今期、ペン・スピーズが抜けたAMAにおいて圧倒的強さを見せていたムラディンであったが、オーガナイザーの方針等などに嫌気がさしたとかで引退を表明していた。
その彼が、ワールドスーパーバイクに参戦してくるようだ。
引退するには、あまりに才能が惜しいと思っていたので、このニュースは非常に喜ばしく思う。
セカンドチームという事だが、BMWの財政も厳しく、サポートが期待できるかどうかは怪しいが、AMAチャンプの力を見せて欲しい。
MCNより
Matt Mladin linked to WSB ride with BMW
AMAスーパーバイクで、7回ものチャンピオンを獲得したマット・ムラディンが、2010年にワールドスーパーバイクに参戦する事が有力視されている。
37歳のオーストラリア人は、今年で引退したかに思われていたが、実は、BMWセカンドチームとリンクされていたのだ。
ムラディンは、最近、ツイスターでこうつぶやいていた。
「スーパーバイクからのオファーがいくつかあった。
その中のひとつは、とても魅力的な話だ。決断、決心・・・」
MCNが考えるに、このAMAで82勝しているライダーにふさわしいチームは、新しいAlfred Inzingher BMWチームではなかろうか。
Inzingherは、1996年にドカティと共に、オーストラリア人のトロイ・コーサーを擁し、スーパーバイクの栄冠を勝ち取っている。
既にオーストラリアのイースタンクリークにて、BMW S1000RRのテストが予定されているらしい。
ムラディンは、かつてのAMAのライバルであったベン・スピーズの後を追う形になります。
彼の参戦は、このシリーズに大きな活力となるでしょう。
コメント追加;
記事をアップした後、他のサイトを覗いたら、別の見方をしている記事もありました。
時間も無いので、ざっと斜め読みしかしていないが、BMWのセカンドチームには、アンドリュー・ピッドもリンクしているらしい。
あと、レイモンド・ロッシュも。
それと、ムラディンの行き先としては、ヨシムラの方が可能性が高いのではないかとも。
ヨシムラであれば、それはそれで面白そうだが、ムラディン自身がスポット参戦で我慢できるかな。
スティッギー・ホンダ、来期、参戦せず
Crash.Net
Stiggy Honda confirms demise
スティッギー・レーシング・ホンダが、ワールド・スーパーバイクへの来期の参戦を断念した。
ヨハン・スティグフェルトが率いてきたチームは、財政難を理由にレースを継続できなくなったという。
今期も、スポンサーとのトラブルが表面化し、途中でライダーが何度も交代するなどバタバタした体制に終始したが、新たな支援者も現れなかった。
スティッギー・レーシングの今期は、ロベルト・ロルフォとレオン・ハスラムの体制で始まったが、途中からロルフォの代わりにジョン・ホプキンスが参戦してきた。
WSSにおいては、アンソニー・ウェストとジャンルカ・ヴィッジェロの体制であったが、予算が無くなりヴィッジェロの参戦が出来なくなった。
そんな不安定な体制であったが、ハスラムは調子を崩すことなく、ランキング6位を確保している。
(ハスラムの来期は、アルスター・スズキ)