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MotoGP : ロッシ、ライバルを語る

2011-03-12 00:15:23 | MotoGP WSB BSB JRR



 先週の金曜日に、ロッシが出演した番組の発言内容が載っていました。

 ロッシが本命視しているのは、ロレンソとストーナーらしい。
 彼が言う本命の中にペドロサが含まれていないのは、どういう事なんでしょうか。
 僕は、ペドロサが今年、昨年(4勝)と同じか、それ以上の勝ち星を挙げると思っているんだけど、チャンピオン候補という意味では一歩及ばないのかもしれない。

 ロレンソの事はかなり辛辣に述べている。
 嫌いなのは分かっていたが、はっきりと不快の意を言うあたり、もう30歳になったんだからスルーすれば、と僕は思ったんだけど。

 反面、ヘイデンに対してはノーガード。
 なんか、警戒していない態度は、逆にヘイデンに対して失礼というか、可哀そうに思えてくる。

 ビアッジに関しては、いまだに腹に据えかねる部分があるようだ。
 それが面白くて、イタリアメディアが煽っているんだけどね。




Crashより


Valentino Rossi opens up over key MotoGP rivals



ヴァレンティーノ・ロッシが、今シーズンのMotoGP選手権における警戒すべきライバルとして、ホルヘ・ロレンソ、およびケーシー・ストーナーの名前を挙げて、率直に語っている。

ドカティでのレースデビューまで2週間を切り、ロサイルに向けて準備を進めている中で、ロッシは、イタリアのモーターサイクル関係の行事に参加し、メディアに出演した。
その中で、ピエロ・キアンブレッティがホストを務めるトークショー(イタリアで金曜日放送)で、ロッシがライバルたちに関する発言は注目を集めている。

インタビューの中で、ロッシは、昨年までのFIATヤマハのチームメイトを「気障り」だと言い、ストーナーの事を「同じ過ちを繰り返す」と言っている。

「ストーナーは、この選手権の本命かもしれません。僕がそんな事言うと彼に不運が訪れるかもね。」と、ロッシはジョークを飛ばした。
「僕は、彼の速さと才能に10点中10点を与えるけど、戦術や知恵がちょっと足らないね。
時々、同じミスを繰り返すなんて、頭がどうかしてるね。」


「ホルヘは偉大な奴だけど、誰もが嫌な奴だと思っているよ。
彼は強い。だから、9.5点を付けるよ。
しかし、彼が知的だと言うつもりは全くないね。
知的とは言わないが、悪賢い奴だと言っておくよ。」


そして、ロッシは、ドカティのチームメイト、ヘイデンに触れます。
ヤマハのガレージで、ロレンソとの間を隔てた悪評高い‘壁’の復活が無いことを明らかにもした。

「ヘイデンも強力なライダーだ。彼には8点が付けられる。
彼は、僕のチームメイトであり、最も身近なライバルでもある。
ピットの壁ですか?
ロレンソには、僕のトリックのすべてを教えたくなかったから壁を設けたんだけど、ヘイデンとの間には壁は設けないでしょう。」


「シモンチェリは、8.5点です。」と、ロッシの友人に関して述べている。
「もう少し頑張る必要がありますが、とても速いホンダのマシンに乗っているので、僕を悩ます存在となるでしょうね。」

最後に、激しいライバル関係であった同国人のマックス・ビアッジに関して、彼は過去の失敗を学んでいないと言う。

「彼との過去の争いを顧みることは面白いことだね。」と、ロッシは言う。

「ビアッジは、僕を陥れようとトラックの外でも様々な策略を使ってきました。
負けた事を認めるのは最も難しい事だけど、ビアッジはそれが出来ないんだ。」






追加:(Sportmediaset.com)より



SPALLA, CI VORRA' TEMPO
「肩はまだ痛い。時間の問題でしょう。」


LA SUPERBIKE E' LA SERIE B DI MOTOGP
「MotoGPで、まだ2、3年は戦えるだろうけど、その後、スーパーバイク(MotoGPクラスBシリーズと言っている)もいいかもね。
F1に行くチャンスが2回ほどあったが、今はもう遅く、その扉はもう閉ざされている、」



VITTIMA DELLO STALKING
「僕宛てに脅迫メールが届いていたけど、おそらくロレンソの友達なのかもね。(ジョーク)」


翻訳終わり

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 さて、時間の制約上、熟考せずに翻訳をすすめたので、細かい誤訳はあると思うけど、大筋は正しいのでご容赦ください。
 しかし、翻訳ってのは、日本語に無い表現やニュアンスもたくさんあるし、どの日本語をあてるのかは訳者の認識も反映されるので難しいです。
 例えば、ロッシが、ロレンソの事を'unpleasant'(イタリア語でantipatico)と言っている部分ですが、これをどう翻訳しようかと迷った。
 僕は「気障り」あるいは「嫌な奴」と訳したが、それ以外にも、「好かない・不快な・嫌な・不快な・不愉快な」など、まだ沢山の意味を持つ。
 この場合、「忌まわしい」と使うと、かなり強い表現となるし、「好かない」では、表現が弱い感じがするので、ロッシの気持ちを考えて「嫌な奴」としました。
 直訳すると日本語にならない文章は、前後の文脈を捉えて勝手に足したり引いたりしています。
 読むだけだったら何の問題もないけど、文字にするのは難しいですね。