ウィーンの中心オペラ座辺りから地下鉄で30分ばかり、かつてオーストリア帝国・ハプスブルク家の栄華を偲ばせるシェンーブルン宮殿がある。
この宮殿、伸びやかに広がる庭園に、カフェがあるグロリエッテと呼ばれる小高い丘やその丘との高低差を巧みに使った噴水ネプチューンの泉、果ては、巨大な温室までがあって実に素晴らしい。
庭園にしてこの有様ゆえ宮殿はと言えば、かのマリー・アントワネットの母、女帝マリア・テレジアが、ベルサイユ宮殿何するものぞと大改修しただけに見事といえば見事。
なかんずく、壁の色がひときわ鮮やかで、周りの緑と青い空にマッチして如何にも美しい。
その色、女帝の名前から、《テレジアン・イエロー》 と呼ぶ。
前ふりが長くなったが、一年前のこの日にも、<誕生日おめでとう>でアップした。
そのテレジアン・イエローにも似た黄色いミニバラが、今年もきれいな花を咲かせてくれたことを書きたかったのだ。
花といえば初冬に少しばかり賑やかに花をつける蝦蛄葉(しゃこば)サボテン。
随分と前のこと、職場で枯れる寸前、捨てられそうになっていた鉢植えのこの花、娘がふた枝? ばかり貰ってきたのだそうだ。
それをカタリナ が、大切に育ててきたという。
今年も赤が先に花をつけたが、負けじと白も蕾を膨らまし始めている。
ちなみに、この花12月1日の誕生花らしく、花言葉は「美しいながめ」なのだそうだ。
どんな花も丁寧に水を遣りお日様の恵みを与えれば、咲くべき時期になればきちんと応えてくれるのが嬉しい。
小ブログ、この号で250回を迎えたが、こちらは続けることにのみその意義やあり?
多くの方に支えられ、穏やかで静かな暮らしを感謝する日々です。
カタリナともども300号、350号に向かって、道草もしながらよたよたと旅を続けたいと思います。
蕾がレモンのようで可愛いです。愛情をかければ、きちんと応えてくれる、同感です。