ぎます。国道410号線をひたすら南下して、途中からフラワーラインに入ります。普段とは進行方向が逆なので、景色が新鮮です。

野島崎の道の駅にも寄ってみますが・・・こちらはコジンマリとした感じ。時計を見ると後30分で走り始めてから8時間になる所。距離は147km。ちょっとガンバレば160kmを8時間以内で走るセンチュリーライドの達成です。






南風だから、野島崎から先は追風になるハズ・・・と思いきや、風向きは東南東。ほぼ向かい風状態でスピードに乗れません。必死に漕いで27km/h。千倉の街中で、どうにかセンチュリーライドを達成します。メーター読みのAVは26.4km/h。

ここから先は妙なテンションで「和田浦♪和田浦♪・・・クジラの街♪」なんて適当な歌を歌いながら走ります・・・。これ、脳にアミノ酸が足りていない・・・。コンビニでレッドブルをチャージして、一路、鴨川を目指します。

日暮れ前に鴨川に到着します。約190km走りました。この春就職した娘は同期と飲み会なので、ODOYAで寿司とツマミを買って、一人寂しく晩酌します。「お父さん、ネット繋げておいてね!!」という指令があったので、サックとネット接続の設定をして、一人寂しく『盾の勇者の成り上がり』を観る事に。「よたろうさん」のオススメですが・・・ナフタリアちゃん、マジでカワイイ。ちょっとケモミミ属性になっちゃいそうだ・・・。



■ 翌日も100km走ります ■

一夜明けて、二日酔いの娘の為にソルマックを買いに行き、朝食を準備して、8時半にのんびり鴨川を出発します。昨日200km近く走っていますが、2XUのコンプレッションタイツの効果か、脚は意外にフレッシュです。

そこで、シングルバイクのギアー比2.88で清澄山のヒルクライムを決行。途中、ヘアピンの内側で、たまらずに足付きしましたが、それ以外は順調に登りをこなします。(速くはありませんが)

房総の山奥は、今が桜の盛り。菜の花、水仙も咲いているので、桃源郷の様な景色が広がります。







追風なので浦安まで自走で帰れますが・・・流石に市街地の国道を走る気にはなれずに、八幡宿からは輪行します。

家に帰って、シャワーを浴びて、一杯飲んだら、夕方までは爆睡してしまいました。春の南房総を満喫した二日間でした。