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MotoGP : 第15戦 マレーシアGP プレビュー

2010-10-07 23:34:08 | MotoGP 2010








MotoGP 2010 第15戦 マレーシアGP

プレビュー




■開催日:2010年10月8日(金)1日目フリー走行、9日(土)予選、10日(日)決勝
■開催地:マレーシア/セパン



CIRCUIT DATA

■開設: 1999年
■コース長: 5.548km
■サーキットレコードラップ: 2分02秒108(2007年:C・ストーナー)
■サーキットベストラップ: 2分00秒518(2009年:V・ロッシ)

■2009年のリザルト:

[MotoGP]

1 C.ストーナー DUCATI 47:24.834
2 D.ペドロサ HONDA +14.666
3 V.ロッシ YAMAHA +19.385
4 J.ロレンソ YAMAHA +25.850
5 N.ヘイデン DUCATI +38.705
6 C.バーミューレン SUZUKI +41.061
7 T.エリアス HONDA +48.555
8 M.メランドリ KAWASAKI +55.557
9 L.カピロッシ SUZUKI +1:00.303
10 M.カリオ DUCATI +1:00.440
11 A.エスパルガロ DUCATI +1:01.655
12 A.デ・アンジェリス HONDA +1:01.847
13 C.エドワーズ YAMAHA +1:10.778
14 G.タルマクシ HONDA +1:15.851
15 J.トーズランド YAMAHA +1:50.672
RT A.ドヴィツィオーゾ HONDA +7Laps
RT R.デ・ピュニエ HONDA +20Laps


[250]

1 青山博一 Honda 42:55.689
2 H.バルベラ アプリリア +6.397
3 M.シモンセリ ジレラ +6.397
4 T.ルティ アプリリア +14.871
5 ヘクトル・ファウベル Honda +19.177
6 ラタパーク・ウィライロー Honda +19.567
7 A.デボン アプリリア +20.255
8 L.ペセック アプリリア +34.561
9 A.バルドリーニ アプリリア +50.937
10 青山周平 Honda +1:04.186
16 富沢祥也 Honda +1Lap


[125cc]

1 J.シモン アプリリア 42:50.916
2 B.スミス アプリリア +1.114
3 P.エスパルガロ デルビ +6.293
4 S.ガデア アプリリア +8.003
5 N.テロール アプリリア +8.485
6 S.コルテセ デルビ +10.188
7 E.ラバト アプリリア +15.114
8 A.イアンノーネ アプリリア +22.151
9 J.オリベ デルビ +26.388
10 L.サネッティ アプリリア +27.113





■セパン・サーキットの特徴



赤道直下、クアラルンプール国際空港のすぐ近くにあるサーキット。
最初からF1開催を意識し、コース幅も広く付帯設備も立派な近代的なコース。
1998年に造られ1999年からGPが開催されている。
オフシーズンには、テストの場として、毎年合同テストが開催されてる。
現在、F1とMotoGPが開催されるサーキットは、カタルーニャとセパン、そして今年からMotoGPが開催されたシルバーストンの3ヶ所だけ。

1周5.548kmのコースは、GPの中で最も距離の長いコースで、約900mの2本のストレートがある。
左:10、右:5の計15のコーナーで構成され、ラップタイム平均速度は、164km/h。
タイトな1、2コーナーを抜けると、高速コーナーや回りこんだコーナーが続く。
路面のグリップは良い。




■パッシングポイント

1コーナー、4コーナー、最終コーナー入り口。


タイトなヘアピンに続いて高速コーナーや回り込むコーナーが連続し、熱帯特有の高温多湿の中でマシンを何度も切り返す過酷なレースを強いられる。
2本のストレート部分では、加減速が重要となる。

高温多湿の気候は、ライダーには当然だが、マシン、タイヤへの負担が非常に大きく、厳しいレースが予想される。

ライダー、マシン、タイヤの消耗度をいかに抑えて、バックストレートから最終コーナーへの進入で勝負できるかがカギとなる。
マシンのセッティングについては全体のバランスと安定性が厳しく要求される。




■タイヤ


フロント : ハード ・ エキストラハード
リア : ミディアム ・ ハード(左右対称コンパウンド)

ウェットタイヤ :    フロント、リア共  ハードスペック


路面のグリップは悪くないが、高温多湿で路面温度は50℃を超えるので、グリップ、グリップ耐久性に厳しいコースだ。
通常であれば、かなりハードなコンパウンドが必要となってくるが、曇りの場合、それ程路面温度は上らないので、路面温度の幅があり、グリップと摩耗、耐久性を取るのが難しい。
回り込んだコーナーも多く、エッジグリップと、ブレーキングでの安定性、トラクションのグリップと耐久性も重要。





■観光(クアラルンプール周辺)

ペトロナスツインタワー(452m)の展望台は無料だが、混雑期は整理券が必要。(時間毎に定員がある)
入場は、9時からだが、8時30分前には並んでおいた方が良い。(朝一の方が待ち時間少ない)(注:月曜休)

KLタワー(421m)は、世界で4番目に高いテレビ塔。
有料:20リンギット (1リンギット:27円)

モスク
マスジット・ジャメ(旧モスク)を始め、各地に美しいモスクが点在している。

王宮(イスタナ・ネガラ)
南国の花や緑に囲まれた、金色の屋根を持つ白い王宮。

バツー洞窟
マレーシア随一のヒンズー教の聖地。
巨大な洞窟群の中に寺院が置かれている。

買い物
セントラル・パークか、チャイナタウンがお勧め。







■その他

政治
マレーシアは立憲君主制で国王がいます。
マレーシア13州の内、9州にサルタン(首長)がおり、このサルタンの中から5年に1回、次の国王(アゴン)を選出します。
任期は5年間となっている。


経済
マハティール前首相が、推し進めた工業化が成功し、成長著しい事で、「東南アジアの優等生」とも言われている。
国民の6割が中進国以上の所得を持つに至った。
特に日本とは、マハティール前首相が進めたルックイースト政策により、人的、経済的にも密接な関係を築いている。


民族
マレー系(約65%)、中華系(約25%)、インド系(約7%)

言語
公用語はマレー語。
それぞれの民族ごとに母語が異なっている。
クアラルンプールでは、英語がほぼ通用する。

宗教
イスラム教が国教となっているが、民族によって仏教、ヒンズー教、キリスト教の信者もいる。




世界遺産


「マラッカ海峡の歴史都市群」
●マラッカ(1400年にマラッカ王国が誕生し繁栄した後、400年以上の間にポルトガル、オランダ、イギリスとヨーロッパの列強国に支配され、独特の文化を形成した古都マラッカ)

街にはヨーロッパの影響を受けた街並みと、地元マレーとの融合で出来上がった特有の文化を見ることができます。ペナン島・ジョージタウンと共にマレーシアでは初のUNESCO世界文化遺産に登録されました。

●ペナン島ジョージタウン(18世紀後半当時のケダ州のスルタンとの条約で、 イギリスに植民地として割譲されたペナン島)

当時はプリンス・オブ・ウェールズ島と呼ばれていたペナン島。ジョージタウンにはその当時の面影が強く残っています。コロニアル調の建物と、マレー、中国、インド式の建物が相交った町並みは、いわば文化・貿易の交流地として栄えた当時を物語っています。


●キナバル公園

東南アジア最高峰のキナバル山(4095.2m)を中心に広がる世界自然遺産。

●グヌン・ムル国立公園

グヌン・ムル国立公園は、地球上に存在する洞窟群の中でもその距離やスケールにおいて最大規模を誇るスポットの一つです。





■天気

     





■タイムスケジュール(日本時間)


2010. 10.08

125cc   FP1   13:40 - 14:40
MotoGP   FP1   14:55 - 15:55
Moto2   FP1   16:10 - 17:10


2010. 10.09

125cc   FP2   10:00 - 10:40
MotoGP   FP2   10:55 - 11:55
Moto2   FP2   12:10 - 13:10

125cc   QP   14:00 - 14:40
MotoGP   QP   14:55 - 15:55
Moto2   QP   16:10 - 16:55


2010. 10.10

125cc   WUP   11:40 - 12:00
Moto2   WUP   12:10 - 12:30
MotoGP   WUP   12:40 - 13:00

125cc   RAC   14:00
Moto2   RAC   15:15
MotoGP   RAC   17:00


Your Time Zone: GMT +9hours
race local time: GMT +8hours








■TVオンエア情報

G+SPORTS

予選

10月9日(土) 14:00~17:15(生放送)

10月12日(火) 5:30~8:30

決勝

10月10日(日) 13:45~18:30(生放送)

10月12日(火) 17:00~21:15
10月17日(日) 23:00~27:15
10月26日(火) 17:00~21:15

日本テレビ系

決勝

10月10日(日) 25:20~26:20(地上波)

※放送日時、内容は変更になる場合があります。最新の情報は、各放送局にお問い合わせください







REPORT

MotoGP

第15戦マレーシアGPは今週末、セパン・インターナショナル・サーキットで開催。

2戦連続して表彰台を逃した前戦終了後、ロレンソは、アグレッシブなバトルと富沢祥也に優勝を捧げることができなかったことから、激怒からなかなか治まらなかったが、最高峰クラスの初タイトル獲得に向けて、大きく前進。
残り100ポイントの中、69ポイント差のアドバンテージを広げ、ライバルの成績に関係なく、9位以内でチェッカーを受ければ、次戦オーストラリアGPを前に、タイトル争いに終止符を打つ。
ランク2位のペドロサは、前戦日本GPのフリー走行1で転倒を喫した際に、左鎖骨を骨折。早期復帰を目指して、バルセロナに緊急帰国。プレートとボルトを埋め込む手術を受けた。
ランク3位のストーナーは、2連勝で一気にポジションを強固。自信を深め、昨年優勝した舞台に乗り込む。
今季最高位タイの2位を獲得したドビツィオーソは、ランク4位に再浮上。目標のランク3位に向け、21ポイント差のギャップを埋めに行く。
改良型エンジンが導入されたロッシは、久々に戦闘モードに入ると、手術を予定している右肩痛の不安を一掃。ハードバトルに競り勝ち、今季6度目の表彰台を獲得。昨年タイトルを獲得し、ウインターテストで連続1番時計を記録した舞台に臨む。
プレイベート勢とルーキー勢のトップとなるランク6位のスピースは、経験あるトラックで上位進出を狙う。
250ccクラスからの昇格組みにとっては、テストで走り込んだ舞台。ウインターテストからの成長度を測る絶好の機会で、安定してトップ10入りしてきたシモンセリ、バウティスタ、そして、ホームレースで自己最高位タイの10位を獲得した青山博一のパフォーマンスにも注目が集まる。

マレーシアと日本の時差は、マイナス1時間。決勝レースは、現地時間の16時、日本時間の17時に行われる。



Moto2

富沢祥也に優勝を捧げたエリアスは、残り100ポイントの争いの中、ランク2位に81ポイント差のアドバンテージを広げたことから、2位以内に入れば、自動的にタイトル獲得となる。
ランク2位のフリアン・シモンは、4戦連続の2位でエリアスにプレッシャーをかけるが、今大会では、昨年2番グリッドから優勝した舞台で、今季初優勝を狙い、タイトル争いを次戦に持ち込みたいところ。
ランク3位のアンドレア・イアンノーネは、圧倒的な速さを見せたアラゴンの勢いが見られず、13位フィニッシュ。102ポイント差に後退して、タイトル獲得の可能性を失った。
後半戦に入り存在感を示しているのは、スコット・リーディング。前戦前には延長契約にサインを交わせば、来季からの最高峰クラス挑戦が決定しているカレル・アブラハムは、前戦でキャリア初の表彰台を獲得した。
前戦もレース中盤にタイヤが消耗してしまい、厳しい展開となった高橋裕紀だったが、高い技術と粘り強い走りで、上位に進出。来季の就任に関して、有力チームから注目が集まる中、高温多湿の舞台に挑戦する。
ワイルドカードを予定していた森脇尚護は、前戦直前の不運なアクシデントにより、視力が失われていることから、今回も欠場。代役として、地元出身のモハマド・ザムリ・ババがモリワキMD600を走らせる。



125

第7戦カタルーニャGPで転倒したことから、2戦で0ポイントだったテロールは、後半戦の開幕戦となった第10戦チェコGPで復帰すると、2連勝の後に、3戦連続の2位。ポイントリーダーの座に返り咲いただけでなく、後半戦で最多のポイント数を稼いでいる。
中盤に一気に5連勝を達成したマルク・マルケスだったが、鎖骨骨折により、上位進出を逃し、ポイントリーダーの座を譲ったが、前戦日本GPで、通算7勝目を挙げ、6ポイント差に接近し、昨年ポールポジションを獲得した舞台に臨む。
第14戦アラゴンGPで地元優勝を果たしたポル・エスパルガロだったが、前戦は4位。13ポイント差に後退し、昨年表彰台を獲得したトラックで巻き返しを狙う。
前戦で今季4度目の表彰台を獲得したブラドリー・スミスは、ランク4位の座を強固とした。
4人によるランク5位争いは、小山知良が地元で転倒を喫したことから、サンドロ・コルテセとのギャップが20ポイントに広がった。
前戦のスタート直後に転倒を喫したエフレン・バスケスは、頭部を強打したことから、念のために精密検査を受けるために、ヘリコプターで宇都宮市内の病院に運ばれたが、特に異常はなく、ジョナス・フォルガーは、左肘と左手首を強打したが、2人とも参戦を予定している。
公式予選の転倒で右足を骨折したマルコ・ラバイオーリは、回復具合を確認する。





COMMENT


YAMAHA

J・ロレンソ

「今、僕の頭のなかにあるのは、ただ次の日曜日のことだけ。そう、タイトルを獲れるのかどうか…ということ。長い間の夢だから、このセパンで実現するとしたら、本当にうれしいことだよ。僕はこのコースが大好きだし、テストでたくさんの周回を走行してきた場所。それに250ccでは2007年にここでタイトルを決定していて、とてもいい思い出になっているんだ。コースは長くて近代的、でもとても暑くて雨も降りやすいところだから、天気によっては問題も出てくるだろう。去年は雨で大変なことになって、僕は最後尾からスタートしなければならなくなってしまった。だから今年はどうしても晴れてほしいんだ。チームと僕と、全員が一丸となって同じ目標に向かって進んでいる。金曜日から懸命に取り組み、決勝日には表彰台、あるいは優勝を狙っていくよ。最高の成績を目指したい」

W・ツェーレンベルグ 監督

「我々の目標を実現するための、最初のチャンスがめぐってきた。全員の力でここまで来ることができて、本当にうれしく思っている。ダニはどうやら出場するのは難しそうだ。もしそうなれば、あと数ポイントを獲得するだけでチャンピオンが決定するという状況だ。我々としては冷静さと集中力をキープして、いつものようにベストを尽くし、良い結果が出るのを待ちたいと思う」

V・ロッシ

「前回の日本GPはすごく刺激的なレースだった。プラクティスからずっと好調で、すべてのセッションで上位をキープして、そして決勝でもいい走りができた。こんなことは、本当に久しぶりだったよ。今回、肩の調子がどうなるのか、走りだしてみないとわからないけれど、セパンは世界中でも2つか3つの好きなコースのひとつなので、ここを走るのはいつも楽しみなんだ。冬季テストも好調で、もちろんあれからいろいろなことが変化したけれど、先週の日本での好調を見れば、今回もきっといい展開が期待できると思っているんだ」

D・ブリビオ 監督

「もてぎは非常に好調だったので、次のセパンにも期待がかかるところ。バレンティーノの肩は、日本ではあまり支障がなかったようなので安心したが、マレーシアも同じとは限らない。セパンはまったく違うタイプのコースだから、走ってみた様子を見てから判断しなければならない。でも、今の我々はとても好調で、マシンのセッティングにも大きな進歩がみられる。ウイークを通じて順調に上位をキープできたところからも、そのことをわかってもらえただろう」




HONDA



ダニ・ペドロサ

「まだ首や肩の後ろが曲げにくい。残念ながら今回はマレーシアに行かず、リハビリに専念することにした。オーストラリアGPに復帰することが目標になる。今日(水曜日)検査を行ったが、それによると手術で入れた鎖骨のプレートはしっかりと固定されているし、術後の経過もいいようだ。この2日間で僕のコンディションもよくなったし、理学療法士とリハビリを行っている。まだ自分で腕を動かすことができないがマッサージのおかげでよくなってきている。いい結果を残し、勢いに乗っているときにこんなことになって非常に残念。でも、まずはこの現実を受け止めないといけない」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

「マレーシアGPを非常に楽しみにしている。先週の日曜日、僕たちは非常にいいレースができた。すべてのセッションで速かった。表彰台に立てたことも非常に大事なことで、この勢いでマレーシアに行くことができる。もてぎからさらに電子制御を改善し、もてぎのときよりも強くなってセパンに到着するはず。先週は一生懸命がんばっていい仕事をした。単に運がよかったわけじゃない。マレーシアではもっといいレースができると確信している。マレーシアのサーキットは僕の大好きなサーキットの1つ。これまでも、いい結果を残してきた。08年、MotoGPで初めて表彰台に立ったのもここだった。セパンはパッシングポイントが多く、高速と低速コーナーのバランスもいい。とにかくサーキットの幅が広いので、色んなライン取りができるのが楽しい」

ランディ・デ・ピュニエ

「マレーシアは熱帯気候のおかげでいつも暑いので、誰にとっても厳しいレースになる。それは、ライダーだけではなくチーム全体にいえる。今回は3週連続の2週目。ハードスケジュールなのでしっかり仕事に集中していかなければいけない。足のケガはまだ完ぺきじゃない。もてぎでワイドになってしまったのもちゃんとシフトチェンジができなかったからだ。そういう状態でも、いい結果が残せることを証明できた。セパンでのレースは楽しみ。とてもいいサーキットでとても好きだ。07年には4位フィニッシュしている。だからまたいい結果を残せるようにがんばりたい」

マルコ・シモンチェリ

「もてぎのレースはとても楽しかった。5位をキープできたと思うがエドワーズがレース終盤ペースを上げて、僕より速かった。それでも表彰台に向けて一歩前進できたことがうれしいし。ここでもその勢いを継続していきたい。セパンは、正直、あまり好きじゃない。しかし、自分のポテンシャルに自信を持って挑みたい。ウインターテストの時よりも、自分がどのくらい速くなっているか知りたいし、それが楽しみだ」

マルコ・メランドリ

「もてぎでは『悪い』状態から『より悪い』状態になってしまった。スピースについていこうとしたがミスをしてしまった。その時点で、後ろにいるライダーたちよりだいぶんアドバンテージがあったのに、順位をいくつか失ってしまった。問題はシーズン初めから苦戦してる電子制御の問題。サスペンションの状態はよくなっている。残りの4戦で変わるようにHondaのサポートを期待している」

青山 博一

「マレーシアは大好きなサーキットで、これまでもたくさん成功を収めてきた。昨年、ポールポジションからスタートして優勝した。今年もセパンではいいレースをしたいし、もてぎでの10位よりいい成績を残したい。もてぎを走ったことで、マシンの状態がよくわかってきた。ウインターテストから、自分がどう成長しているのか、バイクがどう変わってきているのかを知るのも楽しみ。まずは、まだ果たせていないシングルフィニッシュを目標に、ベストを尽くしたい」



Moto2



トニー・エリアス

「先週のもてぎの優勝はとてもうれしかった。タイトル獲得に向けて大きなステップを刻めた。でもまだ確実ではない。今、僕はだいぶ落ち着いているし、いい精神状態で大好きなサーキットのセパンに行く。今大会も優勝に向けて、最初のセッションから楽しんで、一生懸命努力していきたい。シモンとのポイント差を考えながらタイトルを獲得できるようにがんばらなければいけないけれど、あまりそのことばかりにとらわれないようにしたい。マレーシアでも僕たちの戦略を変える理由はない。できることならば、大好きなサーキットだからいいレースをして、そこでタイトルを獲得して僕やチームの夢をかなえたい」

フリアン・シモン

「マレーシアでは僕たちのマシンの課題であるリアのトラクションを改善した。しかし、シーズン終盤になってマシンの状態はどんどんよくなっているし、どのレースも表彰台を狙えるようになっていきている。今週も優勝を目標にがんばりたい。体力的にも精神的にもとても自分自身強く感じるので、残りのレースはいいレースができると思う。ハードスケジュールだが、これまで通りがんばってチャンピオンシップ2位でシーズンを終えることが目標。今のところその目標にちゃんと向かっている。昨年は125ccで優勝したし、今年も優勝を狙いたい」

高橋裕紀

「前回の日本GPは、表彰台に立てず、残念だった。しかし、ベストは尽くせたと思うし、日本GPで得られたデータは、今回に絶対に生きると思っている。セパンを走るのは2年ぶり。好きなサーキットなのですごく楽しみ。ツインリンクもてぎで果たせなかった表彰台をここで実現したい」

ケナン・ソフォルグ(WSSチャンピオン・テクノマグ‐CIPから第17戦ポルトガルGPと最終戦バレンシアGPに起用)

「このチームに加わることがすごく嬉しい。チームは今年ウイニングバイクを提供することを証明した。僕を信じてくれたアラン・ブロネクに感謝したい。経験豊かなチームと一緒に仕事がしたい。そして、ショーヤの追悼するシーズン末にしたい」



MotoGP : 第14戦 日本GP 採点表

2010-10-07 22:36:38 | MotoGP 2010




『ガゼッタ・デッロ・スポルト』紙の、第14戦日本GPの成績表を掲載。10点満点。





『10点』

■ケイシー・ストーナー/ドゥカティ/優勝

「2007年のようなレース。状況をコントロールすることを身につけた。おそらくこれまでで最高の状態にある」

■ヴァレンティーノ・ロッシ/ヤマハ/3位表彰台

「31歳とは思えない。(ホルヘ・)ロレンツォのようなライバルを前にすると、無限の力が沸いてくる」



『9.5点』

■アンドレア・ドヴィツィオーゾ/ホンダ/2位表彰台

「優勝できなかったのは、ストーナーが別次元だったため。ほぼ完璧だった」



『6点』

■青山博一/インターウェッテン・ホンダ/10位

「いつもよりはマシだが、いつも見るべきところはない」



『5点』

■ホルヘ・ロレンツォ/ヤマハ/4位

「ほぼタイトルを手に入れながら、リスクを承知でヴァレンティーノと勝負した。レース後のぼやきさえなければ『9』点にふさわしい」


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