遠くに住む子供たち。
日頃、自分たちのことにかまけ、お互いに無沙汰になる。
その子供たちから土曜の午後、嬉しくも花が今年も届いた。
そうか、明日は、「5月の第二日曜日」だったんだ、と思い出すような始末。
もともと、西洋の行事だったらしい母の日。
「母への感謝を表す日として、戦後、米国からキリスト教を通じて伝わったらしい。」と、ペトロ がうんちくを語りながら、なぜか羨ましそうにみえる。
折から、その日の午後、月一回のお花の稽古日でもあった。
さつき梅、芍薬を活けたのだが、そんなこともあって狭い我が家、さながら花の日のようになってしまった。
身近に花があると、やさしくなれる。
やさしい心を持った子供たちを贈ってくれた神様に、むしろ感謝する日でもある。
花に囲まれそんなことを思っている、少し朝曇りの日曜の朝である。 ()