ペトロとカタリナの旅を重ねて

あの日、あの時、あの場所で
カタリナと歩いた街、優しい人たちとの折々の出会い・・・
それは、想い出という名の心の糧 

MONK

2012年10月29日 | 映画/TV/音楽

 アメリカのTVドラマ、「名探偵MONK」。
 かつてNHKがBS枠で放送、人気があったらしいが視たこと、当時BS受像機を持っていなかった。が、ない。

 そのMONK、初めて視たのが数年前、フランクフルトへ向かうルフトハンザ航空の機中だったように覚えている。就寝中の乗客を憚って、「くすくす」と小さく笑いながらだ。

 カPhotoタリナ から、以前小ブログに書いた三谷幸喜さんが朝日の夕刊に連載中の「<ありふれた生活>」で「絶賛していた」と聞き、あらためて宅配のDVDを借りたが、やはり面白い。

 サンフランシスコ市警の刑事エイドリアン・モンク、愛妻トゥルーディーを自動車爆弾によって何者かに殺される。
 原因が自分にあると思い込むモンクは、犯人を検挙できなかったこともあって強迫性障害がひどくなり刑事を休職、看護師であるシャローナ、シーズン3からはナタリー。を助手に、警察の犯罪コンサルタントとして様々な恐怖症と戦いながら事件を解決する、というのが大雑把なストーリー。

 ジャンルとしてはサスペンスよりもコメディに近いが、その笑いのベースにあるのが、モンク自身曰く、「少なく見積もって38」ある強迫性障害。

 Photo_3極端なまでの綺麗好き、いびつに置かれたものは直さずにはいられない、拘りが強く自説は曲げない、などなど万事この調子で助手がいなければ外出もままならない。

 こんなキャラクター設定、人によっては病気や性癖を笑いものにしてと眉をひそめる人もあると思う。
 が、なにそう目くじらを立てることもない。
 人には多かれ少なかれ癖があって、本人は至極真面目でも他人から見れば滑稽なこともある。

 主演のトニー・シャルーブ、レバノン系らしいが、アラブ的風貌の彼が小心の潔癖症を演じるギャップに加え、ホームズ張りの推理を働かし鮮やかに事件を解決するのが面白い。

 秋の夜長に読書や音楽もいいが、ホップコーンならぬポテチ抱えてサスペンス風?コメディで過ごすのもいいかも。
 <元の木阿弥さん>になるのは心配だけれど!
 Peter & Catherine’s Travel. Tour No.532

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