ペトロとカタリナの旅を重ねて

あの日、あの時、あの場所で
カタリナと歩いた街、優しい人たちとの折々の出会い・・・
それは、想い出という名の心の糧 

モンマルトル日記(五)

2010年07月10日 | フランス

 10××日(曇り時々晴れ間)「サクレ・クールでミサ

 目を見張るばかりの内陣(写真上)のサクレ・クール寺院。

 Photo_4祭壇では、何人かのシスターが聖歌を献じている。
 ほんの少し前に金曜日の礼拝聖祭が始まったようで、多くの信者が祈りを捧げている。

 この旅で初めてミサに与ることができた。
 ミサは進み、「教会に平和と一致がありますように」との司祭の呼びかけに、祈りとともに近くの人と握手で挨拶をする。

 カタリナ 横目で羨ましそうに見ているペトロ を気付かぬげに、可愛い女の子と笑顔で握手をしている。
 それはさておき、「キリストの体」の言葉とともに聖体を拝領、派遣の祝福を受けミサは終わった。

 ミサの後、「献金してきます」と祭壇へ、シスターの持つ献金箱にささやかな一灯を献じたようだ。

 雨は上がっていたが、寺院から見るパリ(写真中)、厚く灰色の雲に覆われていて、「こういうのをアンニュイ?」と言う誰かに、「こんなに、この言葉似合わない人も珍しい」と揶揄する。

 Photo_7サクレ・クール寺院から、麓?の街への、中央部の緑地帯や中間に設えられた噴水などがある大階段(写真下)を下ると、回転木馬があって子供たちが楽しんでいる。

 ところが、その陰からにゅっと手が差し出され、ぎょっとしてしまった。
 なんと、先ほどサン・ピエール教会で幾ばくかを施した同じジプシー、「聖ペテロのご意向?に「唖然!

 丘からロシュシュアール大通りへつながる道の両側、土産物屋やビストロがぎっしりと並び、差し詰め表参道か?

 Photo_8アンヴェール駅からM2号線でグラン・ブールヴァール駅へと戻った。

 駅の出口のところに、「美味しそうな匂い!を振りまいている店があって、カタリナちょっと気になっていたよう。
 促されて覗いてみると、パイ生地にイチゴやオレンジをのせたものやチョコレートがのっかったタルトが誰かの食欲を誘う。
 テイク・アウト、そうそう「テイク・ゴー言わなければ肩をすくめて「ノン!」の返事が返ってくる。を、したのは言うまでない。

 ペトロとカタリナの 「モンマルトル日記 ‐ 小雨降る秋の一日長々と回を重ねてきました。
 花の都はパリの北の端、小高い丘に漂う馥郁たるアートの香り、少しでも嗅いで頂けましたでしょうか?
 えっ、ちっとも匂わない、それに、退屈だったって?  Oh My God!

コメント (2)
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