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全日本ロード MFJグランプリ 決勝

2010-10-31 20:03:53 | 全日本ロード 2010

2010年 MFJ 全日本ロードレース選手権シリーズ最終戦
 第42回MFJグランプリ SUPERBIKE RACE in SUZUKA

決勝 リザルト

■開催日:2010年10月31日(日)
■開催地:鈴鹿サーキット(5.821Km)
■周回数:1レース 14周
■出走台数:25台 ■完走台数:23台
■PP:秋吉 耕佑(2分06秒743/ホンダ)
■FL:レース1 秋吉耕佑(2分06秒635)




JSB1000

RACE 1

レース序盤は、秋吉耕佑、伊藤真一、中須賀克行の三つ巴のトップ争いが展開される。秋吉がペースを上げると、伊藤、中須賀が、それぞれ1秒ほどの差となり間隔が広がる。中須賀は必死に伊藤を追っていたが、9周目の逆バンクコーナーで無念の転倒。レース終盤に秋吉に伊藤が接近するが、ラストラップに再び、その差を広げた秋吉がトップでチェッカーフラッグを受け今季2勝目を挙げた。伊藤が2位、柳川が3位と続いた。高橋巧が4位、亀谷長純が5位、武田雄一が6位となった。

ポイントリーダーには柳川が立ち、0.5ポイント差で秋吉と高橋巧が続くという前代未聞の状態でレース2を迎えることになった。

RESULT

WEATHER : Cloudy COURSE : Dry

1 秋吉 耕佑 F.C.C.TSR Honda 29'48.962
2 伊藤 真一 KeihinKoharaR.T. Honda 29'52.036
3 柳川 明 TEAM GREEN Kawasaki 30'10.061
4 高橋 巧 MuSASHiRTハルク・プロ Honda 30'18.739
5 亀谷 長純 Honda DREAM RT 桜井ホンダ Honda 30'28.639

6 武田 雄一 TAIRA Racing Yamaha 30'38.864
7 出口 修 PLOT PANTHERA Suzuki 30'39.774
8 芹沢 太麻樹 エヴァンゲリオンRT初号機TRICK☆STAR Kawasaki 30'40.353
9 今野 由寛 MotoMap SUPPLY Suzuki 30'57.921
10 高橋 英倫 BEET RACING Kawasaki 31'17.932

11 東村 伊佐三 RS-ITOH&ASIA Kawasaki 31'19.271
12 谷 誠士郎 BMS RACING Honda 31'19.633
13 北口 浩二 クラウン警備保障RACING Honda 31'21.981
14 戸田 隆 G-TRIBE BMW 31'22.625
15 久保山 正朗 Honda浜友会浜松エスカルゴ Honda 31'25.500

16 高田 速人 Tras&NKB+881OR BMW 31'28.099
17 鈴木 大五郎 BKライディングスクール Suzuki 31'31.923
18 中村 知雅 中村Eng&ジャパンプランニング Honda 31'33.353
19 清水 郁巳 ホンダドリームRT高崎 B’WISE R.T Honda 31'33.427
20 藤田 拓哉 DOG FIGHT RACING Yamaha 31'36.435

21 宇佐見 保弘 チーム・エッチングファクトリー Yamaha 31'53.317
22 原田 洋孝 R.S.ガレージハラダ姫路 Kawasaki 32'06.340
23 佐藤 大輔 ロケットケロタン+ネオラグーナ Honda 32'07.025
24 澤村 元章 磐田レーシングファミリー Yamaha 29'54.248(-1Lap)
25 田村 武士 角力斗雲&J'Sおやじ組 Suzuki 29'55.566(-1Lap)

以下フィニッシュライン不通過:

26 吉田 光弘 ホンダ 緑陽会熊本レーシング Honda 13 29'46.288(- 1Lap)

以上 規定周回数完走:

  中須賀 克行 YSPRacingTeamwithTRC Yamaha 17'03.466 -6Laps
  大貫 貴彦 ロケットケロタン+ネオラグーナ Honda 6'57.324  -11Laps

レース中のベストタイムは № 64 秋吉 耕佑 F.C.C.TSR Honda 2'06.635 3/14 165.48km/h
規定周回数 9
MFJ国内競技規則 ロードレース競技規則17-4-11(スタートディレイド)により、レース周回数を14周とした。





RACE 2

ウエットレースとなったRace2は、オープニングラップから独走態勢を築いた秋吉耕佑が伊藤真一の追撃を振り切りトップでチェッカー。最終戦MFJグランプリでダブルウインを達成! 大逆転で全日本チャンピオンに輝いた。伊藤は卒業レースを2位でゴール。3位に中須賀が入り、波乱のシーズンを終えた。

RESULT

WEATHER: Rain COURSE : Wet

1 秋吉 耕佑 F.C.C.TSR Honda Honda 35'57.209
2 伊藤 真一 KeihinKoharaR.T. Honda 36'08.388
3 中須賀 克行 YSP Racing Team with TRC Yamaha 36'17.772
4 柳川 明 TEAM GREEN Kawasaki 36'23.970
5 亀谷 長純 Honda DREAM RT桜井ホンダ Honda 36'42.698

6 武田 雄一 Taira Racing Yamaha 37'40.734
7 芹沢 太麻樹 エヴァンゲリオンRT初号機TRICK☆STAR Kawasaki 37'46.457
8 出口 修 PLOT PANTHERA Suzuki 37'55.361
9 谷 誠士郎 BMS RACING Honda 37'55.526
10 東村 伊佐三 RS-ITOH&ASIA Kawasaki 38'09.540

11 高田 速人 Tras&NKB+8810R BMW 38'16.118
12 高橋 英倫 BEET RACING Kawasaki 38'19.921
13 高橋 巧 MuSASHiRTハルク・プロ Honda 35'59.897(-1Lap)
14 久保山 正朗 Honda浜友会浜松エスカルゴ Honda 36'08.767(-1Lap)
15 戸田 隆 G-TRIBEBS BMW 36'27.915(-1Lap)

16 北口 浩二 クラウン警備保障RACING Honda 36'27.931(-1Lap)
17 原田 洋孝 R.S.ガレージハラダ姫路 Kawasaki 36'59.195(-1Lap)
18 宇佐見 保弘 チーム・エッチングファクトリー Yamaha 36'59.378(-1Lap)
19 吉田 光弘 Honda緑陽会熊本レーシング Honda 36'59.807(-1Lap)
20 今野 由寛 MotoMapSUPPLY Suzuki 37'02.224(-1Lap)

21 澤村 元章 磐田レーシングファミリー Yamaha 38'01.399(-1Lap)
22 鈴木 大五郎 BKライディングスクール Suzuki 38'03.798(-1Lap)
23 藤田 拓哉 DOG FIGHT RACING Yamaha 38'21.179(-1Lap)

以上 規定周回数完走:

清水 郁巳 ホンダドリームRT高崎B'WISER.T Honda 18'55.782 -8Laps
中村 知雅 中村Eng&ジャパンプランニング Honda 13'16.959 -10Laps
佐藤 大輔 SRFクラブRAIJO+1.5 Honda -15Laps

大貫 貴彦 ロケットケロタン+ネオラグーナ Honda 出走せず
田村 武士 テイクアップOIRF Suzuki 出走せず

レース中のベストタイムは#64 秋吉 耕佑 F.C.C.TSR Honda 2'20.777 3/15 148.86km/h
規定周回数 11
ペナルティ/No.634(高橋 巧) MFJ国内競技規則 ロードレース競技規則21-1-1(ダブルチェッカー)の違反により、訓戒を科した。





ST600

タイトルを争う大崎誠之と山口辰也によるマッチレースとなった最終戦。最終ラップまでテール to ノーズで続いたバトルは大崎が山口を抑えきり2連勝! 19位以内に入ればよかった山口だったが最後まで攻めの走りを見せ2位にでゴールし、チャンピオンを決定した。3位争いは、中冨伸一と大木崇行が、やはり最終ラップまで繰り広げていたが、中冨が制してゴールした。



決勝結果

WEATHER: Cloudy COURSE : Dry

1 75 大崎 誠之 ヤマハ YZF-R6 SP忠男レーシングチーム 12 26'53.409 155.86km/h
2 30 山口 辰也 ホンダ CBR600RR モリワキクラブ 12 26'54.020 0.611 R
3 2 中冨 伸一 ヤマハ YZF-R6 HiTMAN RC甲子園ヤマハ 12 26'56.829 3.42
4 34 大木 崇行 ヤマハ YZF-R6 Team ARA 虎の穴 12 26'57.096 3.687
5 14 津田 拓也 スズキ GSX-R600 WestPower 12 27'14.704 21.295

6 35 中山 真太郎 ホンダ CBR600RR ATU.AKI team しんたろう with KRT 12 27'15.266 21.857
7 73 中上 貴晶 ホンダ CBR600RR MuSASHi RTハルク・プロ 12 27'15.365 21.956
8 634 小林 龍太 ホンダ CBR600RR MuSASHi RTハルク・プロ 12 27'19.987 26.578
9 11 渡辺 一馬 ホンダ CBR600RR CLUB PLUS ONE 12 27'20.068 26.659
10 3 佐藤 裕児 ヤマハ YZF-R6 HiTMAN RC甲子園ヤマハ 12 27'20.652 27.243

11 56 岡村 光矩 ホンダ CBR600RR RSGレーシング&フィービー 12 27'29.777 36.368
12 99 野田 弘樹 ホンダ CBR600RR テルル・ハニービーレーシング 12 27'29.939 36.53
13 77 岡嶋 晋也 カワサキ ZX-6R RS-ITOHGTMM丸進金属 12 27'45.277 51.868
14 78 波多野 祐樹 カワサキ ZX-6R GRACERACING TEAM 12 27'46.003 52.594
15 81 佐藤 周 カワサキ ZX-6R MST★TAMITON-R 12 28'22.184 1'28.775

16 27 中津原 尚宏 ホンダ CBR600RR 研友会栃木PGレーシング 12 28'27.158 1'33.749
17 91 中山 智博 カワサキ ZX-6R RS-ITOH 12 28'27.359 1'33.950
18 44 斉藤 一輝 ホンダ CBR600RR ウイングヨシイRC 12 28'50.951 1'57.542

以上 規定周回数完走:

87 大田 雅裕 カワサキ ZX-6R KENクラブ 8 27'51.492 4Laps
31 岩崎 哲朗 カワサキ ZX-6R RS-ITOH&ASIA 7 15'53.436 5Laps
39 阿久津 晃輝 ヤマハ YZF-R6 2りんかんRT & DOG FIGHT R 5 12'34.654 7Laps
13 関口 太郎 ホンダ CBR600RR Team TARO PLUS ONE 4 10'21.867 8Laps
26 稲垣 誠 ヤマハ YZF-R6 AKENO SPEED 1 2'16.370 11Laps
6 岩田 悟 ホンダ CBR600RR TSR 1 2'19.962 11Laps
62 横江 竜司 ヤマハ YZF-R6 RT 森のくまさん佐藤塾 1 2'20.498 11Laps

"R"マークの車は、コースレコードを更新しました。従来のレコードタイムは 2'14.170
レース中のベストタイムは#30 山口 辰也 モリワキクラブ 2'13.702 6/12 156.73km/h
規定周回数 9





J-GP2

J-JP2の決勝が始まると、雨がぱらつきはじめる。
 宇井陽一がホールショットを決め、小西良輝、野田弘樹、高橋江紀、山口辰也と続くが、野田、山口がオープニングラップでポジションを上げ、宇井、野田、山口がトップグループを形成する。
 4周目に入ったところで、雨足が強くなったことから赤旗が提示され、レースは中断。残り12周で2レース目が行われる。
 2レース目は完全なウエットレースとなった。1ヒート目の3周を終えた時点での順位がグリッドとなり、宇井、野田、山口がフロントロウ、高橋、小西、朝比奈正がセカンドロウからスタート。
 野田と山口が1周目からバトルを繰り広げ、小西、宇井が続く。4周目、S字コーナーで宇井が小西をパスするが、その後のスプーンカーブで宇井が痛恨のスリップダウン。戦線から離脱してしまう。
 ここからトップ争いは野田と山口の一騎打ちとなる。最終ラップまでもつれ込んだバトルを制した野田が初優勝。山口は2位でゴールした。小西は単独の3位で、J-GP2クラスの初代チャンピオンに輝いた。


決勝結果

WEATHER : Rain COURSE : Wet

Pos. No. Rider Type Team Laps 2nd Race Time Delay 1st 2nd
1 99 野田 弘樹 ホンダ CBR600RR テルル・ハニービーレーシング 15 29'47.944 3 12
2 91 山口 辰也 ホンダ CBR600RR モリワキクラブ 15 29'48.181 0.237 3 12
3 73 小西 良輝 ホンダ CBR600RR MuSASHiRTハルク・プロ 15 30'51.483 1'03.539 3 12
4 56 及川 誠人 ヤマハ YZF-R6 伊藤レーシングGMDスズカ 15 31'14.197 1'26.253 3 12
5 93 高橋 江紀 ホンダ RBB6 バーニングブラッドRT 15 31'56.142 2'08.198 3 12
6 79 朝比奈 正 アサヒナ Z600 アサヒナレーシング 14 30'46.387 1Lap 3 11
7 70 中尾 健治 ヤマハ YZF-R6 レイラスポーツ 14 32'27.010 1Lap 3 11

以上 規定周回数完走:

41 宇井 陽一 ヤマハ YZF-R6 41PLAN/PRO-TEC 6 7'35.003 9Laps 3 3
82 清水 直樹 カワサキ ZX-6R MST☆TAMITON-R 4 3'54.124 11Laps 3 1

MFJ国内競技規則 ロードレース競技規則24-2-8を適用し、2つのレースの周回数を合計して順位を決定した。
周回数が同数の場合は、第2レースの結果を優先した。
レース中のベストタイムは#93 高橋 江紀 バーニングブラッドRT 2'19.895 2/15 149.80km/h
規定周回数 11





J-GP3

 ホールを奪った尾野弘樹と、仲城英幸が抜け出していたが、2台のバトルに日浦大治朗、菊池寛幸、篠崎佐助、大久保光、山田誓己、徳留真紀が追いつき、トップ争いは8台にふくれ上がる。
 ここから大久保、徳留が引き離され、レース中盤は6台によるトップ争いに。しかし8周目のシケインで山田と日浦が転倒。レースには復帰するものの、トップ争いからは脱落してしまう。
 その後は尾野、篠崎、菊池の3台のバトルとなる。接戦は最終ラップまで続き、130で2台を抜きトップに立った尾野がレースを制覇。2位に菊池、3位に篠崎が次いでチェッカーを受けた。4位は単独走行で仲城。5位は5台によるバトルを制した徳留。森俊也、野佐根航汰、浦本修充、藤井謙汰が続いてゴール。大久保光が10位でチェッカーを受け、今シーズンのチャンピオンを決めた。
 日浦は13位、山田は23位でチェッカーを受けている。


決勝結果

WEATHER: Cloudy COURSE : Dry

1 3 尾野 弘樹 ホンダ RS125 BATTLE FACTORY 28'23.076 147.65km/h
2 1 菊池 寛幸 ホンダ RS125 WHEELIEwith KRT 28'23.435 0.359
3 11 youth 1 篠崎 佐助 ヤマハ TZ125 チーム テック2 28'23.767 0.691
4 15 P 1 仲城 英幸 ホンダ HP25RW Projectμ7C HARC 28'27.842 4.766
5 4 徳留 真紀 ホンダ RS125 チームアライアンス&ハルクプロ 28'29.810 6.734

6 91 youth 2 森 俊也 ホンダ RS125R racing sayama 28'30.218 7.142
7 77 youth 3 野左根 航汰 ヤマハ TZ125 ウェビックチームノリックヤマハ 28'30.730 7.654
8 13 youth 4 浦本 修充 ホンダ RS125R MuSASHi RT ハルク・プロ 28'30.838 7.762
9 17 youth 5 藤井 謙汰 ホンダ RS125R TSR 28'30.888 7.812
10 6 youth 6 大久保 光 ホンダ RS125R 18 GARAGE RACING TEAM. 28'33.259 10.183

11 12 youth 7 長島 哲太 ホンダ RS125R Projectμ7C HARC 28'33.370 10.294
12 29 youth 8 渡辺 陽向 ホンダ RS125R Projectμ7C HARC 28'34.017 10.941
13 9 youth 9 日浦 大治朗 ホンダ RS125R Team NOBBY 28'48.447 25.371
14 21 youth 10 中本 翔 ホンダ RS125R リリカAMENA with OUTRUN 28'53.840 30.764
15 7 矢作 雄馬 ホンダ RS125R ENDURANCE 28'53.885 30.809

16 61 今中 満 ホンダ RS125R team RISKY 28'58.764 35.688
17 23 鎌田 悟 ホンダ RS125R ENDURANCE + 桶川スポーツランド 28'58.991 35.915
18 76 高杉 奈緒子 ホンダ RS125R モトバムWithヒポポタマス 28'59.089 36.013
19 28 大塚 卓也 ホンダ RS125R HondaブルーヘルメットMSC 29'15.683 52.607
20 37 川瀬 啓一郎 ホンダ RS125R KOHSAKA+バックヤードガレージ 29'16.571 53.495

21 27 天野 邦博 ホンダ RS125R Honda狭山レーシングチーム 29'17.113 54.037
22 74 毛利 雅己 ホンダ RS125R チーム KOHSAKA 29'17.172 54.096
23 5 山田 誓己 ホンダ RS125R TEAM PLUS ONE 29'19.368 56.292
24 35 大西 隼 ホンダ RS125R Projectμ7C HARC 29'33.119 1'10.043

以上 規定周回数完走:

71 安村 武志 ヤマハ TZ125 チーム テック2 4 9'43.786 8Laps
31 中山 翔太 ホンダ RS125R TEAM TECHNICA 0 12Laps
10 youth 山本 剛大 ホンダ RS125R Team NOBBY 出走せず

レース中のベストタイムは#5 山田 誓己 TEAM PLUS ONE 2'20.664 4/12 148.98km/h
規定周回数 9



全日本ロード MFJグランプリ 予選

2010-10-31 11:15:55 | 全日本ロード 2010


2010年 MFJ 全日本ロードレース選手権シリーズ最終戦
 第42回MFJグランプリ SUPERBIKE RACE in SUZUKA

公式予選リザルト

鈴鹿サーキット(5.821Km)



JSB1000

最終戦MFJグランプリは2レース制で、ボーナスポイントが3ポイント加算される。
引退を表明している伊藤真一選手も計算上はチャンピオンの可能性が残されており、誰が勝つのか見どころの多い最終戦となっている。

レース1のグリッドは、ノックアウト方式最初のセッションQ1で決まる。
路面は、朝のウェット路面から予選が進むにつれ乾いていく難しいコンディション。
JSB1000の予選時は、ウェットパッチが残っているものの、各車スリックでコースインした。
このセッションを制したのは、秋吉耕祐。以下、中須賀、伊藤、柳川、武田、出口と続いた。

Q2は、秋吉、伊藤、中須賀、柳川の順。
Q3は、秋吉、伊藤、亀谷、柳川、中須賀の順となった。
中須賀は、Q3のコースイン直後にヘアピンで転倒。Tカーに乗り換えて走行を続けたが5番手となった。


秋吉耕祐
「S字コーナーもかなり濡れている部分があって、危ない思いをしていたけれど、コースレコード更新を目指して走りました。レースは、伊藤さんとマッチレースになればおもしろいですね。タイトルは、獲れるものなら獲りたいですけれど自力で獲れる状況ではないので、とにかく2レースとも勝つことだけを考えています。
オートバイが2台あって、1台をドライセッティング、もう1台をウエットセッティングにして走ってたんですけれど、Q1をドライセッティングで走ったら、あまりグリップがよくなかったので、レイン用に乗り換えて、それでアタックを最後まで行いました。タイムも徐々に上がってきて、うまく走れたんじゃないかなと思います。Q3は決勝に向けてタイヤをいろいろ試したかったのでタイヤを確認できてよかったと思います。予選のような中途半端な状況はイヤなのでレースは、ドライならドライ、レインならレインで走りたいですね。ドライなら、もてぎのような戦いになると思いますが、全開で走るだけです。」

中須賀克行
「トップは6秒台に入ってくると思っていたので多少のリスクを覚悟して攻めていきましたが、濡れている部分にフロントを取られて転倒してしまいました。まぁ2列目までに並んでいればスタートを決めれば大丈夫。レースはドライになりそうなので、しっかりマシンの状態を把握して勝ちたいですね」

伊藤真一
「マシンは、まだ完璧とはいえない。今回も決勝朝のウォームアップも使ってセットを詰めていくよ。レースは秋吉くんはもちろん、中須賀くんも来るので、逃げることはできないと思う。ただ、まだまだ余裕があるので、そこを出し切ればいいレースができると思う」



予選結果(Race1 決勝)

WEATHER: Cloudy  COURSE : Dry

1 64 秋吉 耕佑 ホンダ CBR1000RR F.C.C.TSR Honda 2'09.059 162.37km/h
2 1 中須賀 克行 ヤマハ YZF-R1 YSPRacingTeamwithTRC 2'10.005 0.946
3 33 伊藤 真一 ホンダ CBR1000RR KeihinKoharaR.T. 2'10.701 1.642

4 87 柳川 明 カワサキ ZX-10R TEAM GREEN 2'12.032 2.973
5 54 武田 雄一 ヤマハ YZF-R1 Taira Racing 2'12.923 3.864
6 48 出口 修 スズキ GSX-R1000 PLOT PANTHERA 2'13.113 4.054

7 6 亀谷 長純 ホンダ CBR1000RR Honda DREAM RT 桜井ホンダ 2'13.506 4.447
8 01 芹沢 太麻樹 カワサキ ZX-10R エヴァンゲリオンRT初号機TRICK☆STAR 2'14.408 5.349
9 634 高橋 巧 ホンダ CBR1000RR MuSASHiRTハルク・プロ 2'14.835 5.776

10 99 戸田 隆 BMW S1000RR G-TRIBE 2'17.781 8.722
11 69 谷 誠士郎 ホンダ CBR1000RR BMS RACING 2'17.806 8.747
12 16 東村 伊佐三 カワサキ ZX-10R RS-ITOH&ASIA 2'18.035 8.976

13 32 今野 由寛 スズキ GSX-R1000 MotoMap SUPPLY 2'18.041 8.982
14 27 久保山 正朗 ホンダ CBR1000RR Honda浜友会浜松エスカルゴ 2'18.882 9.823
15 51 高橋 英倫 カワサキ ZX-10R BEET RACING 2'19.153 10.094

16 36 鈴木 大五郎 スズキ GSX-R1000 BKライディングスクール 2'19.311 10.252
17 83 中村 知雅 ホンダ CBR1000RR 中村Eng&ジャパンプランニング 2'19.644 10.585
18 17 清水 郁巳 ホンダ CBR1000RR ホンダドリームRT高崎B'WISER.T 2'20.201 11.142

19 73 佐藤 大輔 ホンダ CBR1000RR SRFクラブRAIJO+1.5 2'21.110 12.051
20 20 吉田 光弘 ホンダ CBR1000RR Honda緑陽会熊本レーシング 2'21.571 12.512
21 28 高田 速人 BMW S1000RR Tras&NKB+8810R 2'22.341 13.282

22 88 藤田 拓哉 ヤマハ YZF-R1 DOG FIGHT RACING 2'22.802 13.743

以上予選通過車両:

23 81 北口 浩二 ホンダ CBR1000RR クラウン警備保障RACING 2'22.998 13.939
24 25 原田 洋孝 カワサキ ZX-10R R.S.ガレージハラダ姫路 2'23.081 14.022
25 72 大貫 貴彦 ホンダ CBR1000RR ロケットケロタン+ネオラグーナ 2'23.432 14.373
26 50 宇佐見 保弘 ヤマハ YZF-R1 チーム・エッチングファクトリー 2'23.657 14.598
27 62 澤村 元章 ヤマハ YZF-R1 磐田レーシングファミリー 2'25.087 16.028
28 84 田村 武士 スズキ GSX-R1000 テイクアップOIRF 2'26.379 17.320

予選通過基準タイム(110%) 2'22.913

※ノックアウト方式Q1で、レース1のグリッドが決定



予選結果(Race2 決勝)

WEATHER: Cloudy  COURSE : Dry

1 64 秋吉 耕佑 ホンダ CBR1000RR F.C.C.TSR Honda 2'06.743 163.11km/h
2 33 伊藤 真一 ホンダ CBR1000RR KeihinKoharaR.T. 2'06.841 0.098
3 6 亀谷 長純 ホンダ CBR1000RR Honda DREAM RT 桜井ホンダ 2'08.788 2.045

4 87 柳川 明 カワサキ ZX-10R TEAM GREEN 2'09.080 2.337
5 1 中須賀 克行 ヤマハ YZF-R1 YSPRacingTeamwithTRC 2'09.283 2.540
6 634 高橋 巧 ホンダ CBR1000RR MuSASHiRTハルク・プロ 2'10.070 3.327

7 48 出口 修 スズキ GSX-R1000 PLOT PANTHERA 2'10.461 3.718
8 54 武田 雄一 ヤマハ YZF-R1 Taira Racing 2'11.026 4.283
9 01 芹沢 太麻樹 カワサキ ZX-10R エヴァンゲリオンRT初号機TRICK☆STAR 2'12.548 5.805

10 32 今野 由寛 スズキ GSX-R1000 MotoMap SUPPLY 2'12.798 6.055
11 27 久保山 正朗 ホンダ CBR1000RR Honda浜友会浜松エスカルゴ 2'14.585 7.842
12 69 谷 誠士郎 ホンダ CBR1000RR BMS RACING 2'15.488 8.745

以上 Q3にて決定:

13 51 高橋 英倫 カワサキ ZX-10R BEET RACING 2'15.282
14 16 東村 伊佐三 カワサキ ZX-10R RS-ITOH&ASIA 2'15.401
15 28 高田 速人 BMW S1000RR Tras&NKB+8810R 2'16.230

16 99 戸田 隆 BMW S1000RR G-TRIBE 2'16.464
17 17 清水 郁巳 ホンダ CBR1000RR ホンダドリームRT高崎B'WISER.T 2'16.537
18 36 鈴木 大五郎 スズキ GSX-R1000 BKライディングスクール 2'17.005

19 83 中村 知雅 ホンダ CBR1000RR 中村Eng&ジャパンプランニング 2'17.593
20 88 藤田 拓哉 ヤマハ YZF-R1 DOG FIGHT RACING 2'17.852
21 20 吉田 光弘 ホンダ CBR1000RR Honda緑陽会熊本レーシング 2'17.970

22 73 佐藤 大輔 ホンダ CBR1000RR SRFクラブRAIJO+1.5 2'20.333

以上 Q2にて決定:

以下 Q1にて決定:
以下予選不通過車両:

23 81 北口 浩二 ホンダ CBR1000RR クラウン警備保障RACING 2'22.998
24 25 原田 洋孝 カワサキ ZX-10R R.S.ガレージハラダ姫路 2'23.081
25 72 大貫 貴彦 ホンダ CBR1000RR ロケットケロタン+ネオラグーナ 2'23.432
26 50 宇佐見 保弘 ヤマハ YZF-R1 チーム・エッチングファクトリー 2'23.657
27 62 澤村 元章 ヤマハ YZF-R1 磐田レーシングファミリー 2'25.087
28 84 田村 武士 スズキ GSX-R1000 テイクアップOIRF 2'26.379




ST600

ST600の予選は、雨は上がったもののコースコンディションはフルウェット。

ダンロップを履く大崎が2分24秒922でポールポジションを獲得した。

2番手は稲垣誠-PIの2分26秒476。3番手は山口辰也-PIの2分27秒392。
以下、中山真太郎-PI、大木崇行-PI、中上貴晶-BS、関口太郎-BS、渡辺一馬-BS、小林龍太-BS、岩崎哲朗-PI、野田弘樹-BS、津田拓也-PI、横江竜司-BS、中冨伸一-DLと続く。
稲垣はチェッカー直前にデグナーカーブ出口で転倒した。

大崎誠之
「第4戦SUGOからダンロップの新型レインタイヤをずっと試したかったけれど、事前テストも雨が降らず今回、初めて履いた。それが、すごくフィーリングがよくてグリップもいい。雨は得意なので、普通に走れば上の方にいけるとは思っていたけれど、ここまで(2番手と)差がつくとは自分でもびっくりしました。稲垣くんは、前日の合同走行でも集中力でポンとタイムを出してきたのはサスガだなと思った。決勝も稲垣くんと(山口)辰也くんが来ると思うが、できれば3台で争いたい。一発タイムは、かなわないかもしれないけれど、レース後半はいける自信があるので、前回みたいに、いいところでスパートして逃げられたらいいなと思います。あとは相手の出方を伺いながら組み立てていきたいですね」



予選結果

WEATHER: Cloudy COURSE : Wet

1 75 大崎 誠之 ヤマハ YZF-R6 SP忠男レーシングチーム 2'24.922 144.60km/h 12/14
2 26 稲垣 誠 ヤマハ YZF-R6 AKENO SPEED 2'26.476 1.554 1.554 9/9
3 30 山口 辰也 ホンダ CBR600RR モリワキクラブ 2'27.392 2.470 0.916 10/10

4 35 中山 真太郎 ホンダ CBR600RR ATU.AKI team しんたろう with KRT 2'28.019 3.097 0.627 12/12
5 34 大木 崇行 ヤマハ YZF-R6 Team ARA 虎の穴 2'28.025 3.103 0.006 13/13
6 73 中上 貴晶 ホンダ CBR600RR MuSASHi RTハルク・プロ 2'28.554 3.632 0.529 12/13

7 13 関口 太郎 ホンダ CBR600RR Team TARO PLUS ONE 2'29.137 4.215 0.583 11/11
8 11 渡辺 一馬 ホンダ CBR600RR CLUB PLUS ONE 2'29.140 4.218 0.003 14/14
9 634 小林 龍太 ホンダ CBR600RR MuSASHi RTハルク・プロ 2'29.396 4.474 0.256 11/13

10 31 岩崎 哲朗 カワサキ ZX-6R RS-ITOH&ASIA 2'29.499 4.577 0.103 13/13
11 99 野田 弘樹 ホンダ CBR600RR テルル・ハニービーレーシング 2'30.122 5.200 0.623 10/11
12 14 津田 拓也 スズキ GSX-R600 WestPower 2'30.265 5.343 0.143 12/12

13 62 横江 竜司 ヤマハ YZF-R6 RT 森のくまさん佐藤塾 2'30.388 5.466 0.123 12/12
14 2 中冨 伸一 ヤマハ YZF-R6 HiTMAN RC甲子園ヤマハ 2'30.652 5.730 0.264 13/13
15 78 波多野 祐樹 カワサキ ZX-6R GRACERACING TEAM 2'30.851 5.929 0.199 11/11

16 6 岩田 悟 ホンダ CBR600RR TSR 2'31.073 6.151 0.222 11/11
17 3 佐藤 裕児 ヤマハ YZF-R6 HiTMAN RC甲子園ヤマハ 2'31.398 6.476 0.325 13/13
18 56 岡村 光矩 ホンダ CBR600RR RSGレーシング&フィービー 2'31.794 6.872 0.396 4/5

19 87 大田 雅裕 カワサキ ZX-6R KENクラブ 2'31.927 7.005 0.133 12/12
20 27 中津原 尚宏 ホンダ CBR600RR 研友会栃木PGレーシング 2'32.162 7.240 0.235 8/10
21 81 佐藤 周 カワサキ ZX-6R MST★TAMITON-R 2'33.428 8.506 1.266 11/11

22 44 斉藤 一輝 ホンダ CBR600RR ウイングヨシイRC 2'34.391 9.469 0.963 12/13
23 39 阿久津 晃輝 ヤマハ YZF-R6 2りんかんRT & DOG FIGHT R 2'36.938 12.016 2.547 2/4
24 91 中山 智博 カワサキ ZX-6R RS-ITOH 2'37.586 12.664 0.648 8/12

25 77 岡嶋 晋也 カワサキ ZX-6R RS-ITOHGTMM丸進金属 2'37.923 13.001 0.337 6/6

以上予選通過車両:

26 49 須磨 貞仁 スズキ GSX-R600 H.M.F 2'56.134 31.212 18.211 2/2

予選通過基準タイム ( 110 % ) 2'39.414




J-GP2

J-GP2は、最終戦も単独開催となった。
路面はライン上がドライとなり、途中、スリックタイヤに交換した宇井陽一が、2分22秒121でクラス初のポールポジションを獲得した。
2番手は、野田弘樹。3番手は、小西良輝。
以下、清水直樹、高橋江紀、山口辰也となった。


宇井陽一
「濡れた路面をスリックタイヤで走ることはグランプリの経験で慣れているし、スリックが水の上でも、オートバイの動かし方ひとつでグリップするようになるのを知っていたので、早めにスリックに履きかえたのですが、意外と(路面が)乾くのが遅かった。コースに出て2、3周はドキドキしたけれど、そのうちタイヤも暖まってきた。残り5、6分で、リアを少しやわらかいタイヤに換えたら、日が出てきて急激に乾いてきた。あれ以上乾いてしまうと、ボクのマシンは震度5弱のチャタリングに襲われ始めるので“乾くな、このままいってくれ!”と思っていました(笑)。決勝は来年に向けてのデータを集めるためにも、サスペンションのセッティングをガラッと変えて挑むつもりです」



予選結果

WEATHER: Cloudy COURSE : Wet

1 41 宇井 陽一 ヤマハ YZF-R6 41PLAN/PRO-TEC 2'22.121 147.45km/h
2 99 野田 弘樹 ホンダ CBR600RR テルル・ハニービーレーシング 2'22.351 0.230
3 73 小西 良輝 ホンダ CBR600RR MuSASHiRTハルク・プロ 2'24.564 2.443
4 82 清水 直樹 カワサキ ZX-6R MST☆TAMITON-R 2'25.358 3.237
5 93 高橋 江紀 ホンダ RBB6 バーニングブラッドRT 2'25.542 3.421
6 91 山口 辰也 ホンダ CBR600RR モリワキクラブ 2'25.822 3.701
7 56 及川 誠人 ヤマハ YZF-R6 伊藤レーシングGMDスズカ 2'31.012 8.891
8 79 朝比奈 正 アサヒナ Z600 アサヒナレーシング 2'31.191 9.070

以上予選通過車両:

9 70 中尾 健治 ヤマハ YZF-R6 レイラスポーツ 2'37.260 15.139
55 生形 秀之 スズキ GSX-R600 エスパルスドリームレーシング 出走せず

予選通過基準タイム ( 110 % ) 2'36.333




J-GP3

予選は、徐々に路面状況が回復していく難しいコンディション。
山本剛大がポールポジションを獲得。山本はベストタイムを出した翌周に、更にタイム更新を狙っていたがシケインで転倒した。
以下、日浦大治朗、尾野弘樹、仲城英幸、篠崎佐助、山田誓己、菊池寛幸、大久保光、徳留真紀、渡辺陽向、長島哲太、野佐根航汰と続いている。

山本剛大
「今回のレースはチャンピオン争いが関係ないので、とにかく自分としては攻めのレースがしたいと思っていました。予選は難しいコンディションだったのですが、その中でベストの走りをしようとトライしました。非常にマシンの仕上がりもよく、まだまだ攻め込める状況だったのですが、シケインの入り口で少し行き過ぎて転倒してしまいました。うまくリカバリーできれば、もう少しタイムを詰めることができると思ったので、そういう意味でも残念です。足が痛むのでレースに出られるかは分からないのですが、チームスタッフが出られるようにサポートしてくれているので、なんとかグリッドには並びたいと思っています」



予選結果

WEATHER: Cloudy COURSE : Wet

1 10 youth 1 山本 剛大 ホンダ RS125R Team NOBBY 2'27.678 141.90km/h 11/11
2 9 youth 2 日浦 大治朗 ホンダ RS125R Team NOBBY 2'29.043 1.365 1.365 10/10
3 3 尾野 弘樹 ホンダ RS125 BATTLE FACTORY 2'29.292 1.614 0.249 8/8

4 15 P 1 仲城 英幸 ホンダ HP25RW Projectμ7C HARC 2'30.358 2.68 1.066 14/14
5 11 youth 3 篠崎 佐助 ヤマハ TZ125 チーム テック2 2'30.744 3.066 0.386 11/13
6 5 山田 誓己 ホンダ RS125R TEAM PLUS ONE 2'31.021 3.343 0.277 13/13

7 1 菊池 寛幸 ホンダ RS125 WHEELIEwith KRT 2'31.202 3.524 0.181 11/11
8 6 youth 4 大久保 光 ホンダ RS125R 18 GARAGE RACING TEAM. 2'31.525 3.847 0.323 12/12
9 4 徳留 真紀 ホンダ RS125 チームアライアンス&ハルクプロ 2'31.601 3.923 0.076 13/14

10 29 youth 5 渡辺 陽向 ホンダ RS125R Projectμ7C HARC 2'31.763 4.085 0.162 14/14
11 12 youth 6 長島 哲太 ホンダ RS125R Projectμ7C HARC 2'31.817 4.139 0.054 12/12
12 77 youth 7 野左根 航汰 ヤマハ TZ125 ウェビックチームノリックヤマハ 2'32.116 4.438 0.299 13/13

13 21 youth 8 中本 翔 ホンダ RS125R リリカAMENA with OUTRUN 2'32.310 4.632 0.194 11/12
14 61 今中 満 ホンダ RS125R team RISKY 2'32.339 4.661 0.029 14/14
15 71 安村 武志 ヤマハ TZ125 チーム テック2 2'32.459 4.781 0.12 11/12

16 23 鎌田 悟 ホンダ RS125R ENDURANCE + 桶川スポーツランド 2'32.686 5.008 0.227 13/13
17 13 youth 9 浦本 修充 ホンダ RS125R MuSASHi RT ハルク・プロ 2'33.649 5.971 0.963 9/9
18 74 毛利 雅己 ホンダ RS125R チーム KOHSAKA 2'33.946 6.268 0.297 12/12

19 7 矢作 雄馬 ホンダ RS125R ENDURANCE 2'35.082 7.404 1.136 12/12
20 76 高杉 奈緒子 ホンダ RS125R モトバムWithヒポポタマス 2'35.405 7.727 0.323 11/11
21 31 中山 翔太 ホンダ RS125R TEAM TECHNICA 2'35.808 8.13 0.403 7/10

22 91 youth 10 森 俊也 ホンダ RS125R racing sayama 2'36.292 8.614 0.484 13/13
23 17 youth 11 藤井 謙汰 ホンダ RS125R TSR 2'36.629 8.951 0.337 11/12
24 35 大西 隼 ホンダ RS125R Projectμ7C HARC 2'37.286 9.608 0.657 11/12

25 37 川瀬 啓一郎 ホンダ RS125R KOHSAKA+バックヤードガレージ 2'37.435 9.757 0.149 13/13
26 27 天野 邦博 ホンダ RS125R Honda狭山レーシングチーム 2'39.142 11.464 1.707 12/12
27 28 大塚 卓也 ホンダ RS125R HondaブルーヘルメットMSC 2'39.233 11.555 0.091 11/13

以上予選通過車両:

予選通過基準タイム ( 110 % ) 2'42.445

ペナルティ/No.3 特別規則第23条(スタート練習)の違反により、罰金10,000円を科した。


MotoGP : 第17戦 ポルトガルGP 予選

2010-10-31 09:29:58 | MotoGP 2010
GRANDE PREMIO DE PORTUGAL

Estoril



MotoGP 2010 第17戦 ポルトガルGP 予選 リザルト&コメント




■開催日:2010年10月30日(土)2日目結果
■開催地:ポルトガル/エストリル(4.182km)
■コースコンディション:ウエット
■PP:J・ロレンソ(1分48秒522/ヤマハ)


エストリルは悪天候に見舞われ、午後からは走行不可能と判断され公式予選はキャンセル。そのため、これまでのフリー走行3本のタイムを合わせてグリッドが決定した。




MotoGP Qualifying Practice



 ポルトガルGP、2日目の予選は、激しい雨によるコースコンディション不良により、セッションがディレイとなり、全クラスの予選セッションが中止された。
それにより、3回のフリープラクティスの総合結果でグリッドが決められることになった。

 MotoGPクラスの予選に先立ち125の予選が行われる予定だったが、雨で125の予選は最後に回される事になり、MotoGP予選は当初のスケジュールどおりに行なわれる予定だった。
しかし、現地時間の13時20分すぎにレースディレクションより、全クラスの予選中止の発表があった。

 この結果、ポールポジションは、1分48秒522のロレンソが獲得。ロレンソはFP2で記録したタイムでのPPとなる。FP3でもトップタイムを記録しているロレンソだったが、その直後に転倒した。

以下、2番手、1分48秒657で、ニッキー・ヘイデン
3番手、1分48秒883で、バレンティーノ・ロッシ。ここまでが、フロントロー。

トビチオーゾとバルベラ、青山博一、チェカが記録したタイムは、FP3で出したタイムとなり、他のライダーは全てFP2でのタイムとなる。




総合結果

1 J・ロレンソ Fiat Yamaha Team Yamaha 1'48.522
2 N・ヘイデン Ducati Marlboro Team Ducati 1'48.657 +0.135
3 V・ロッシ Fiat Yamaha Team Yamaha 1'48.883 +0.361
4 C・スト―ナー Ducati Marlboro Team Ducati 1'49.061 +0.539
5 B・スピース Monster Yamaha Tech 3 Yamaha 1'49.721 +1.199

6 M・メランドリ San Carlo Honda Gresini Honda 1'49.784 +1.262
7 A・ドビツィオーゾ Repsol Honda Team Honda 1'50.007 +1.485
8 R・ド・ピュニエ LCR Honda MotoGP Honda 1'50.043 +1.521
9 C・エドワーズ Monster Yamaha Tech 3 Yamaha 1'50.313 +1.791
10 M・シモンチェリ San Carlo Honda Gresini Honda 1'50.500 +1.978

11 A・エスパルガロ Pramac Racing Team Ducati 1'50.787 +2.265
12 D・ペドロサ Repsol Honda Team Honda 1'50.824 +2.302
13 L・カピロッシ Rizla Suzuki MotoGP Suzuki 1'51.518 +2.996
14 A・バウティスタ Rizla Suzuki MotoGP Suzuki 1'52.734 +4.212
15 H・バルベラ Paginas Amarillas Aspar Ducati 1'53.131 +4.609
16 青山博一 Interwetten Honda MotoGP Honda 1'53.317 +4.795
17 C・チェカ Pramac Racing Team Ducati 1'53.933 +5.411


FP3

1 Jorge LORENZO SPA Fiat Yamaha Team Yamaha 306.4 1'48.853
2 Valentino ROSSI ITA Fiat Yamaha Team Yamaha 304.6 1'49.435 0.582 / 0.582
3 Andrea DOVIZIOSO ITA Repsol Honda Team Honda 294.7 1'50.007 1.154 / 0.572
4 Casey STONER AUS Ducati Team Ducati 307.3 1'50.081 1.228 / 0.074
55 Colin EDWARDS USA Monster Yamaha Tech 3 Yamaha 289.9 1'50.313 1.460 / 0.232

6 Marco SIMONCELLI ITA San Carlo Honda Gresini Honda 297.3 1'50.500 1.647 / 0.187
7 Aleix ESPARGARO SPA Pramac Racing Team Ducati 287.9 1'50.787 1.934 / 0.287
8 Dani PEDROSA SPA Repsol Honda Team Honda 285.6 1'50.824 1.971 / 0.037
9 Marco MELANDRI ITA San Carlo Honda Gresini Honda 302.6 1'51.250 2.397 / 0.426
10 Loris CAPIROSSI ITA Rizla Suzuki MotoGP Suzuki 294.7 1'51.518 2.665 / 0.268

11 Ben SPIES USA Monster Yamaha Tech 3 Yamaha 312.7 1'51.916 3.063 / 0.398
12 Alvaro BAUTISTA SPA Rizla Suzuki MotoGP Suzuki 300.7 1'52.734 3.881 / 0.818
13 Nicky HAYDEN USA Ducati Team Ducati 301.7 1'53.018 4.165 / 0.284
14 Hiroshi AOYAMA JPN Interwetten Honda MotoGP Honda 279.4 1'53.317 4.464 / 0.299
15 Randy DE PUNIET FRA LCR Honda MotoGP Honda 298.9 1'53.537 4.684 / 0.220

16 Carlos CHECA SPA Pramac Racing Team Ducati 282.1 1'53.933 5.080 / 0.396
17 Hector BARBERA SPA Paginas Amarillas Aspar Ducati 282.4 1'54.073 5.220 / 0.140



Weather Conditions:

Track Condition: Wet
Air: 16º
Humidity: 77%
Ground: 16º

Records:

最速ラップ: Lap: 20 Jorge LORENZO 1'48.853 138.3 Km/h
Circuit Record Lap: 2009 Dani PEDROSA 1'36.937 155.3 Km/h
Best Lap: 2008 Jorge LORENZO 1'35.715 157.3 Km/h






Moto2 Qualifying Practice



Moto2クラスは、初日午後のFP2が、ドライコンディションだったため、この順位でグリッドが決まった。
PPを獲得したのはガボール・タルマクシ。フリアン・シモン、トニー・エリアスと続き、スーパースポーツ世界選手権チャンピオンでMoto2初出場のケナン・ソフォーグルが4番手に入った。
高橋裕紀は雨量の多い午前中のセッションで転倒を喫したが、初日のタイムで9番手。
國川浩道は、初めて走るエストリルと悪天候に苦しみ107%をクリア出来なかったが、最後尾から決勝に挑む。



1 2 ガボール・タルマクシ SPEED UP 1:50.916
2 60 フリアン・シモン SUTER +0.388
3 24 トニー・エリアス MORIWAKI +0.443
4 54 ケナン・ソフォーグル SUTER +1.033
5 35 ラファエレ・デ・ロサ TECH 3 +1.892

6 15 アレックス・デ・アンジェリス MOTOBI +2.317
7 68 ヨニー・ヘルナンデス BQR-MOTO2 +3.298
8 77 ドミニク・エジャーター SUTER +3.331
9 72 高橋裕紀 TECH 3 +3.386
10 65 ステファン・ブラドル SUTER +3.640

11 25 アレックス・バルドリーニ I.C.P. +3.652
12 12 トーマス・ルティ MORIWAKI +3.678
13 39 ロベルティーノ・ピエトリ SUTER +3.749
14 4 リチャード・カルダス BIMOTA +4.124
15 53 バレンティン・ドゥビーズ ADV +4.253

16 31 カルメロ・モラレス SUTER +4.499
17 71 クラウディオ・コルティ SUTER +4.512
18 3 シモーネ・コルシ MOTOBI +4.730
19 6 アレックス・デボン FTR +4.849
20 80 アクセル・ポンス PONS KALEX +4.918

21 8 アンソニー・ウエスト MZ-RE HONDA +4.947
22 9 ケニー・ノイズ PROMOHARRIS +5.024
23 17 カレル・アブラハム FTR +5.072
24 55 ヘクトル・ファウベル SUTER +5.166
25 45 スコット・レディング SUTER +5.258

26 56 マイケル・ランセダー SUTER +5.365
27 16 ジュール・クルーゼル SUTER +5.529
28 7 ダニ・リバス BQR-MOTO2 +5.946
29 10 フォンシ・ニエト MORIWAKI +6.134
30 44 ロベルト・ロルフォ SUTER +6.443

31 70 フェルッチオ・ランボルギーニ MORIWAKI +6.475
32 14 ラタパーク・ウィライロー BIMOTA +6.583
33 19 ザビエル・シメオン MORIWAKI +6.603
34 40 セルジオ・ガデア PONS KALEX +6.939
35 29 アンドレア・イアンノーネ SPEED UP +7.005

36 61 ウラジミール・イワノフ MORIWAKI +7.898
37 88 ヤニック・グエラ MORIWAKI +8.154
38 95 マシェル・アル・ナイミ BQR-MOTO2 +9.706
39 63 マイク・ディ・ミリオ SUTER +9.230
40 5 ホアン・オリベ PROMOHARRIS +9.317

41 66 國川浩道 BIMOTA +16.266




125cc Qualifying Practice



125クラスも、雨によるコースコンディション不良により、セッションがディレイとなり、当初はMotoGP、Moto2クラスの予選の後に、125クラスの予選を行なう予定だったが、MotoGPクラスの予選もディレイとなり、最終的に全クラスの予選セッションが中止、3回のフリー走行総合結果でグリッドが決められることになった。

 125クラスでは、フリー走行1回目で2分00秒148を記録したブラドリー・スミスがポールポジションを獲得。同じくフリー走行1回目で2分02秒646をマークしたダニー・ウェブが2番手となっている。


1 38 Bradley SMITH GBR   Bancaja Aspar Team  FP1-2'00.148  FP2-2'07.255  FP3-2'02.047   BestTime-2'00.148 差--
2 99 Danny WEBB GBR   Andalucia Cajasol   2'02.646  2'07.410  2'04.124  2'02.646   2.498
3 23 Alberto MONCAYO SPA   Andalucia Cajasol   2'04.577  2'05.490  2'03.025   2'03.025   2.877
4 40 Nicolas TEROL SPA   Bancaja Aspar Team  2'08.083  2'06.787  2'03.823   2'03.823   3.675
5 11 Sandro CORTESE GER   Avant Mitsubishi Ajo   2'08.124  2'08.694  2'03.957   2'03.957   3.809

6 78 Marcel SCHROTTER GER   Interwetten Honda 125   2'09.848  2'10.645  2'04.134   '04.134   3.986
7 71 Tomoyoshi KOYAMA JPN   Racing Team Germany   2'16.170  2'09.897  2'04.718   '04.718   4.570
8 39 Luis SALOM SPA   Stipa-Molenaar Racing GP   2'06.042  2'09.880  2'04.949   2'04.949   4.801
9 32 Lorenzo SAVADORI ITA   Matteoni Racing   2'08.985  2'09.105  2'04.982   2'04.982   4.834
10 52 Danny KENT GBR   Lambretta Reparto Corse   2'11.441  2'12.245  2'05.098   2'05.098   4.950

11 93 Marc MARQUEZ SPA   Red Bull Ajo Motorsport   2'05.948  3'53.792  2'05.169   2'05.169   5.021
12 44 Pol ESPARGARO SPA   Tuenti Racing   2'07.749  2'07.145  2'05.292  2'05.292   5.144
13 35 Randy KRUMMENACHER SUI   Stipa-Molenaar Racing GP   2'05.451  2'10.133  2'06.090   2'05.451   5.303
14 7 Efren VAZQUEZ SPA  Tuenti Racing   2'08.163  2'08.659  2'05.552   2'05.552   5.404
15 84 Jakub KORNFEIL CZE   Racing Team Germany  2'08.007  2'10.993  2'05.699   2'05.699   5.551

16 12 Esteve RABAT SPA     Blusens-STX   2'06.808  2'07.091  2'05.757   2'05.757   5.609
17 94 Jonas FOLGER GER   Ongetta Team   2'11.011  2'12.342  2'06.031   2'06.031   5.883
18 14 Johann ZARCO FRA   WTR San Marino Team   2'08.866  2'06.553  2'16.710   2'06.553   6.405
19 26 Adrian MARTIN SPA   Aeroport de Castello - Ajo   2'13.033  2'11.968  2'06.943   2'06.943   6.795
20 50 Sturia FAGERHAUG NOR   AirAsia - Sepang Int. Circuit   2'14.132  2'10.274  2'07.430   2'07.430    7.282

21 69 Louis ROSSI FRA   CBC Corse   2'09.346  2'12.426  2'07.584   2'07.584   7.436
22 87 Luca MARCONI ITA   Ongetta Team   2'10.976  2'12.134  2'07.712   2'07.712   7.564
23 92 Luigi MORCIANO ITA   Junior GP Racing Team FMI   2'15.327  2'17.266  2'07.768   2'07.768   7.620
24 95 Alessandro TONUCCI ITA   Junior GP Racing Team FMI   2'14.958  2'19.792  2'08.203   2'08.203   8.055
25 63 Zulfahmi KHAIRUDDIN MAL   AirAsia - Sepang Int. Circuit   2'12.260  2'15.650  2'08.638   2'08.638   8.490

26 37 Robin BARBOSA FRA   Ongetta Team   2'19.388  2'14.273  2'09.267  2'09.267   9.119
27 53 Jasper IWEMA NED  CBC Corse   2'13.342  2'09.946  2'09.413   2'09.413   9.265
28 15 Simone GROTZKYJ ITA   Fontana Racing   2'13.720  2'09.918  3'10.286   2'09.918   9.770
- 96 Tommaso GABRIELLI ITA   Ongetta Team   2'21.669  2'17.855  2'13.986   2'13.986   13.838
- 72 Marco RAVAIOLI ITA   Lambretta Reparto Corse   2'17.476  2'19.207  2'14.264   2'14.264   14.116

出走:30台/30台/30台
※雨で予選はキャンセル。グリッドはフリー走行3回の総合で決定







COMMENT



YAMAHA



ホルヘ・ロレンソ(予選1位/1分48秒522/39周)

「今日はとても残念だったよ。セッティングをさらに煮詰めるために、ベリーウエットなコンディションでもっと走っておきたかったからね。でも午後はどうすることもできなかったよ。午前中のセッションはいい感じだったけれど、最後はハードにプッシュしすぎてしまった。ライバルたちが僕のタイムに近づいてきていると思って、頑張りすぎて転倒してしまったんだ。でも幸運だったよ。エアバッグが膨らんで僕は怪我はなかった。あとは明日の天気がどうなるかだけど、ウォームアップと決勝のコンディションが同じになってほしいんだ。そうでなかったら、とっても難しいことになってしまうからね。今日、ポールポジション獲得回数ではアスパー(J・マルチネス)と並んでスペイン人ライダーのトップになった。とても光栄で誇らしいことだよ」

ウィルコ・ズィーレンベルグ、チーム監督

「今季7回目のポールポジションということになったが、実際には予選が行われないままのものだった。ホルヘは午前中、ハードにプッシュしすぎてリアが流れ、大きな転倒をしてしまった。でも幸い怪我がなかったから心配することはない。ウエット・コンディションでもう少しペースを上げたいところだったが、少しでも乾いてくれば良くなってくるのに、完全に濡れている状態ではリアのフィーリングがあまり良くないようだ。明日の午前中、もし可能ならばこの部分の改善に取り組みたい。もちろん今はまだ、天気がどうなるかわからないので、明日まで待つしかないのだけれど...」

ヴァレンティーノ・ロッシ(予選3位/1分48秒883/46周)

「今日は試したいことがたくさんあったから、すごく残念だったよ。でも午後からは雨がひどすぎて、確かに危険な状況だった。とても走れる状態ではなかったんだ。ウエットではセッティングがうまくできていて、もちろん午後の走行ができればもっと良くなったんだけれど、マシンのバランスには満足している。あとは明日のコンディションを見守るだけ。ウエットのための準備はできたわけだけれど、もしもドライになったとしたらどうなってしまうだろう!午前中から晴れて、ウォームアップをドライで走ることができれば大丈夫だけれど、ウォームアップがウエットで、決勝で急にドライになったとしたら......そんなことにはなって欲しくないな。とにかく状況を見守るしかない。少なくともフロントロウにいるしね」

D・ブリビオ、チーム監督

「天候に翻弄され、非常に奇妙で難しいウイークになってしまった。これまでのふたつのセッションでは調子はとても良かったので、ウエット用のセッティングはうまくいっているようだ。でももう少しチェックしたいところもあったので、今日は走ることができず残念だった。あとは明日を待つしかない。決勝がウエットなら問題ない。もしもドライになるとしたら大きな賭けになってしまうだろう」

ベン・スピース(予選5位/1分49秒721)

「午後からのあのコンディションでは、どうやったって走ることはできなかった。こればかりは僕らにはどうすることもできないことだけれど、第1セッションも逃しているから大変なことになってしまったと思ったよ。僕はコースに慣れるために少しでも多く周回しなければならないので、とくに悔しい気持ちが強いんだ。今日の午後も、マシンをさらに一歩前進させたいと思っていただけに残念。ウエットではあまり走っていないので、基本的にドライ用のセッティングをいくらか柔らかめにして使ってきた。
そのあとヤマハが僕のために何か革新的な変更を考えてくれていると聞いたんだけれど、それを試すチャンスがなくなってしまったんだ。マシンのフィーリングが良くなるはずだと言われていたから、本当に残念な気持ちだよ。でも依然として5位につけているので、昨日、急いでコースを学んだことが役に立っているということ。天気に関しては自分たちではどうすることもできないので、明日の朝起きて、どんな空になっているかを見て、ウエットかドライかを走るというだけ。もしドライになったとしても、何マイルも離されてしまうようなことにはならないだろう。僕はまだ、このコースで完全なドライを走ったことはないけれどね...」

コーリン・エドワーズ(予選9位/1分50秒313)

「グリッド3列目というのは、ちょっと困ったことだよ。だって昨日はいい感じだったし、今日も5位だったんだからね。昨日は転倒してしまって、ウイーク中で最もコンディションが良かった時間帯を走ることができなかった。だから本当なら、もっと上へ行けたはずなんだ。でも今日のような天気では確かに走行は不可能だったと思う。どうしようもないことなら腹を立てても仕方がないね。ウエットのセッティングはとても好調なので、明日もしウエットならいいレースができるだろう。でも逆にドライになったとしても、僕自身は十分に自信を持っているし、前のライダーをどんどん抜いて好成績を目指すことができると思っているんだ。最悪のシナリオは、ウォームアップがウエットで決勝がドライになること。でも雨でも晴れでも何とかするさ!」



HONDA

アンドレア・ドヴィツィオーゾ (MotoGP 7番手)

「今回の予選の目標は、フロントローを獲得することだった。昨日は転倒して9番手に終わっていたが、今朝のセッションは3番手だった。しかし、予選がキャンセルになったことで7番手に終わり、とても残念だ。午前中のセッションでは、制御がとてもよくなった。さらに、いくつか大きな変更をしたのだが、それがよく、速いベースを維持することができた。しかし、午後の予選はひどいコンディションになり、中止も仕方がなかった。明日は雨が上がり、ドライのレースになるかも知れない。ぶっつけ本番のドライレースになったら、とても難しい。リズムをつかむのに少し時間が必要になるので、決勝がドライになるのなら、ウオームアップもドライで走りたい」

ランディ・デ・ピュニエ (MotoGP 8番手)

「予選の中止は、正しい判断だったと思う。午前中のフリー走行は、決勝日が雨になることを想定して、タイヤをセーブした。もっとタイムを出すことができたけれど、こうして予選が中止になるとは思っていなかったし、仕方がない。いずれにしても、昨日のタイムで3列目からスタートできるのはうれしい。昨日、今日とウエットコンディションでのペースには満足しているし、自信もある。もしウエットならいいレースができると思う。ドライになったら、みんな同じだが、難しいレースになると思う」

ダニ・ペドロサ (12番手)

「昨日から今日にかけて着実に前進することができた。午前中の走行ではタイムもポジションも上げられた。しかし、予選がキャンセルになったことでグリッドを上げられなかった。セッション序盤はあまりいいフィーリングではなかったが、少しでも多く周回しようと思った。それが結果的にいい判断だった。午後のセッションに向けて、さらに上位を狙えると思っていた。そうする自信もあった。中止の決定に異論はないが、12番グリッドに終わったのは残念だった。明日の天候がどうなるか分からないが、4列目からのスタートなので、ウエットでもドライでも、とにかくいいスタートを切りたい。総合ポイントで後ろに迫っているストーナーとロッシのことは気にせず、ベストを尽くしたい」

青山博一(MotoGP 16番手)

「昨日から今日にかけてセットアップは進み、タイムを更新することができた。セッティングの方向が分かったことで、午後はいろいろ試したいことがあったのだが、それができなくて残念だった。今日の午前中のコンディションは、昨日より悪かった。しかし、タイムを上げられたしポジションも14番手だった。予選がキャンセルになったことで16番グリッドになったが、明日は追い上げのレースをしたい。ドライになれば、ぶっつけ本番のレースになるし、難しいけれど、それはみんな同じ。ドライなら、今年一番よかったセッティングで決勝に挑みたい」

山路敏幸|Repsol Honda Team 監督

「残念ながら昨日と同じような悪天候になってしまったが、両選手ともに、ウエットコンディションのセッティングを進めることができた。アンドレアは、昨日から今日にかけてセットアップも大きく進み、もしウエットレースなら、かなりいいレースができると思う。ダニも、身体が徐々にマシンに慣れてきて、本来の走りを取り戻している。両選手ともにドライで走れていないが、みんな同じ条件。できることなら、ウオームアップ、決勝ともにドライで走れればと思っている」




Moto2

ガボール・タルマクシ(Moto2 ポールポジション)

「昨日のタイムでPPを獲得することができた。セッション中にレインからスリックに変えて出したタイムだが、これが結果的にPPにつながった。ウエットコンディションでも、フィーリングはよく、明日はドライでもウエットでも、いいレースができると思う。とにかく、ベストを尽くしたい」

ケナン・ソフォーグル(Moto2 4番手)

「初めて走るサーキットで、しかも初めて乗るマシン。そして、ダンロップタイヤで走るのも初めてと、何もかもが初めての経験だった。しかも、2日間を通じてウエットコンディションという難しさだった。でも、ダンロップのフロントタイヤのフィーリングはとてもよくて、タイムを上げることができた。明日のコンディションがどうなるか分からないが、初めてのレースなので、しっかりと走って完走したい」

高橋裕紀(Moto2 9番手)

「予選がキャンセルになり、昨日のタイムと順位でグリッドが決まってよかった。午前中のフリー走行は、雨の量も多く、決勝がウエットになることを想定して、レインタイヤを温存するために、昨日のタイヤで走行した。それが原因なのかも知れないが、シケインの切り返し10コーナーの立ち上がりで、ハイサイドで転んでしまった。そのため、3回目のフリー走行はほとんど走行できなかった。でも、フィーリングはそれほど悪くなかった。明日の天気がどうなるか分からないが、できることならドライコンディションで決勝レースをしたい」




DUCATI

ニッキー・ヘイデン(MotoGP 3番手)

「ライダーとしては、もちろん、走りたかったけど、風が強すぎた。走っていたら、タメージを受けたかもしれない。キャンセルは正しい判断だった。それに僕たちは1列目だ。
ドライで走ることになれば、賭けとなるだろう。明日の天気がどうなるか待とう。僕たちはグッドな仕事をすることにトライする」