ドカティ ハイバーモタード 796 が登場した。
出来れば国産車に頑張ってほしいので、宣伝の様な事はしたくないのだけれど、やはり気になる。
実は今までは、モタード車には興味がわかなかったのであるが、先日、KTMとドカティのモタード車に乗ってみたら、面白かったので考えが変わった。
元気なエンジンに、軽い車体が面白くないわけがない。
さらに、ストロークのあるサスペンションを利用して、自在なハンドリングを楽しめる。
それが、どんな速度域でも、柔軟にこなせる所はオフロード車とも全く違う新鮮な感覚であった。
そんなわけで、新しいモタード車が出たと聞いて、気になってしまうのだ。
低いシート高と、フレンドリーなエンジンで、日本の道路事情にマッチして、ライディングが楽しいのは間違いない。
日本のメーカーは、製品開発というか、市場開拓力を無くしたのだろうか。
国産メーカーにも、心湧きたつような魅力的なオートバイを作って欲しいね。
MCNより
New Ducati Hypermotard 796 first ride!
新しいドゥカティ Hypermotard 796 は、Hypermotard 1100 のスモールバージョンです。
新設計のエンジン及び、より軽く低重心なシャーシで、新たなライダーをターゲットにしています。
マイケルが、ボローニャでマシンテストを行い、彼の第一印象がここにあります。
「これは Hypermotard 1100 を元に、Monster 696 のエンジンを載せて平均化したような車両です。」
「81bhp、803ccのHypermotardは、新たなライダー層を求め、ドカティストの仲間たちに新たな新風を送り込むように誕生した。」
「シート高は、20mm低くなり、背の低いライダーにもやさしく、滑らかなパワーデリバリーと、軽いクラッチ等、街乗りとしても快適なライディングができるでしょう。」
「このHypermotard 796 は、Hypermotard 1100 より乗りやすく、大きさも手頃でライディングを楽しむことができます。」
「このパッケージの特徴としては、スリッパークラッチです。
コーナー進入のシフトダウン時に非常に滑らかに入っていくことが可能になります。
これは標準仕様となっている。
この機構は、全てのドカティに付けるべきだろう。」
価格は、7,195ポンド。艶消し黒仕様は、6,995ポンド。
概要
デスモ・ドゥエ エンジン搭載
81HP/8000rpm
7.7kgm/6250rpm
エンジン単体では、696ユニットよりさらに1.9kgの軽量化
APTC湿式クラッチとの組み合わせで、フレンドリーなライディング。
ハイパーモタード796専用色
・マットホワイト(フレームはブラック)
・マットブラック(フレームはブラック)
車輌本体価格¥1,150,000(税込)
・レッド(フレームはレッド)
車輌本体価格¥1,190,000(税込)
NIKKEI NET : クルマ より一部抜粋
<超越した走りの、新しいスタイル>
この新型ハイパーモタード796はより低いシートと、滑らかでフレキシブルなまったく新しいエンジンを搭載した。
<街に登場した、すごい新顔>
796の825mmのシート高は1100よりも20mm低く、足つき性の向上を実現。新エンジンのなめらかなパワーとあいまって、このハイパーモタードはどんな乗り方をされても確かな安心を感じさせる。
796の重量はわずか169kg、これは軽量エンジンによって達成されたものでもあるが、それとともに、新設計の上下フォーククランプと、1100に使用されていた鍛造部品のほぼすべてを廃した改良フレームレイアウト。フレームは軽量化されてもねじり剛性を失わず、これまで以上の俊敏さと扱いやすさを提供し、エンケイ製の17インチ軽量アルミホイールがバネ下重量を低く、そしてハンドリングやブレーキング、加速は高性能を保っている。1100同様のフロント3.50/リア5.50のリムサイズに、ブリヂストン製のタイヤを装着。
フロントサスペンションには実に高性能な43mm マルゾッキ製フォークを採用。一方、リアにはザックス製サスペンションユニットを搭載、そのアジャスタブルなスプリングプリロードとリバウンドダンピングによりライディングスタイルや積載状況に応じた調節が可能だ。このリアサスペンションは、プログレッシブリンクと、ハイパーモタード特有のシングルサイドスイングアームにより作動する。
フロントブレーキは、305mmのセミフローティングダブルディスクで、ラジアルマウントのブレンボ製4ピストンキャリパー。そしてリアには245mmディスクのブレンボ製の2ピストンキャリパーが搭載されている。
<まったく新しいドゥカティエンジン>
796のエンジンは、696のエンジンを“軽くモディファイ”したようなものでは断じてない――まったく新しいデスモドゥエパワーユニットだ。新設計のクランクシャフトは軽量848タイプのフライホイールと共に696の57.2mmに対して66mmというストロークで回転し、59.6kW-81HP/8,000rpm(*)の最大出力と、75.5Nm-7.7kgm/6,250rpmの(*)最大トルク。1100と同様のオイルクーラーが用いられている。
そしてハイパーモタード796の俊敏さをさらに高めるものとして、まったく新設計のクランクケースが696のそれに比して1.2kgという信じがたい軽量化を達成し、696のパワーユニットからの1.9kgという重量低減の主要な部分を占めている。
新たにデザインされたエアボックスインテークダクトから吸気され、45mm径のスロットルボディを通過した、803ccの空気はシーメンス製の電子制御の下、燃料噴射と点火を授かり、圧縮比11:1(696は10.7:1)に昇圧される。2-1-2触媒付きエクゾーストシステムには高効率なプリサイレンサー構造とツインラムダプローブを採用、より精妙な燃料噴射マッピングとEuro3規制に適合するクリーンな排気ガスを実現している。
APTC湿式クラッチは、アグレッシブなシフトダウンの際にリアエンドが不安定になるのを防ぐスリッパー機能を持ち、同時にレバーフィールを非常に軽くして、停止発進の繰り返される街なかでの走りや長距離走行で大いにその利点を発揮する。合計21枚で構成されるオイルバスクラッチ(11のフリクションディスク、10のスティールプレート)は乾式システムに比べ重量を軽減させて出力特性向上に貢献し、同時にいっそう静かなオペレーションとメンテナンス頻度の軽減を実現している。
ハイパーモタード796の新エンジンは、12,000kmという抜群の定期点検サイクルを実現している。
<コントロール類と計器>
オレンジ透過光のストリートファイタースタイルのデジタル計器やスイッチ類を採用。
スリムなラインのスイッチトリガーには使いやすいスイッチとボタンが配置され、そのユニークな、武器を思わせる「トリガーキャッチ」はキルスイッチを作動させるとスターターボタンをカバーするべくスライドダウンする。クリーンで機能的なディスプレイには車速、回転数、時刻、メンテナンススケジュール、オイル温度、油圧警告灯、バッテリー電圧、燃料残量警告灯、走行可能距離、方向指示灯、ニュートラルライト、ラップタイムメモリ、そしてキーをONにして60秒後のライトの自動点灯機能やイモビライザーの作動状況まで、膨大な情報量のデータが表示される。そのうえ、ハイビームフラッシュボタンをストップウォッチにして記録されたラップタイムのリストまで示すことができるのだ。
このインストルメントディスプレイはまた、ドゥカティパフォーマンスアクセサリーのドゥカティデータアナライザー(DDA)システムを起動するコントロールパネルとしても機能する。796にはこのデータ収集キットに対応するシステムが搭載されており、特別なDDAソフトとともにこのキットを構成するメモリーキーは796のシート下に設置したプラグに差し込まれる。そしてこのプラグは同時に、ドゥカティパフォーマンスアクセサリーのハンディな新型バッテリーチャージャーの接続にも用いられる。
一体構造のブレンボ製マスターシリンダーがクラッチとブレーキシステムの両方に用いられているため、すっきりしたハンドルバー配置をライダーに提供することが可能になった。各レバーには使い勝手のよい4段階のアジャスターを採用、どんなサイズの手の持ち主にも届きやすいコントロール配置を実現。さらにAPTCクラッチによる非常に軽いレバーアクションは、街なかでの走りに理想的だ。
<ハイパーミラー>
ミラー/ハンドガード一体構造には、LED方向指示器が組み込まれ、フロントエンドをよりすっきりと見せている。
(*) 諸元は全てイタリア本国仕様
◇本件に関するお客様への問い合わせ先:ドゥカティ ジャパン株式会社 03-3794-5001
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