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MotoGP : 第3戦 スペイン プレビュー

2013-05-03 15:59:21 | MotoGP WSB BSB JRR




MotoGP 2013 第3戦 スペインGP

■開催日:2013年5月3日(金)フリー走行、4日(土)予選、5日(日)決勝
■開催地:スペイン/ヘレスサーキット



CIRCUIT DATA

■開設:1985年
■コース長:4,423km

■記録

[MotoGP]
Fastest Lap : 2008 ホルヘ・ロレンソ Yamaha 1'38.189
Circuit Record : 2010 ダニー・ペドロサ Honda 1'39.731
Best Pole : 2008 ホルヘ・ロレンソ Yamaha 1'38.189
Top Speed : 2005 マルコ・メランドリ Honda 291.9 km/h

[Moto2]
Fastest Lap : 2011 ステファン・ブラドル Kalex 1'42.706
Circuit Record : 2010 トニー・エリアス Moriwaki 1'44.710
Best Pole : 2011 ステファン・ブラドル Kalex 1'42.706
Top Speed : 2011 アレックス・デ・アンジェリス Motobi 253.0 km/h

[Moto3]
Fastest Lap : 2012 ロマーノ・フェナティ FTR Honda 1'49.760
Circuit Record : 2012 ロマーノ・フェナティ FTR Honda 1'52.774
Best Pole : 2012 アレックス・リンス Suter Honda 1'57.507
Top Speed : 2012 ザルファミ・カイルディン KTM 208.7 km/h

・Fastest Lap (当該セッション中の最速ラップタイム。ここでは過去の最速ラップタイム)
・Circuit Record (過去に記録された決勝レース中の最速ラップタイム)
・Best Pole (過去に記録された予選走行中の最速ラップタイム)


■2012年のリザルト:

[MotoGP]
1. ケーシー・ストーナー Honda 45'37.513
2. ホルヘ・ロレンソ Yamaha +1.421
3. ダニー・ペドロサ Honda +3.621
4. アンドレア・ドヴィツィオーゾ Yamaha +13.846
5. カル・クラッチロー Yamaha +16.690
6. アルバロ・バウティスタ Honda +21.884
7. ヴァレンティーノ・ロッシ Ducati +26.797
8. ベン・スピーズ Yamaha +33.262
9. ステファン・ブラドル Honda +35.867
10. エクトール・バルベラ Ducati +53.363
11. ニッキー・ヘイデン Ducati +1'02.630
12. アレックス・エスパルガロ ART +1'20.736
13. ランディ・ド・ピュニエ ART +1'23.483
14. ミケーレ・ピロ FTR +1'37.905
15. ダニーロ・ペトルッチ Ioda 1 Lap
RT. カレル・アブラハム Ducati 5 Laps
RT. ジェームズ・エリソン ART 10 Laps
RT. ヨニー・エルナンデス BQR 12 Laps
RT. マティア・パッシーニ ART 17 Laps
RT. イヴァン・シルバ BQR 17 Laps

[Moto2]
1. マルク・マルケス Suter 44'04.086
2. ポル・エスパルガロ Kalex +1.987
3. トーマス・ルティ Suter +2.071
4. ヨハン・ザルコ Motobi +9.227
5. アンドレア・イアンノーネ Speed Up +10.481
6. アレックス・デ・アンジェリス Suter +21.180
7. トニー・エリアス Suter +21.394
8. フリアン・シモン Suter +21.504
9. ミカ・カリオ Kalex +21.581
10. ブラッドリー・スミス Tech 3 +24.100

18. 中上 貴晶 Kalex +47.282

RT. 高橋 裕紀 Suter 21 Laps

[Moto3]
1. サンドロ・コルテセ KTM 41'34.536
2. マーヴェリック・ビニャーレス FTR Honda +0.055
3. ルイス・サロム Kalex KTM +11.038
4. ザルファミ・カイルディン KTM +12.195
5. エフレン・バスケス FTR Honda +20.934
6. ニッコロ・アントネッリ FTR Honda +20.976
7. アレックス・リンス Suter Honda +21.792
8. ダニー・ケント KTM +21.888
9. アレックス・マスボー Honda +23.046
10. ヤクブ・コーンフェイル FTR Honda +23.310

23. 藤井 謙汰 TSR Honda +1'30.900



■特徴

 ヘレスサーキットは、欧州の代表的なレイアウトを持つ、一周4.4km、左5、右8箇所のコーナーから構成される中速サーキット。

 スペイン南部のアンダルシア地方にあるヘレスサーキットは、年中穏やかな気候で、熱狂的な観客が多数訪れることで有名。このヘレスで開催されるスペインGPは1987年から続いており、スペインの中で最も歴史を重ねてきたレースである。

 コースは、ヘアピンから高速まで13のコーナーが連続するレイアウトで、マシンを素早く転回させていくセッティングとテクニックが求められる。



■パッシングポイント

バックストレートエンド
1コーナーの進入
最終コーナーの進入



■タイヤ

スペインGP 投入スペック

フロント : ソフト ・ ミディアム
リア : ソフト ・ ミディアム  + (CRT エキストラソフト ・ ソフト)(左右対称コンパウンド)

ウェット : ハード + (オプション エキストラハード2本)

このコースで要求されるタイヤ性能は、フロント/リアのグリップ力(特にコーナリングスピードを上げる為のエッジグリップ)、リアのトラクションと、それらグリップの持続耐久性、そしてハンドリング、ギャップ吸収性など。路面グリップは良い。天気が良ければ、レースではフロント、リア共にハード側を選ぶライダーが多くなると思われる。




スペイン・アンダルシア地方の紹介





ヘレスサーキットはアンダルシア自治州の中のカディス県にある。

アンダルシア地方は、イベリア半島の南、ヨーロッパ大陸の最南端に位置し、ポルトガルにも面している。
州は8つの県で構成され、面積はスペイン国土の17.3%。ベルギー、オランダ、デンマークなどの国々を上回る。
そして、面積の半分近くは山地から形成され、標高3,400m以上のシエラネバダ山脈がある。

人口はスペイン全体の17.3%を占め、スペインで最も多い人口を抱える州である。
州都はセビリア。
カディス県の県都はカディス。
ヘレスは、カディスから約37km北東の内陸に位置する。
ヘレスと愛知県清須市は姉妹都市。

日本からヘレスに向かう場合は、ヨーロッパ内のハブ空港でトランスファーとなり、マドリード (MAD)経由か、ヘレス・デ・ラ・フロンテーラ (XRY)で行く。

気候

アンダルシアはヨーロッパの中でも最も温暖な地方の一つで、地中海気候の特徴を持つ。

観光と世界遺産







文化遺産:
グラナダのアルハンブラ宮殿
セビリア大聖堂、アルカサル、インディアス古文書館
コルドバ歴史地区(メスキータやメディナ・アサーラ)
ウベダとバエサのルネサンス建築物群


自然遺産:
ドニャーナ国立公園

文化

フラメンコと闘牛の発祥の地。
シェリー酒の産地。



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■天気

      




■タイムスケジュール(日本時間)

2013. 5. 3

Moto3 FP1 16:00 - 16:40
MotoGP FP1 16:55 - 17:40
Moto2 FP1 17:55 - 18:40

Moto3 FP2 20:10 - 20:50
MotoGP FP2 21:05 - 21:50
Moto2 FP2 22:05 - 22:50

2013. 5. 4

Moto3 FP3 16:00 - 16:40
MotoGP FP3 16:55 - 17:40
Moto2 FP3 17:55 - 18:40

Moto3 QP 19:35 - 20:15
MotoGP FP4 20:30 - 21:00
MotoGP Q1 21:10 - 21:25
MotoGP Q2 21:35 - 21:50
Moto2 QP 22:05 - 22:50

2013. 5. 5

Moto3 WUP 15:40 - 16:00
Moto2 WUP 16:10 - 16:30
MotoGP WUP 16:40 - 17:00

Moto3 RAC 18:00
Moto2 RAC 19:20
MotoGP RAC 21:00

Time difference : -7 hours



■TVオンエア情報

G+SPORTS

予選

5月4日(土) 19:30~23:30(生放送) 
※野球中継延長時、20:00から放送の可能性あり
※最大23:45まで放送


5月7日(火) 9:30~13:00

決勝

5月5日(日) 17:45~22:30(生放送)
※野球中継延長時、18:00、18:15、18:45、19:15、19:45から放送の可能性あり
※最大23:00まで放送


5月8日(水) 9:30~13:45

※放送日時、内容は変更になる場合があります。最新の情報は、各放送局にお問い合わせください





COMMENT



YAMAHA

ホルヘ・ロレンソ

「ついにヘレスにやって来た!ここは本当に素晴らしいコースで、とくにスペイン人ライダーにとってはとても思い入れのある場所。毎年、グランドスタンドに大勢のファンが詰めかけ応援してくれるんだ。でも今の僕らは、冷静さを忘れずに長いチャンピオンシップ・シーズンのことを考えなければならない。確かにヘレスはヤマハにとって相性の良いコースだけれど、このようなハイレベルの戦いにおいては、ベターではあってもベストと言うことはできないだろう。でも前回のオースティンに比べると全体に小さめでストレートも短いので、これが僕らに不利にはならない。それにそのあとのコーナーも悪くない。少なくとも大好きなコースのひとつなので、きっといい走りができるだろう」

「今日は僕にとって非常に特別な1日。ヘレスでデビューして、2回優勝を挙げた。そして、これは非常に特別なことだ。チャンピオンシップ以上のことだ。タイトルを獲得するのは数人のライダーだけど、コーナーに名前が刻まれるのは、もっと人数が少ない。レースに関しては、ヘレスはヤマハにとって非常に良いトラック。僕のライディングスタイルにとっても非常に良い」

ヴァレンティーノ・ロッシ

「今回はとても重要なレースなんだ。テストのときと同じように、絶好調の走りができると確信している。ここでうまく仕事をこなして表彰台を目指していきたい。セッティング面では課題がまだ残っているけれど、いくつかいいアイディアも浮かんでいるんだ。また決勝翌日の月曜日にはテストを予定していて、新しいことを試すチャンスになるだろう。次からのヘレス、ルマン、ムジェロはどれも好きなコース。好成績を期待している」

ウィルコ・ツェーレンベルグ (監督)

「ヘレスは相性の良いコースのひとつ。だがそれはライバルたちにとっても同じだろう。少なくとも、ヤマハのマシンはオースティンのときより好調に走ってくれるはずなので、より一層のいい走りを期待したい。何よりグリップ感が格段に良くなるが、これもすべてのライダーに平等だ。我々としてはまずトップとの差を縮めてバトルに持ち込み、そのあとで、カタールのときのようなグリップでの優位性を発揮できるよう力を注ぐ。目標は表彰台。シーズンはまだ長くたくさんのレースが残っているが、常に表彰台獲得が我々の目標になるだろう」

マッシモ・メレガリ (チーム・ディレクター)

「今回は非常に期待している。ここヘレスでは冬季テストで実績を挙げており、ふたりとも3日間のテストを通して安定して速く走ることができた。その状態をキープしてウイーク初日から順調にスタートできるだろう。そして最終的に好成績を獲得できると信じている。決勝後にはまたテストを行う予定。新しいものを試すことが重要なのだ」

カル・クラッチロー

「ヘレスに戻って来られたのはナイスだけど、最も困難なレースになると思う。トップが逃げるには、トリッキーなトラック。当然、最も高い順位に挑戦することができるけど、常にちょっとずつ前進して行く」




HONDA

ダニ・ペドロサ

「オースティンでは優勝を逃しましたが、たくさんのポジティブな要素を持ち帰ることができました。ランキング上位との差を縮めることができたこともうれしいです。そしてプレシーズンのときのいい感触を取り戻すことができたことが、なによりもうれしいです。ヘレスは大好きなサーキットです。雰囲気は最高で、ファンは非常に熱狂的です。1カ月前のテストのときは天気がよくありませんでした。しかし、よく知っているサーキットです。オースティンでの勢いをキープし、金曜日の最初のセッションから一生懸命がんばりたいです。そして決勝レースではベストを尽くしたいです」

マルク・マルケス

「オースティンのレースは一生忘れません。すべてのサポートとメッセージに感謝しています。いよいよヨーロッパへ戻ります。地に足をつけて、集中力を維持しなければなりません。ほかのライダーたちには僕よりもサーキットの経験があるので、僕は一生懸命がんばらなければいけません。ヘレスでは初めて、スペインのファンの前で、MotoGPマシンに乗ってレースをしますのでとても楽しみです。最高の結果を残せるように、ベストを尽くします。表彰台に上がることができれば最高です。目標は引き続き、いろいろ経験を積んで完走することです」

「優勝した後にスペインに戻って来て、ファンにとって、(この優勝が)非常に重要なことだと理解したけど、僕は1年目のシーズンであることを忘れてはいけない。みんなにとってヘレスを迎えることは特別なことだけど、カタールとオースティンのように、僕たちは全力を尽くし、セットアップに集中する。ヘレスではまだ勝ったことがないけど、今週末に初優勝を挙げるとは思わない」

アルバロ・バウティスタ

「オースティンは新しく、初めてのコースだったので、セッティングが難しかったです。しかし、一生懸命がんばってマシンをよくしていくことができました。予選の最後には、すばらしいフィーリングがありましたが、レースでは同じようなフィーリングが得られず、思うようにスロットルを開けられませんでした。(アンドレア)ドヴィツィオーゾ(ドゥカテイ)とのバトルのあとは、とにかく完走して、なるべく多くのポイントを獲得することにしました。今回はヘレスです。ここはとても特別なグランプリで、本当のチャンピオンシップが始まる感じがします。僕にとってもホームグランプリです。すばらしいサーキットなので大好きです。たくさんの友だちやファンがヘレスに応援に来てくれます。すばらしい雰囲気になるでしょう。このサーキットのデータはたくさんありますので、初めからうまくいくと思います。一生懸命取り組んで、マシンの力を最大限引き出したいです。ファンの前でいい結果を出したいです。このサーキットは低速コーナー、高速コーナー、ハードブレーキングゾーン、そして切り返しなど、さまざまな要素の詰まったテクニカルなサーキットです。シャシーとサスペンションの調整が非常に重要になってきます。そして電子制御が重要な役割を果たします。ヘレスでは125ccで優勝しています。すばらしい思い出がたくさんあります」

ステファン・ブラドル

「今シーズン初のヨーロッパラウンドがとても楽しみです。ヘレスでは3月にテストをして、有意義なデータを集めることができました。マシンのパッケージは全体的に快適でした。ヨーロッパに戻り、通常のタイムスケジュールに戻るのでうれしいです。また、スペインの雰囲気はとても温かく、楽しみにしています。カタールGPでリタイアしていましたので、とてもテクニカルなオースティンのサーキットでバトルをすることができたことは、とてもうれしかったです。高いモチベーションをもってヘレスへ向かうことができます。トップ5を維持したいです」




DUCATI

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

「序盤2戦、特にテキサスの結果がすごく嬉しい。ニューパーツが投入されることを待たなければいけないけど、ミケーレ・ピロがワイルドカードとして、ニューエンジンマネージメントを搭載したニューシャーシで走る。そのバイクを月曜のテストでトライすることになるだろう」

「ヘレスはお気に入りのサーキットではないけど、僕たちはレース毎に集中しなければいけないから、自信を持って行こう。デスモセディチGP13は、これまでに乗って来たバイクとは全く違うから、ある意味でポジティブ。幾つかのキャラクターを改善できれば、違いを生み出すことができるだろう。昨年は5位だったけど、今一番大切なのは開発を進めることだ」

ニッキー・ヘイデン

「今大会から通常のシーズンが始まるけど、当然ものごとが簡単に行くとは思っていない。ヘレスでテストを実施したけど、あの時は天候が悪く、走り込めなかった。金曜から良い手段で始まり、オースティンより戦闘的になることを期待する。チームのサポートがあり、グッドなリザルトを追求できる自信がある」

ベン・スピーズ

※ プラマック・レーシングは、スペインGPに負傷欠場するベン・スピースの代役を起用せず

「チームの幸運を祈る。同時にリハビリを応援してくれるみんなに感謝したい。100%の回復を目指して、全ての可能性に全力で取り組んでいる。チームとドゥカティにとっても必要なことだ」




CRT クレイミング・ルール・チーム

ブライアン・スターリン (ゴー&ファン・ホンダ・グレシーニ)(FTR + HONDA)

「オースティンでは、MotoGPクラスのレースで初めて完走することができ、たくさんのことを学ぶことができました。ポジティブな経験とともにヘレスへ向かうことができます。そしてヘレスではまた大きく前進できればと思います。マシンに乗るたびに感触がよくなっています。今回も完走することが目標になります。ヘレスはすばらしいサーキットです。ヨーロッパの大勢のMotoGPファンの前での初めてレースとなります。自信はあります。楽しみにしています」

カレル・アブラハム (カルディオン・AB)(ART アプリリア・レーシング・テクノロジー)

※ カルディオン・AB・モータースポーツは、右鎖骨を脱臼骨折したカレル・アブラハムの参戦を決定

「早くトラックに戻りたい。ヘレスにトライする。どうなるか様子を見よう。回復は順調だけど、傷痕が非常に大きいという問題がある。リハビリに取り組んでいるけど、すごく痛い。医師団は悪化のリスクはないことを保証してくれた。重要なのは転倒を回避すること。集中力を維持して、完走することだ」




Moto2

スコット・レディング (ランキング1位)

「ヘレスは今シーズンの中でも厳しい週末になると思います。このサーキットは速いライダーがたくさんいます。そしてスペイン人ライダーにとっては、ホームレースになります。2戦を終えてトップにいますが、チャンピオンシップとしては、まだ名前が並んでいるだけで始まったばかりです。しかし、少なくとも僕は力強いスタートを切ることができました。タイトル争いに加わることができました。もし、優勝できるチャンスがあれば、狙っていきます。しかし今年は優勝を狙うことよりも、着実にポイントを獲得することが大事です。テキサスでもそれを目標としましたし、引き続き、そうしていきたいと思っています。ヘレスを終えてもチャンピオンシップをリードしていたらうれしいです」

ニコラス・テロール (ランキング2位)

「テキサスで獲得した、初めてのMoto2の表彰台がまだ信じられません。テキサスではたくさんの人と喜びを分かち合いました。ここまでくるのに思ったより長い時間がかかりました。でも、いつかは優勝できると思っていました。これまで、なかなか結果につながりませんでしたが、ようやく優勝することができて、モチベーションは上がりました。自信を持つこともできました。この勝利は本当に大きな出来事です。これからは引き続き一生懸命仕事をして、レベルを下げないようにがんばらなければなりません。優勝できるということが分かりましたので、目標は毎戦、表彰台に上がることにしました。ヘレスでの目標は優勝です。プレシーズンのテストでは多くの情報を得ることができ、毎日いい結果を出すことができました。ドライでもウエットでもいい結果を出すことができたので、いいレースにしたいです」

エステベ・ラバト (ランキング3位)

「ヘレスでは、スペインのファンの前でレースができるので、とても楽しみです。ここまでの2戦は、それぞれ違う結果となりましたが、ヨーロッパを離れてのレースという点では同じでした。スケジュールがいつもと違ったり、路面の状況も複雑でした。ヘレスからはいつも通りに戻ります。ここでは、これまでもいい結果を出してきましたので、オースティンでの表彰台に続いて、またいい結果を出したいです」

中上貴晶 (ランキング7位)

「前戦アメリカズGPは、ギアが入りにくくなるトラブルのためにリタイアしました。スペインGPに向けて、その原因を追及していますが、ほぼ原因は解明できたと思います。スペインGPからはエンジンが新しくなるので、カタールGP、そしてアメリカズGPと同じトラブルが出ないようにと、チームもしっかり管理してくれることになりました。カタール、アメリカを終えて、いよいよヨーロッパラウンドがスタートします。ヘレスは、シーズンを通じて最も好きなサーキットの一つで、開幕前のテストでもいい走りができました。オースティンのアメリカズGPは、結果を残せませんでしたが、開幕戦からの勢いは持続できていますので、ヘレスではしっかり結果を残せるようにがんばりたいと思います。今回はイタリアからチームの応援団が170人くらい来てくれるとのことで、いいレースを見せたいと思っています」

高橋裕紀 (ノーポイント)

「アメリカズGPを終えて、スペインGPまでのインターバルを利用して、岡山国際でテストをしました。アメリカズGP前のテストでは、フェアリングのテストの結果もよく、今回は新しい車体のテストをして好フィーリングでした。それはタイムにもしっかり表れているので、次のスペインGPはとても楽しみにしています。カタールとアメリカは、なかなか思うように走れない状況でしたが、それでもしっかりと方向性をつかむことができました。そのデータをもとに新しい車体が作られました。ヘレスは好きなサーキット。マシンが決まればすぐにいい走りができると思っています。2戦を終えてポイントを獲得していないので、今回はポイント獲得を目標に、できるだけ上位を狙っていきます」




Moto3

ブラッド・ビンダー (ランキング9位)

「ヘレスではそれほどトップスピードは必要ないので、いい結果を出したいです。チームには本当に感謝しています。マシンはまるでレースに乗ったようにスムーズです。ヘレスは得意なサーキットの一つなのでうまく走りたいです」

ジャック・ミラー (ランキング10位)

「ヘレスのストレートはそれほど長くはないので、それほど悪い結果にはならないと思います。エンジンがもう少しよくなることを願っています。そしていい結果を出したいです」

アレクシ・マスボー (ランキング11位)

「マシンはもっと改善できると思います。ヘレスは、アメリカズGPのCOTA(サーキット・オブ・ジ・アメリカズ)ほどストレートが長くないので、トップとの差はそれほど広がらないと思います。トップ4で戦えることを願っています。シャシーでアドバンテージを得て、トップグループで戦うためにも、一生懸命セッティングに取り組まなければなりません」

渡辺陽向) (ノーポイント

「前戦アメリカズGPは予選の転倒でケガをして欠場しましたが、今回は木曜日のメディカルチェックを受けて、復帰する予定です。体調は順調に回復しています。100%ではありませんが、レースに出場するには支障ありません。カタール、アメリカは初めてのサーキットでした。今回はスペイン選手権、公式テストで走ったことがありますので、ポイント獲得を目標に一つでも上を目指したいです」