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MotoGP : ライダーオブザイヤー

2010-12-24 22:10:30 | MotoGP 2010


読者が選んだMotoGPライダー・オブ・ザ・イヤー。
読者が投じた40,000票による結果は以下の通りだ。

実際の選手権ランキングと読者評価ランキングの違いが多少出てきています。
選手権ランキングが3位のロッシが、読者ランキングでは1位となるあたりは彼の人気の高さと実力を表しているのだろう。

来シーズンは、ロッシのドカティ移籍やストーナーのホンダ移籍、スピーズのファクトリー入り。
そして、ロレンソの王者としての戦い方、青山の成長ぶりなど多くの興味が湧きあがっており、今から楽しみでしょうがない。





Crashより


MotoGP Rider of the Year



17th ミカ・カリオ (読者投票スコア 2.8/10)(選手権ランク 17位)

プラマック・ドカティで2年目のシーズンを迎え期待されていたが、第2戦の7位が最高成績のランク17位に終わった。
シーズン終盤2戦には肩の痛みでチームに迷惑をかけるとの理由で欠場を決断した。
2011年はマークVDSレーシングに移り、Moto2マシンを駆る事になった。


16th  ロリス・カピロッシ (読者投票スコア 3.8/10)(選手権ランク 16位)

MotoGPクラスのグリッド上で最も経験豊富なライダーだが、キャリアの中で最悪のシーズンだった。
昨年、最高峰クラスに上がって以来初めて表彰台の無いシーズンを送ったが、今年は更に悪化しシングルフィニッシュが僅か2回に留まった。
2011年はプラマック・ドカティに移籍する。


15th 青山 博一 (読者投票スコア 4.0/10)(選手権ランク 15位)

250チャンピオンの青山はシーズン途中の怪我で6戦欠場を余儀なくされた。
最高成績はマレーシアの7位。母国GPでは10位。選手権ランキングは15位であった。
2011年はグレシーニチームに移籍し、マルコ・シモンチェリをチームメイトに上位進出を伺う。


14th アレックス・エスパルガロ (読者投票スコア 4.08/10)(選手権ランク 14位)

2009年に印象的な活躍をし晴れてMotoGPのフルタイムライダーとなったエスパルガロ。
今季は常にチームメイトのカリオを上回る成績を残し最高成績は8位を2回記録した。
2011年はポンス・レーシングからMoto2クラスに参戦する。
エスパルガロが常に付けているゼッケンナンバー41は、宇井陽一にちなむものである。


13th マルコ・メランドリ (読者投票スコア 4.1/10)(選手権ランク 10位)

かつての古巣チームに移籍し、選手権ランキングは10位。
最高成績は第5戦ムジェロの5位だった。
シーズン中盤頃からマシンのアップデイトの遅さやファクトリーとの差に不満を述べる事が多くなった。
2011年はWSBKに移りヤマハのマシンを駆る。


12th エクトール・バルベラ (読者投票スコア 4.4/10)(選手権ランク 12位)

MotoGPに初めて挑戦するチームとライダー。
実績のない組み合わせ同士で困難なシーズンが予想された。
それでもコンスタントにポイントを稼ぎ、リタイアしたのは僅か1戦のみと安定していた。
トップ10フィニッシュは8回で、最高成績は8位であった。
来期も同チームから継続参戦する。


11th コーリン・エドワーズ (読者投票スコア 5.1/10)(選手権ランク 11位)

もてぎでの5位が最高成績で、トップ10フィニッシュは9回。
いつもながら地味なシーズンだったが、大型新人ベン・スピーズと組むテキサスコンビの相性は良かった。
来期についてはWSBKへの移籍交渉が寸前まで進んでいたが頓挫し、今季と同じくテック3から継続参戦する事になった。


10th アルバロ・バウティスタ (読者投票スコア 5.4/10)(選手権ランク 13位)

250からのステップアップ組の中では唯一ファクトリーチームに在籍し、チームメイトのカピロッシより上位ランクに位置する。
選手権ランキングは13位だが、カタルニアとセパンで5位に入るなど、内容的にはそれ以上の活躍を見せていた。
2011年のスズキは1台体制となりバウティスタ1人が走る事になる。


9th ランディ・ド・ピュニエ (読者投票スコア 6.3/10)(選手権ランク 9位)

第7戦カタルニアでは4位に入るなど好調なシーズンを送っていたが、ドイツGPで足を骨折するクラッシュに見舞われ、後半戦は能力を発揮できなかった。
シーズン最後まで万全の体調とはいかなかったが、強靭な回復力とポテンシャルを見せる事が出来たシーズンでもあった。
2011年はプラマック・ドカティに移籍する。


8th アンドレア・ドビツィオーゾ (読者投票スコア 6.6/10)(選手権ランク 5位)

優勝こそないものの表彰台を7回獲得するなど一貫して好成績を残した。
特にシーズン序盤5戦中4戦の表彰台は彼のポテンシャルの高さとフロントランナーである事を証明した。
ホンダのストーナ獲得により、一時はファクトリー放出を噂されたが、終盤の茂木とセパンで2位に入り、来期のシートを確約させるに至った。
2011年はレプソル・ホンダの3台体制となり、チーム内の競争が激化する為、正念場のシーズンとなるだろう。


7th マルコ・シモンチェリ (読者投票スコア 6.77/10)(選手権ランク 8位)

シーズンが進むにつれMotoGPマシンに順応し上位へ進出してきた。
ポルトガルGPでは表彰台まであと一歩の4位を獲得した。
ルーキーながらファクトリー仕様のマシンを与えられ、ホンダの期待するライダーである。
2011年もグレーシーニ・チームに残留し、青山をチームメイトに迎える事になった。


6th ニッキー・ヘイデン (読者投票スコア 6.82/10)(選手権ランク 7位)

ドカティに移籍後はマシンとのマッチングに苦しんだが、2年目の今シーズンはマシンも良くなり安定した成績を残せるようになった。
序盤の5戦中4戦で4位に入賞し、グランプリ初開催のアラゴンでは3位表彰台を獲得した。
シングルフィニッシュを逃したのは、リタイアしたレースを除き、もてぎ(12位)だけである。
2011年もファクトリー・ドカティ・チームに残留するが、ホンダ時代のチームメイトであったロッシを迎える事になる。


5th ケーシー・ストーナー (読者投票スコア 7.4/10)(選手権ランク 4位)

ストーナーにとって、今シーズンのマシンGP10とのマッチングが合わず不安定なシーズンとなった。
フロントのグリップ不足に悩まされ転倒が多い序盤であったが、終盤はアラゴンで優勝し調子を取り戻すと、結局3勝を記録した。
シーズン中盤には早々にホンダ移籍を発表し、レプソル・ホンダに所属する事になる。


4th ダニー・ペドロサ (読者投票スコア 7.6/10)(選手権ランク 2位)

これまで年間2勝の壁をなかなか超えられなかったのだが、今シーズンは4勝し過去最高の成績を収めた。
それでもランク2位はホンダのエースライダーとしては不足で、シーズンの流れもやや安定性を欠いた。
2011年もレプソル・ホンダからの継続参戦となるが、ストーナーの加入によりエースの座を奪われかねない状況となる。
チャンピオン候補と目され久しいが、ドビツィオーゾと同様に正念場のシーズンとなるだろう。


3rd ベン・スピーズ (average score 8.12/10)(選手権ランク 6位)

AMA、WSBKのチャンピオンの肩書を持つ大型新人ベン・スピーズ。
序盤こそ連続リタイアを喫するなどあったが、その後はルーキーとは思えない目覚ましい活躍を見せた。
第5戦イギリスで発表彰台の3位。母国GPのインディではポールポジションから2位に入った。
選手権ランキングは6位となり、ルーキーオブザイヤーを獲得した。
2011年はファクトリー・ヤマハに移籍し、MotoGPチャンピオンのロレンソとチームメイトとなる。


2nd ホルヘ・ロレンソ (average score 8.17/10)(選手権ランク 1位)

圧倒的強さでチャンピオンを獲得した。
ロッシの怪我で本来ならもっと厳しい戦いが行われていたかもしれないが、例えロッシが万全でもロレンソの強さは揺るぎ無かったであろう。
強さと安定を兼ね備えた完ぺきなシーズンだったと言える。
9勝をあげ、表彰台を逃したレースは2レースのみ。表彰台を逃したレースでも最低成績は4位と言う凄まじさ。
記録的な実績を残したロレンソだが、来期は開発の主導権を握る事になり、真の手腕が問われる年にもなる。
ライバルたちがロレンソ包囲網を敷く中、王者としていかに立ち向かうか。


1st バレンティーノ・ロッシ (average score 8.3/10)(選手権ランク 3位)

ロッシのヤマハ最後にシーズンは怪我との戦いでもあった。
ムジェロで負った怪我は4レースの欠場を余儀なくされ、復帰後もシーズン前に負った肩の怪我の痛みに悩まされ続けた。
開幕戦のカタールで勝利し幸先の良いスタートを切ったのだが、結局、シーズン2勝、表彰台10回獲得に留まった。
2011年はドカティに移籍し、新たなモチベーションを得る事となった。
ランキングは3位ながら読者評価で1位に選ばれるあたりは、やはり絶対王者たるゆえんか。
来季、ドカティをいかに乗りこなすか、興味は尽きない。