土曜(10/6)の朝日の be 面、高橋睦郎さんの「季をひろう」のテーマは竜胆(りんどう)。
漢名の “ 龍胆 ” の音読み “ りゅうたん ” が、いつの間にか “ りんどう ” になったらしいという。
高橋さんの記事にもあったが、“ 草の根を噛むとたいそう苦く、竜の肝を噛むようだというところから ” とあったが、そもそも竜は想像上の動物、誰がその肝を噛んだンだろうと考えると可笑しい。
ちなみに竜、龍とも。は、“ 体は大きな蛇に似て、四本の足に二本の角、耳、髭をもち全身鱗に覆われている ” らしい。
また、“ 多く水中にすみ、天に昇り雲を起こして雨を降らすといい、中国では、鳳(ほう)、亀(き)、麟(りん)とともに四瑞(しずい)として尊ばれ、竜神や竜王として神格化されたもの ” とある。(大辞泉)
昔、この時期になると山道などで、紫や青色の花を見かけたが、園芸種なのだろうか白やピンクのものもあるのだそうだ。
この花、真っ直ぐに延びた小太り?の茎に、わさわさと短い尖った葉があって、その叢(そう)から紫の鐘状の蕾が葉に負けず劣らず付いて、秋の花らしからぬイメージがあった。
が、Naさんが稽古にお持ち下さったという白、思いもかけず清楚で驚いた。
ところで、撮っていて気付いたのだが、さっきまで開いていた(上)のが窄(すぼ)んでい(下)、「あれ、どうしたの?」と思ってカタリナ
に問えば、「光を受けると開き、夜は閉じる」と言う。
それは面白いと花の本を開けば、なるほど、“ 雨や曇りの日は閉じたままで、種類によってはずっと開かないものもある ” とあった。
撮るためにあっちへ向けたり、こっちへ置いたりしているうちに御機嫌を損ねたらしく、そのナイーブなことやまるでペトロ のようではないかと言ったら、「どこが?」と笑われてしまった。
Peter & Catherine’s Travel. Tour No.524
PS. :肝心の俳句、記事では高橋さん、竜胆を季語とする句を五つ紹介されていたが、ここではこの句、
野に摘めば野の色なりし濃りんだう (稲畑汀子)
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