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MotoGP : 第4戦 フランスGP アフターザフラッグ

2013-05-22 16:06:14 | MotoGP WSB BSB JRR
GRAND PRIX DE FRANCE

Le Mans

MotoGP 2013 第4戦 フランスGP アフターザフラッグ



■開催日:2013年5月19日(日)決勝
■開催地:フランス/ルマン(4.180km)
■観客数:8万530人(3日間:16万1392人)
■周回数28周(117.18km)





RIDERS COMMENT



MotoGP

■コースコンディション:ウェット
■気温:12度
■路面温度:18度
■湿度:93%
■周回数:28周(117.18km)
■PP:マルク・マルケス(1分33秒187/ホンダ)
■FL:ダニー・ペドロサ(1分43秒597/ホンダ)



1. ダニー・ペドロサ Honda 49'17.707

「優勝することができて、とてもうれしいです。MotoGPクラスで、何年もこのサーキットで勝とうとがんばってきました。いつも僕にとっては難しいサーキットでした。今日は、ついにそのときがきました。思いがけない優勝となり、非常に満足しています。ル・マンはいつも寒くて、このようなコンディションで走るのは好きではないのですが、今日は全力を出すことができました。マシンもよかったです。特に、序盤で路面がフルウエットのときがよかったです。何回かミスをしましたが、リカバーすることができました。そしてアドバンテージをキープして優勝することができました。チームとサポーターに感謝しています」

2. カル・クラッチロー Yamaha +4.863

「チームが素晴らしい仕事をしてくれたおかげで、このような結果を得ることができた。モトGPでの自己最高成績獲得は本当にうれしいよ! ドライでもウエットでもいいペースで走ることができたので、これが運だけのおかげではないことは、みんなもわかってくれたんじゃないかな。今回はとくに、テック3のホームレースであり、モンスター・エナジーがサポートしたイベントなので、より一層、喜びが増す。しかもヤマハ勢最高、唯一の表彰台には大きな意味があるんだ。
 スタートはあまり良くなかったし、タイヤが暖まるまでに時間がかかった。でもそれを克服するとすぐに、とても気持ち良く乗れるようになったんだ。アンドレアとダニがバレンティーノを引き離しにかかったのを見て、僕もついていかなくちゃ、と思った。そうしないと差が広がってしまって、あとで追いつけなくなるからね。それにマルケスがタイムを上げてきていることがピットボードからわかったので、とにかくアンドレアを抜きたかったんだ。そうでなければふたり揃ってマルケスに抜かれてしまうと思ったから。
 昨日の転倒もあっただけに、このような経緯で2位を獲得できて満足。ウエット・コンディションで身体への負担が少なかったのは助かったが、この状態でのレースはいずれにしてもきつかったよ。次のムジェロまでに完治させ、またいいレースをお見せしたい」

3. マルク・マルケス Honda +6.949

「今回の表彰台は、MotoGPクラスで初めてのウエットレースだったので、優勝したような気分です。トップ3でフィニッシュできることさえ期待していませんでした。また、かなり後方に下がったので、そこから3位になり、16ポイントを獲得できたことは、MotoGPのチャンピオンシップにおいてとても重要なことです。とてもいい週末になりました。ドライでもいいセッティングがありましたが、決勝レースは雨が降り、スタートでのミスをして、そこからなにを選ぶかは自分次第でした。ウエットで走るのは難しいので、もっとがんばらなければいけません。次戦のイタリアGPが開催されるムジェロでは、このパフォーマンスを維持するのは難しいと思います。しかし、100%の力でがんばります。すばらしいレースをしたダニに、おめでとうと言いたいです。チーム全体に感謝したいです」


4. アンドレア・ドヴィツィオーゾ Ducati +10.087

「レースをリードするのはやはり気持ちが良い。マシンフィールには満足している。タイヤ・コンディションが良い時は、状況に応じたライディングができた。ダニ(ペドロサ)は僕より一枚上手だったが、個人的には良いペースで走れたと思う。序盤はグリップが良かったので良い走りができたが、コースが乾くにつれてタイヤ摩耗が激しくなった。最後の6~7周はペースを維持できず、残念ながら表彰台を逃してしまった。チームには申し訳ない気持ちで一杯だ。だが、ドライセッションを含めて、あらゆる意味でポジティブな週末だった。」

5. ニッキー・ヘイデン Ducati +18.471

「雨のレースはタフだ。今回のようにほとんど(雨用の)セットアップができないと余計に厳しい。スタートが良く、最初の数コーナーで順位を上げることができた。序盤はそれほどフィーリングが良くなかったが、徐々にペースを上げて、フロント集団のバトルに乗じて彼らに接近することもできた。ウェットコンディションでは、本気でレースを楽しめた。路面が乾き始めると状況が悪くなったものの、何とかポジションを守ることができた。ロッシをオーバーテイクしようと隙を窺っている時に彼が転倒したので、ラインを大きく外してクラッシュを避けなければならなかった。その後も何とか上位とのギャップを縮めようとしたが、ミスを犯してマルケスに先行された後はポジションをキープしてチェッカーを受けることだけに集中した。トップ5フィニッシュは、今季最高位だ。今週末は今まで以上のポテンシャルを発揮する場面もあったので、ムジェロでどんな走りができるか、今から楽しみだ。」

6. アルバロ・バウティスタ Honda +23.561

「決勝レースは、プラクティスのときとはコンディションが全く違い、とても難しくなりました。しかし、ラップタイムを見ると、もっと前で戦えるタイムだったので、いいスタートが切れず残念でした。路面が乾き始めたとき、ストレートでマシンのパワーが落ち始め、タイムも下がり始めました。しかし、昨年の結果よりよかったのでうれしいです。このサーキットは苦手なので、6位という結果に満足しています。今大会はマシンのセットアップでも前進することができました。ウエットでの電子制御やサスペンションの感触もよくなりました。チームとスポンサーに感謝したいです。次はチームのホームGPなので、この勢いをキープしたいと思います」

7. ホルヘ・ロレンソ Yamaha +27.961

「レース序盤、マシンはウォームアップのときとまったく同じ状態ではなかったけれども、それほど悪くもなかったよ。だからアンドレアやダニについて行くこともできたんだ。コースのある部分では大きく離されたが、別の場所で取り返すことができていた。でも3、4ラップもするうちに状態が悪くなって、あちこちで問題が出るようになってしまった。ブレーキングでは、コーナー途中でリア・タイヤを信頼しきれず、立ち上がりでリアが激しくスピン。これでコンマ5秒くらい遅れてしまった。レースとは、ときにこういうもの。去年は20秒の大差で優勝したのに、今年はそのまったく逆になってしまった。これ以上はどうすることもできなかった」

8. ミケーレ・ピロ Ducati +40.775

9. ブラッドリー・スミス Yamaha +41.407

「今日はとても良い勉強になった。YZR-M1で雨の経験はこれまでほとんどなかったので、この難しいコンディションでの28ラップの走行が非常にたくさんのことを教えてくれた。レースではとてもスムースに乗ることができたと思う。今後はこの経験をドライ・コンディションにも生かしていきたい。スタートはちょっと残念だった。ウォームアップでクラッチに違和感があって、それはウエットで初めてのスタートだからだと思っていたんだけれど、実際にはそうではなかったんだ。でも10ラップ目くらいからはペースも良くなってきて、そのあとは最後まで順調に走り切ることができた。予選9位、決勝9位。この3日間の成果に満足しているよ。モトGP最高位獲得によって、さらに自信を高めることができた。それだけに今は、次のムジェロが楽しみで仕方がない。またカルのほうも本当に素晴らしかった。テック3、モンスター・エナジーにとって重要なこのレースで、ふたりが活躍ができてとても良かったと思う」

10. ステファン・ブラドル Honda +1'00.995

「スタートはよかったですし、それからも、トップグループで戦うことができました。ペースは悪くはなかったと思います。しかし、レース中は視界があまりよくなくて、何度もバイザーを開けなければなりませんでした。そのため完ぺきなラインを走ることが少し難しかったです。白線に乗ってしまったため転倒してしまいました。そのあとコースに戻って、まずまずのタイムで走ることができたのでラッキーでした。今大会は、せっかくいいフィーリングが戻っていたので、残念な結果でした。とにかく、ドライでもウエットでも速さがありました。次のムジェロは大好きなサーキットなので、とても楽しみです」

11. アンドレア・イアンノーネ Ducati +1'05.110

12. ヴァレンティーノ・ロッシ Yamaha +1'16.368

「好成績のチャンスを逃してしまった。トップ3に入って、表彰台に上るだけのポテンシャルがあったのに…。ペースが良くて速さも十分だったので、ライバルたちと互角に戦えていた。でもあのときは、コーナー進入のスピードが速すぎたわけでもないしミスをしたわけでもないのに、路面のバンプに当たった感じがあっていきなりフロントが倒れてしまった。表彰台を目指していたなかでこのようなことになり、ポイントを失ったことが残念。でもこのようなことは起こり得ること。重要なのは、今日の僕らがとても速かったということ。次回に期待したい」

13. アレックス・エスパルガロ ART +1'24.200

14. ダニーロ・ペトルッチ Ioda-Suter +1'25.726

15. カレル・アブラハム ART +1'32.111

16. コーリン・エドワーズ FTR Kawasaki +1'40.602

17. マイケル・ラバティ PBM 1 Lap

18. エクトール・バルベラ FTR 1 Lap

19. 青山 博一 FTR 1 Lap

RT. ヨニー・エルナンデス ART 8 Laps

RT. ランディ・ド・ピュニエ ART 13 Laps

「すごく良い始まりで、アレックスの直ぐ後ろに位置。彼がはらんだ時に抜いた後、自分のリズムを刻むように努めたけど、中盤に入ってから視界を失い始めた。全く見えなくなってしまった。そして、コーナーの進入でフロントが閉じてしまい転んでしまった。前の周回より速く進入した訳ではない。ハッキリ見えなかったけど、水溜りを踏んだと思う。今日はCRT勢のトップになることができた。2戦連続の0ポイント。厳しいけど、次戦を考えないと。
 明日、スズキのテストをするために日本に行く。今日のレースを直ぐに忘れられるから、僕にとっては良い。僕にとって良い経験となる。良い仕事がしたい」

RT. ルーカス・ペセック Ioda-Suter 13 Laps

RT. クラウディオ・コルチ FTR Kawasaki 21 Laps

RT. ブライアン・スターリン FTR Honda 27 Laps

「ミスをしてしまい、貴重なウエットレースの機会を無駄にしてしまいました。自分自身に怒りを感じています。しっかりレースを走らなければなりませんでした。しかし、なにも結果を残せませんでした。チームに謝りたいです。がんばってくれたチームには、もっといい結果をささげたかったし、ムジェロでは今回の分もがんばりたいと思っています」



ポイントスタンディング

1. ダニー・ペドロサ Honda 83
2. マルク・マルケス Honda 77
3. ホルヘ・ロレンソ Yamaha 66
4. カル・クラッチロー Yamaha 55
5. ヴァレンティーノ・ロッシ Yamaha 47
6. アンドレア・ドヴィツィオーゾ Ducati 39
7. アルバロ・バウティスタ Honda 38
8. ニッキー・ヘイデン Ducati 35
9. アレックス・エスパルガロ ART 20
10. アンドレア・イアンノーネ Ducati 18
11. ステファン・ブラドル Honda 17
12. ブラッドリー・スミス Yamaha 17
13. ミケーレ・ピロ Ducati 13
14. ベン・スピーズ Ducati 9
15. エクトール・バルベラ FTR 7
16. ランディ・ド・ピュニエ ART 6
17. ダニーロ・ペトルッチ Ioda-Suter 4
18. マイケル・ラバティ PBM 3
19. ヨニー・エルナンデス ART 3
20. カレル・アブラハム ART 1
21. コーリン・エドワーズ FTR Kawasaki 1
22. 青山 博一 FTR 1



ポイントスタンディング(コンストラクター)

1. HONDA 91
2. YAMAHA 77
3. DUCATI 40
4. ART 20
5. FTR 7
6. IODA-SUTER 4
7. PBM 3
8. FTR KAWASAKI 1



ポイントスタンディング(チーム)

1. REPSOL HONDA TEAM 160
2. YAMAHA FACTORY RACING 113
3. DUCATI TEAM 74
4. MONSTER YAMAHA TECH 3 72
5. GO&FUN HONDA GRESINI 38
6. PRAMAC RACING TEAM 35
7. POWER ELECTRONICS ASPAR 26
8. LCR HONDA MOTOGP 17
9. AVINTIA BLUSENS 8
10. PAUL BIRD MOTORSPORT 6
11. CAME IODARACING PROJECT 4
12. CARDION AB MOTORACING 1
13. NGM MOBILE FORWARD RACING 1




Moto2



■コースコンディション:ドライ
■気温:12度
■路面温度:14度
■湿度:91%
■周回数22周(雨赤旗中断22周に減算された)
■PP:中上 貴晶(1分38秒508/Kalex)
■FL:スコット・レディング(1分39秒117/Kalex)



1. スコット・レディング Kalex 36'43.583

「今日はとても難しいコンディションでしたが、優勝できて最高の気分です。この勝利のために、チームは一生懸命がんばってきました。その努力にふさわしい結果になりました。本当にありがとうと言いたいです。また、(チームオーナーの)マーク・ファン・デル・ストラテンのサポートにも本当に感謝したいです。ミカと2人で一緒に表彰台に立つことができたことは、すばらしいことでした。今回の優勝で、総合順位のトップに戻ってくることができました。しかも、今回は少しアドバンテージがあるのでうれしいです。次はムジェロです。同じような結果が出せるようにがんばります」

2. ミカ・カリオ Kalex +1.090

「今日は少し違うセッティングで走りました。天候も違ったので、どうなるのか全く分かりませんでした。しかし、ヘレスのときと同じように、序盤でアグレッシブに走って、なるべく追い上げる方法を採りました。それが今回もうまくいきました。エージャーターとシメオンに一時抑えられていました。2人をパスするのは難しかったのですが、雨で赤旗が出るかもしれなかったので、がんばって2位に上がりました。スコットと2人で表彰台に上がることができたので、自分やチームにとっていい結果になりました。今度はムジェロに集中しなければなりません。最初のプラクティスセッションからいいセットアップにしなければなりません」

3. ザビエル・シメオン Kalex +1.234

「表彰台に上がることができてとてもうれしいです。何年も難しい年が続きましたが、今年はいいパッケージ、いいチーム、いいマシンに恵まれました。そしてすべてのレースで、前進できるようにがんばってきました。今大会も前進することができました。レースは難しかったです。レースのペースについてくことはできましたが、スコットが僕をパスしたとき、彼の方が速かったです。そのあと、ミカにパスされたので、もう一度オーバーテイクしようと思っていましたが、赤旗が出てしまいました。すばらしい仕事をしてくれたチームに感謝しています」

4. ドミニク・エガーター Suter +1.701
5. ヨハン・ザルコ Suter +1.859
6. マティア・パッシーニ Speed Up +12.272
7. マイク・ディ・メッリオ Motobi +12.378
8. フリアン・シモン Kalex +29.712
9. アンソニー・ウェスト Speed Up +30.479
10. アレックス・デ・アンジェリス Speed Up +31.235
11. ランディ・クルメンナッハー Suter +31.535
12. シモーネ・コルシ Speed Up +31.675
13. サンドロ・コルテセ Kalex +31.917
14. マルセル・シュロッター Kalex +35.778
15. ルイ・ロッシ Tech 3 +45.045
16. ダニー・ケント Tech 3 +45.151
17. アルベルト・モンカヨ Speed Up +55.456

18. 高橋 裕紀 Moriwaki +59.886

「朝のウォームアップはウエットコンディションで、走り始めはよかったのですが、路面が乾いてグリップが出てくると、旋回性の問題でタイムを伸ばせませんでした。決勝もドライコンディションになり、フリー、予選と同じ旋回性の問題でうまく走ることができませんでした。レース中に、いろいろ乗り方を変えて、体重のかけ方も変えてみたり、いろいろトライしました。次のイタリアに向けて、今日の自分のコメントが、少しは参考になればと思い、がんばりました」

19. ドニ・タタ・プラディタ Suter +1'02.095
20. ポル・エスパルガロ Kalex +1'06.414
21. スティーブン・オデンダール Speed Up +1'48.007
22. ハフィズ・シャリン Kalex 1 Lap
23. エステベ・ラバト Kalex 2 Laps
24. ラフィド・トパン・スキプト Speed Up 3 Laps
- リカルド・カルダス Speed Up +1'29.658
- ジーノ・レア FTR 10 Laps


RT. トニー・エリアス Kalex 3 Laps
RT. ニコラス・テロール Suter 5 Laps


RT. 中上 貴晶 Kalex 16 Laps

「スタートもよくて、序盤から気持ちよく走ることができました。周りの走りをみてついていこうと思いました。しかし、思ったよりも遅く、ペースが上がらないので、前に出て走ることにしました。それほど攻めていなかったのですが、後続との差が広がっていきました。今日は勝てるんじゃないかと思いました。しかし、7コーナーで濡れた路面に捕まり、そこからなんとか抜け出そうとして、乾いた部分に出ることができたのですが、そこであっという間に転んでしまいました。本当に残念です。勝てるレースでした」

RT. トーマス・ルティ Suter 18 Laps
RT. ジョルディ・トーレス Suter 20 Laps
RT. カイル・スミス Kalex 0 Lap
RT. アクセル・ポンス Kalex 0 Lap
RT. ラタバー・ウィライロー Suter 0 Lap




ポイントスタンディング(ライダー)

1. スコット・レディング Kalex 76
2. エステベ・ラバト Kalex 52
3. ミカ・カリオ Kalex 47
4. ドミニク・エガーター Suter 47
5. ポル・エスパルガロ Kalex 41
6. ニコラス・テロール Suter 38
7. ザビエル・シメオン Kalex 35
8. 中上 貴晶 Kalex 29
9. ヨハン・ザルコ Suter 28
10. アレックス・デ・アンジェリス Speed Up 22
11. アンソニー・ウェスト Speed Up 20
12. マティア・パッシーニ Speed Up 18
13. フリアン・シモン Kalex 18
14. ジョルディ・トーレス Suter 16
15. シモーネ・コルシ Speed Up 15
16. マルセル・シュロッター Kalex 15
17. マイク・ディ・メッリオ Motobi 14
18. トニー・エリアス Kalex 14
19. ランディ・クルメンナッハー Suter 5
20. トーマス・ルティ Suter 5
21. サンドロ・コルテセ Kalex 3
22. ルイ・ロッシ Tech 3 1
23. リカルド・カルダス Speed Up 1



ポイントスタンディング(コンストラクター)

1. KALEX 95
2. SUTER 62
3. SPEED UP 32
4. MOTOBI 14
5. TECH 3 1




Moto3



■コースコンディション:ドライ
■気温:12度
■路面温度:11度
■湿度:89%
■周回数24周(100.44km)
■PP:マーヴェリック・ビニャーレス(1分43秒696/KTM)
■FL:マーヴェリック・ビニャーレス(1分43秒916/KTM)



1. マーヴェリック・ビニャーレス KTM 42'05.448
2. アレックス・リンス KTM +1.264
3. ルイス・サロム KTM +1.387
4. ジョナス・フォルガー Kalex KTM +14.593
5. アレックス・マルケス KTM +37.949
6. ヤクブ・コーンフェイル Kalex KTM +40.295


7. ロマーノ・フェナティ FTR Honda +43.325

「いいレースでした。僕より遅かった(ジョン)マクフィー(Caretta Technology - RTG)をパスしようとしたときに、焦りすぎてはらんでしまったのが残念でした。そのあと、コースに戻ってくることができました。今日はマシンの感触もよかったです。チームの仕事には満足しています。次のムジェロでは、表彰台に戻れるようにベストを尽くします」

8. ブラッド・ビンダー Suter Honda +43.537

「序盤はコンディションが難しかったのですが、自分のペースを見つけようとがんばりました。レース中盤には、何度も前のライダーに抑えられてしまいました。グループから抜け出せたのは、残り数周のときでした。それまではブロックされてばかりいました。最後の2周は、初めてブロックされずに走ることができたので、ファステストを出すことができました。ブロックされなければもっといい結果を出せたと思います」

9. アレックス・マスボー FTR Honda +45.511

「本当に難しいレースでした。特に序盤は、路面がいたるところでまだ濡れていました。ソフトタイヤを選んでしまったことを少し後悔しています。とにかく、いいレースができました。終盤は、とても難しく、マシンをシフトしたときにギアが変えられず、少し時間をロスしました」

10. イサック・ビニャーレス FTR Honda +45.674
11. ジョン・マクフィー FTR Honda +51.452
12. ジャック・ミラー FTR Honda +51.592
13. アーサー・シシス KTM +58.713
14. アレッサンドロ・トヌッチ FTR Honda +58.970
15. フィリップ・エッテル Kalex KTM +1'18.027
16. リヴィオ・ロイ Kalex KTM +1'18.384
17. マッテオ・フェラーリ FTR Honda +1'23.388
18. トニー・フィンスターブッシュ Kalex KTM +1'27.726
19. アナ・カラスコ KTM +1'27.754
20. フランシスコ・バグナイア FTR Honda +1'27.860
21. ジャスパー・イウェマ Kalex KTM +1'28.165
22. フアン・フランシスコ・ゲバラ TSR Honda +1'30.631
23. アラン・ティーチャー TSR Honda +1'30.841
24. エリック・グラナド Kalex KTM 1 Lap


25. 渡辺 陽向 FTR Honda 1 Lap

「序盤は路面コンディションが完全ではなくて、思ったように走ることができませんでした。さらに、目の前で転倒寸前の選手がいて、それを回避するために遅れてしまいました。そのあと、だんだんリズムをつかんで、前の集団に追いついていきました。しかし、前を走っているライダーが転倒して、それを避けたのですが、濡れた路面で自分も転倒してしまいました。再スタートしたのですが、1周遅れになってしまいました。今回の結果は残念ですが、この4戦の中では、予選でも決勝でも、しっかりと学べたと思います。次につながるレースができました」

26. クリストフ・アルシエロ Suter 1 Lap

RT. ロレンツォ・バルダッサーリ FTR Honda 4 Laps

RT. ザルファミ・カイルディン KTM 5 Laps

「序盤は、天候がどのように影響するかを確認するために、慎重に走った。沢山のライダーたちを抜いた後、何か起こったのか分からなかった。単純にグリップを失ってしまった。トップグループ、少なくてもトップ5に進出できたから、少し残念。このコンディションは常に難しいけど、週末の仕事には満足。ムジェロもこの調子を続けたい」

RT. ニクラス・アジョ KTM 5 Laps

「もちろん、少しがっかり。グッドなポジションを走り、序盤から気をつけて走っていたけど、他のライダーが僕の前で転んで、どうすることもできなかった。接触を避けるために、コースアウトしたけど、それは可能ではなかった。これはレース。ヘレスで痛めた膝をもう一度打ってしまったけど、シリアスではない」

RT. ジュール・ダニーロ Kalex KTM 11 Laps
RT. ニッコロ・アントネッリ FTR Honda 12 Laps
RT. フロリアン・アルト Kalex KTM 18 Laps
RT. ミゲール・オリベイラ Mahindra 20 Laps




ポイントスタンディング

1. マーヴェリック・ビニャーレス KTM 90
2. ルイス・サロム KTM 77
3. アレックス・リンス KTM 61
4. ジョナス・フォルガー Kalex KTM 53
5. ブラッド・ビンダー Suter Honda 32
6. ザルファミ・カイルディン KTM 28
7. ヤクブ・コーンフェイル Kalex KTM 27
8. アレックス・マルケス KTM 24
9. アレックス・マスボー FTR Honda 23
10. ミゲール・オリベイラ Mahindra 20
11. アーサー・シシス KTM 19
12. ニクラス・アジョ KTM 18
13. ロマーノ・フェナティ FTR Honda 17
14. エフレン・バスケス Mahindra 16
15. ジャック・ミラー FTR Honda 14
16. ダニー・ウェッブ Suter Honda 13
17. ジョン・マクフィー FTR Honda 10
18. イサック・ビニャーレス FTR Honda 9
19. ジャスパー・イウェマ Kalex KTM 5
20. アレッサンドロ・トヌッチ FTR Honda 2
21. フィリップ・エッテル Kalex KTM 1
22. リヴィオ・ロイ Kalex KTM 1



ポイントスタンディング(コンストラクター)

1. KTM 100
2. KALEX KTM 53
3. SUTER HONDA 33
4. MAHINDRA 28
5. FTR HONDA 28




監督



ウィルコ・ズィーレンベルグ (ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームマネジャー)

「非常に難しいレースだった。ホルヘはコーナー進入のフィーリングがつかめなくなり、タイヤの感触もわからなくなってマシンをリーンさせることができなかった。安全を確信できず、マシンがスライドしているとすれば、レースを最後まで走り切ることさえ難しい。これからしっかりと問題点の追及に取り組んでいく。今は答えが出ないのだ。転倒しなかったことが最も大切なこと。たくさんのポイントを失ってしまったことは、もちろん一大事なので、次からは集中してポイントを取り返していかなければならない」

マッシモ・メレガリ (ファクトリー・ヤマハ・レーシング・チームディレクター)

「予想を下回る結果になってしまった。初日からずっと好調だったのに、ウイークの最も大切なところでペースが崩れてしまったようだ。バレンティーノは絶好のスタートを切り、そのあとも楽々と数台をパスするなど好調で、表彰台の可能性も十分にあった。ホルヘについてはデータを分析中で、今はまだ断定できないが、まもなく原因もわかってくるだろう。今回のレースはもうここで終了。これからは我々のホームレースである第5戦に備えて集中していく」

エルベ・ポンシャラル (モンスター・ヤマハ・テック3チーム監督)

「モンスター・ヤマハ・テック3チームに関わるすべての人々にとって、とても特別なレースになった。フランスにおいて、しかもモンスター・エナジーが冠スポンサーとなったこのレースで、大きなプレッシャーを跳ね除けカルが2位を獲得したことは本当に素晴らしいこと。昨年も同じような状況のもとで、ライダーたちは表彰台を目指して懸命に戦っていたが、結局、最後はグラベルの中で終わってしまった。だから今日も、スタート前はあまり気分が良くなかったのだ。フリープラクティスも楽な展開ではなかったし、昨日はカルの転倒もあった。公式予選に出場できるかさえわからない状態だったのに、本当によく頑張ってくれたと思う。また決勝では、ミスをおかしやすい難しいコンディションのなか、素晴らしいレース運びでファンを喜ばせてくれた。今シーズンは初めから好調な彼だが、今日はまた改めて、トップライダーとしての才能を見せてくれた。表彰台獲得と自己ベスト獲得は、彼自身だけでなくチームスタッフにとっても最高のプレゼントになった。
 私はまた、ブラッドリーの仕事ぶりにも非常に満足している。今回もまたセッションごとに成長し、決勝ではスタートの遅れをしっかり挽回した。雨の経験はほとんどなかったにもかかわらず、ペースをつかみ、自信をつけていった。そして最も大切なことは、このコンディションのなかで全周回数を走り切り、経験を積んだことだ。モンスター・エナジーが、カルとブラッドリーの活躍の恩恵を受けたことは間違いない。次のムジェロも非常に楽しみだ」

辻 幸一 (ヤマハ・MS開発部 モトGPグループリーダー)

「この時期のルマンは毎年不安定な天候に悩まされます。今年は金曜日から時折小雨がパラつきながらもセッション中はドライ走行ができていました。しかし、レース当日に今シーズン初のレインコンディションになり、今年のマシンを十分に合わせこむことができずファクトリーチームとしては非常に悔しい結果となってしまいました。
 このような中でもモンスター・ヤマハ・テック3チームのクラッチロー選手が、昨日の転倒による怪我の痛みに耐えながら気合の走りで自身過去最上位となる2位を獲得し、YZR-M1のポテンシャルの高さを証明してくれました。この結果を十分に分析し、早急に立直しを図っていきます。
 次戦ムジェロでもライバル達は強敵であると予想しています。まだ先の長いシーズン、序盤で喰らい付いていくことが重要であることを肝に銘じながら、皆様のご期待に応えられるよう頑張っていきますので、引続きご支援・ご声援をよろしくお願いします」

パオロ・チャバッティ(ドゥカティ・モトGPプロジェクト・ディレクター)

「ル・マンでのレースを良い結果で終えて地元イタリアGPに臨める。アンドレアもニッキーも素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた。ドゥカティがトップを走る姿はいつ見ても良いものだ。そのうえ、スタートからフィニッシュまで上位争いに絡んでくれた。このサーキットは、ドゥカティのマシン特性に合っていることは間違いないが、ウェットからダンプへと変わる状況ではいつミスを犯しても不思議ではない。したがって、今回のリザルトには満足すべきだと思う。今週末は全員が良い仕事をした。ライダーはもちろん、メカニックやエンジニア、ボローニャのドゥカティコルセの面々に感謝の意を表したい。」




ブリジストン



山田宏 (モーターサイクルレーシングマネージャー)

「今日は非常に難しいコンディションでのレースになりましたが、そんななかで前戦から2連勝を飾ったダニは、素晴らしい走りを披露してくれました。また、チームのホームGPでMotoGP自己ベストリザルトを達成したカルとモンスター・ヤマハ Tech3の皆様にも、祝福をしたいと思います。ルマンの天候が変わりやすいことは我々も想定済みですが、とはいえ、今回のレースも選手たちにとっては難しいコンディションになりました。今日のレースは手に汗握る展開で、この雨のなかでも熱心に足を運んでくださった大勢のファンの皆さんも、随所で繰り広げられた見応えのある戦いにきっと満足されたと思います」

青木信治 (モータースポーツタイヤ開発マネジャー)

「今日の決勝レース時は、温度が低く雨に濡れたウェットコンディションで始まったので、レース序盤はグリップも低く、選手たちにとっては難しい状況だったと思います。終盤周回には、ライン上に少しずつ乾いてくる場所があわられて、場所によってグリップレベルが異なる状態になってゆきました。選手たちには難しいウェットレースで、ブリヂストンタイヤにとっても、どんどん変わってゆく路面状態に対応することを迫られました。今回のレースウィークではフルウェットになったのはこの決勝がはじめてだったので、各選手や各チームはセットアップの対応にも苦戦したかもしれません。金曜午前から日曜午後の決勝レースまで、路面状態はさまざまに変化しましたが、我々のタイヤ供給はそのすべての状況にうまく対応できたと思います」