ペトロとカタリナの旅を重ねて

あの日、あの時、あの場所で
カタリナと歩いた街、優しい人たちとの折々の出会い・・・
それは、想い出という名の心の糧 

to do List、その後 ‐ 想い出のカタリナ

2014年05月19日 | 

 昨年の夏の初め頃のこと、カタリナ から一枚の紙を渡され、なんだろう、まさか恋文? なんて七夕様を前に浮かれた気持ちで受け取ると、“ ミニ薔薇の植え替え ” と書かれていたこと、<届いた to do list>(07/02/)で投稿したが、覚えて頂いているだろうか?

 その後、七夕様の日、お休み(脚注:ガラシア病院への見舞のこと)を貰って、夙川教会の主日(日曜礼拝)ミサに出かける前にミニ薔薇の植え替えをしたこと、<約束>(07/09)で書いた。

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 その夏はせっせと水を遣り育てていたのだが、秋が足早に行く頃、喪失感に何もかもが嫌になり、また寒くなって億劫にもなり、他の鉢も含め見捨てた訳じゃないが、見て見ぬ振りをして過ごしてきた。
 ベランダに洗濯物を干すにつけ取り込むにつけ、これらの鉢、どう始末しようか? なんてことばかり考えていたように思う。

 そんな折、<春は届く>(03/16)に、椿の様子を尋ねるコメントを頂いた。
 正直にその時の気持ちを返したが、あかんよなあ、一生懸命でなくともせめて普通程度の世話はしなきゃあ、と悔やんだ。

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 待ち焦がれた春が来て、多くは枯らしたものの椿が淡い桃色の花を付け、花筏が、洋蘭が咲き、春蘭がのこのこと花茎(かけい)を伸ばし可憐な花を咲かせた。
 そしてミニ薔薇、夏の足音とともにシルクのような花弁を開いてくれた。

 今、聊か大袈裟で陳腐だが、親はなくとも・・・、むしろ、親貧しくして孝子・・・、の心持ちで花に感謝、カタリナの、「ねっ、ちゃんと応えてくれるでしょ」の声に励まされ、せっせと水を遣っている。
 Peter & Catherine’s Travel. Tour No.810

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1 コメント

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そうですね。喪失感は、わかります。 (ぱてら)
2014-05-19 22:06:36
そうですね。喪失感は、わかります。
私達もペトロさん大丈夫なんだろうかととても心配になりましたから。
近頃のブログを拝見すると前向きなお話もあってとても安心します。
頑張って春を迎えたお花さん達は立派!きちんと褒めてあげて水やりをしてあげて下さいね。きちんとお花さん達は聞いているといいますから。
私も今日片づけものをしていたら、先生にいただいた手紙を発見。お宝お宝と読み直して大事にしまっておきました。ブログを拝見すると先生の声で言葉が聞こえてきて嬉しくなります。本当に感謝です。
これからの季節、水やりは大変ですが私も無精をせずに頑張ります。
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