ペトロとカタリナの旅を重ねて

あの日、あの時、あの場所で
カタリナと歩いた街、優しい人たちとの折々の出会い・・・
それは、想い出という名の心の糧 

オランジュリー美術館(2)

2010年07月18日 |  ∟フランスの美術館

 オルセー美術館、何時訪れても人で溢れています。

 昨秋訪れたときには、長い間塀で囲まれていた玄関?周り(写真上)の工事は終わっていましたが、1階セーヌ側のギャラリーは改装工事の追い込み急というところでした。

 Photo_7ルーブルやオルセーに限らず人気の美術館、朝一番、もしくは、午後も遅い時間に訪れると、比較的待たされることが少ないようです。

 この日も、朝一番に入館、昼前には粗方見終え、その後、カフェを覗いてみましたが、またもや満席でした。

 それで、美術館の南隣、「これ以上無愛想」には、なかなか出来ないだろうと思えるブラッセリアに入りました。
 <ルーアン>の稿で紹介しました「ブラッセリア・ポール」と見事に好対照でした

 ペトロ とカタリナ、そそくさPhotoとランチを済ませ、オルセー美術館の前、木造りで中ほどにベンチが置かれたソルフェリーノ橋(写真中)を渡り、広大なチュイルリー公園(写真下)に入りました。

 ここから右に足を伸ばせば、もうひとつの凱旋門といわれるカルーゼル凱旋門を経てルーブル美術館へ、左に進めばオランジュリー美術館です。

 ちなみに、オランジュリーとは、オレンジなど果物を栽培するために作られた温室のこととか。

 Photo_5これから、その、オランジュリー美術館へと向います

 美術館のHPに拠れば、「大壁画‐睡蓮」が最初に展示されたのは、ガラス天井から「光」が燦々と降り注ぐところに、というモネ自身の構想もあって、19世紀半ばにナポレオン3世が築いた温室を改造した美術館だったのだそうです。

 ところが、20世紀半ば、展示スペースを拡張するために行われた改装で、この「光」は失われてしまったと言います。

 しかし、2000年から6年の歳月をかけた大改装で、モネが望んだ「光」に満ちた温室さながらの空間を取り戻したのです。

 前置きはこのくらいにして、 《オランジュリー美術館》 に入ってみましょう。(続く)

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