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MotoGP / SBK / BSB / 全日本ロードレース選手権 アーカイブス

BSB : ジョシュ、出場停止

2009-07-21 07:29:02 | Superbike 2009


crash.netより


MotoGPのドイツGPと同じ日、BSBがマロリーパークで開催されていた。

そこで、HM Plant Honda に所属するジョシュ・ブルックスが、レース1で無理な追い越しをしてハイサイドを起こした。
このハイサイドで、計6台を巻き込む大事故となった。


レース委員会は、ジョシュ・ブルックスを今後2レースの出場停止処分とした。


HM Plant Honda は、処分取り消しを求める提訴はしない方針を決めた。

以前、ドニントンパークのレースでも、シルバン・ギュントーリと衝突する事故を起こしており、その時、ギュントーリは足の骨を骨折している。




ジョシュ・ブルックスというと、今年の8耐に桜井ホンダからエントリーしている。
組んでいるのは、亀谷長純だ。
事前テストにも参加していて、亀谷とのペアリングも順調だったらしい。
彼自身も怪我をしているようなので、8耐参戦が微妙になった。




WSBK ホッパー、ブルノ欠場か?

2009-07-18 16:47:31 | Superbike 2009


motogpmattersより

先日のワールドスーパーバイク、イモラ公式テストで6番目に速いタイムをマークしたジョン・ホプキンスであるが、次戦のブルノラウンドを走れない可能性が出てきた。

水曜の夜から激しい痛みに襲われ、木曜の午前は痛みに耐えながらライディングを続けたが、午後は途中走行と取りやめクリニカモバイルでエックス線検査を実施した。

彼のアメリカでの医師ともメールで相談しながら得た結論は、怪我をしていた股関節周辺の骨粗鬆症と診断した。

今の状況は、些細なクラッシュでも骨に影響を与える可能性があるため、さらなる検査を実施し、ブルノで走行できるのか判断する予定だ。



WSBK ノイキルヒナー再び怪我

2009-07-17 13:21:44 | Superbike 2009

アルスター・スズキのマックス・ノイキルヒナーがモンツァで負った怪我が回復しイモラでの公式テストに参加していた。
しかし、朝のセッション中、タンブレロコーナーでハイサイドでクラッシュした。
彼は、ストレッチャーでクリニカモバイルに運ばれたが、さらなる検査が必要とのことでイモラ市内の病院に搬送された。
X線診断の結果、脊椎の胸椎D12(T12?)の骨折と腰椎骨L1、L2、L3に小さなひびが見つかっている。
ノイキルヒナーは9月6日のドイツラウンドへの復帰を望んでいるが、ギプス固定し30日間療養が必要である。


WSBK イモラ・公式テスト

2009-07-17 13:19:57 | Superbike 2009




ワールドスーパーバイクのイモラテストが終了した。

最終日、ジョナサン・レアがトップにでた。
オーリンズのセットで当たりを見つけたのか調子が良さそうだ。
しかし、他のテンケイト勢は、チェカ11番手、清成12番手となっている。

スピーズが3番手。
テストだから、あえてタイム出しはしてないのだろう。

ランツィが4番手に来た。
彼のホームコースとは言え、次のチェコラウンドで良い成績を出さないと放出される可能性があるので尻に火がついたか。

ホプキンスが6番手。
怪我が癒えた次戦、トップに迫れるか。

中野はビアッジより前に来ている。

玉田は15番手。
チームメイトのパークスより前に来た。


加賀山は18番手。
今年のK9は、どうも良いセットが出ないようだ。

復帰したノイキルヒナーはクラッシュしてまた怪我をした。(別記事で)


次回の第10戦は、26日のチェコ、ブルノサーキットで開催される。



1 65 Rea J. (GBR) Honda CBR1000RR 1′48.670
2 84 Fabrizio M. (ITA) Ducati 1098R 1′48.847
3 19 Spies B. (USA) Yamaha YZF R1 1′49.262
4 57 Lanzi L. (ITA) Ducati 1098R 1′49.309
5 66 Sykes T. (GBR) Yamaha YZF R1 1′49.422
6 121 Hopkins J. (USA) Honda CBR1000RR 1′49.443
7 111 Xaus R. (ESP) BMW S1000 RR 1′49.467
8 91 Haslam L. (GBR) Honda CBR1000RR 1′49.555
9 67 Byrne S. (GBR) Ducati 1098R 1′49.577
10 56 Nakano S. (JPN) Aprilia RSV4 Factory 1′49.645
11 7 Checa C. (ESP) Honda CBR1000RR 1′49.736
12 9 Kiyonari R. (JPN) Honda CBR1000RR 1′50.226
13 14 Lagrive M. (FRA) Honda CBR1000RR 1′50.265
14 3 Biaggi M. (ITA) Aprilia RSV4 Factory 1′50.310
15 100 Tamada M. (JPN) Kawasaki ZX 10R 1′50.414
16 10 Nieto F. (ESP) Ducati 1098R 1′50.423
17 11 Corser T. (AUS) BMW S1000 RR 1′50.486
18 71 Kagayama Y. (JPN) Suzuki GSX-R 1000 K9 1′50.518
19 23 Parkes B. (AUS) Kawasaki ZX 10R 1′50.583
20 53 Polita A. (ITA) Suzuki GSX-R 1000 K9 1′50.743
21 76 Neukirchner M. (GER) Suzuki GSX-R 1000 K9 1′51.077
22 77 Iannuzzo V. (ITA) Honda CBR1000RR 1′52.547





WSBK フォンシ・ニエト DFXへ

2009-07-15 22:43:56 | Superbike 2009
ワールドスーパーバイクのDFX Corseはフォンシ・ニエトを正式に起用する事にした。

今までレジス・ラコーニのリプレイスとして出場していたのはロレンゾ・ランツィだったが、彼に代わってフォンシが走る事になる。

フォンシは、アルスタースズキからノイキルヒナーの代役として3戦出場していたが、前戦ではケビン・シュワンツが連れてきた若いアメリカ人にシートを奪われていた。

当初、DFX Corseは、撤退したPSG-1のマティオ・バイオッコを起用する事も検討していたが今回の決定となった。

 
チームマネージャー、ダニエーレ・カルリのコメント

「パイオッコよりニエを起用を優先したい。
なぜならニエトの方がお金を持っているからだ。
ランツィは期待にこたえられなかった。
毎レース、20万ユーロの予算が必要だ。
リタイヤして予算を浪費して家に帰るわけにはいかないのだ。」


スーパーバイクでも、実力よりお金を持っているライダーが幅を利かせるようになった。
ドカティ・ワークスにいたランツィまで切るのだからシビアな世界だ。



WSBK ラコーニ 経過良好

2009-07-13 21:35:05 | Superbike 2009
レジス・ラコーニ情報

南アフリカで瀕死の重傷を負ったレジス・ラコーニだが順調に回復に向かっているようだ。

とは言っても、普通の生活にはまだ時間がかかりそう。

小指の感覚も戻ってこないようだ。
彼の望みは歩いて帰れるようになる事で、早々にレースへの復帰は考えていない。
今は、プールと自転車(エアロバイク?)でリハビリを続けている、との事。

彼の生命力の強さに驚嘆する。

本当にトラックへ復帰してきたら奇跡だ。

奇跡を祈ろう。





グランプリ時代のラコーニ


WSBK PSG-1が撤退

2009-07-04 10:21:08 | Superbike 2009
ワールドスーパーバイクで、カワサキ系チームのPSG-1コルセが撤退する事が発表された。

2003年にプライベート・ドカティチームとして発足し、2005年から2008年まではカワサキのファクトリーチームとして活躍していた。
昨年は、玉田も所属していたチームである。
過去には2006年にクリス・ウォーカーによって雨のアッセンで勝利を収めた事もあった。
今年はカワサキとのオフィシャル契約は解消されていたが、カワサキ系のプライベートチームとして活動をして継続していた。
今シーズンは、マッテオ・バイオッコとアイルトン・バドビーニのペアで当初参戦していたが、予算が確保できないことからバイオッコ一人体制にし、コストがかかるフライウェイのレースは参加を見合わせていた。
しかし、先日のイギリスランドに現れず、撤退発表となった。
撤退理由は、経済不況でスポンサー離脱による財政難ということである。

今シーズン、PSG-1の撤退は、プロライド・ホンダに次ぐ2チーム目である。


WSBK 第9戦 イギリス アフター・ザ・フラッグ

2009-06-29 21:07:44 | Superbike 2009
WSBK 第9戦 イギリス アフター・ザ・フラッグ




芳賀選手がレース2で大クラッシュにあった。
第一報では、脊髄損傷の可能性も報道されたがその後、脊椎骨の骨折等の疑いは無くなったようだ。
しかし、右手首は骨折しており手術予定になっていたので、すでに手術が行われているだろう。
少なくとも2カ月の療養が必要だと思われる。

転倒しても不死身の芳賀選手が、こんな重大なクラッシュに見舞われるとは信じられない。
もうチャンピオンシップはどうでも良いので、また何事もなかったようにトラックに現れてほしい。
神経系に影響が無いことを祈るばかりだ。
9月6日のドイツには是非元気な姿を見せてくれる事を信じている。





2009年6月28日(日) 決勝

会場:ドニントンパーク
天候:曇り/晴れ
気温:20℃(第1レース)/23℃(第2レース)
コースコンディション:ドライ






Donington Superbike Result

Race 1

Sunday, 28 June 2009 14:26



1 19 Spies B. (USA) Yamaha YZF R1 34'57.230 (158,831 kph)
2 3 Biaggi M. (ITA) Aprilia RSV4 Factory 7.156
3 41 Haga N. (JPN) Ducati 1098R 10.968
4 91 Haslam L. (GBR) Honda CBR1000RR 18.843
5 67 Byrne S. (GBR) Ducati 1098R 19.125
6 56 Nakano S. (JPN) Aprilia RSV4 Factory 21.286
7 65 Rea J. (GBR) Honda CBR1000RR 23.644
8 121 Hopkins J. (USA) Honda CBR1000RR 32.849
9 96 Smrz J. (CZE) Ducati 1098R 32.904
10 9 Kiyonari R. (JPN) Honda CBR1000RR 33.192
11 7 Checa C. (ESP) Honda CBR1000RR 34.535
12 84 Fabrizio M. (ITA) Ducati 1098R 35.093
13 22 Camier L. (GBR) Yamaha YZF R1 35.441
14 57 Lanzi L. (ITA) Ducati 1098R 39.034
15 111 Xaus R. (ESP) BMW S1000 RR 41.067
16 14 Lagrive M. (FRA) Honda CBR1000RR 46.452
17 71 Kagayama Y. (JPN) Suzuki GSX-R 1000 K9 47.924
18 23 Parkes B. (AUS) Kawasaki ZX 10R 48.246
19 99 Scassa L. (ITA) Kawasaki ZX 10R 50.932
20 117 Andrews S. (GBR) Kawasaki ZX 10R 55.032
21 2 Hacking J. (USA) Kawasaki ZX 10R 55.216
22 53 Polita A. (ITA) Suzuki GSX-R 1000 K9 1'02.758
23 25 Salom D. (ESP) Kawasaki ZX 10R 1'02.977
24 94 Checa D. (ESP) Yamaha YZF R1 1'12.255
25 79 Young B. (USA) Suzuki GSX-R 1000 K9 1'12.531
RET 11 Corser T. (AUS) BMW S1000 RR
RET 27 Ellison J. (GBR) Yamaha YZF R1
RET 88 Resch R. (AUT) Suzuki GSX-R 1000 K9
RET 66 Sykes T. (GBR) Yamaha YZF R1
RET 36 Lavilla G. (ESP) Ducati 1098R
RET 77 Iannuzzo V. (ITA) Honda CBR1000RR










Race 2

Sunday, 28 June 2009 17:45



1 19 Spies B. (USA) Yamaha YZF R1 35'14.788 (157,512 kph)
2 91 Haslam L. (GBR) Honda CBR1000RR 6.622
3 84 Fabrizio M. (ITA) Ducati 1098R 6.816
4 67 Byrne S. (GBR) Ducati 1098R 7.349
5 66 Sykes T. (GBR) Yamaha YZF R1 8.145
6 22 Camier L. (GBR) Yamaha YZF R1 13.463
7 9 Kiyonari R. (JPN) Honda CBR1000RR 15.751
8 27 Ellison J. (GBR) Yamaha YZF R1 16.837
9 111 Xaus R. (ESP) BMW S1000 RR 22.891
10 117 Andrews S. (GBR) Kawasaki ZX 10R 30.347
11 57 Lanzi L. (ITA) Ducati 1098R 30.622
12 14 Lagrive M. (FRA) Honda CBR1000RR 31.562
13 71 Kagayama Y. (JPN) Suzuki GSX-R 1000 K9 32.148
14 23 Parkes B. (AUS) Kawasaki ZX 10R 32.607
15 65 Rea J. (GBR) Honda CBR1000RR 32.806
16 99 Scassa L. (ITA) Kawasaki ZX 10R 34.269
17 79 Young B. (USA) Suzuki GSX-R 1000 K9 40.644
18 36 Lavilla G. (ESP) Ducati 1098R 40.956
19 25 Salom D. (ESP) Kawasaki ZX 10R 41.302
20 11 Corser T. (AUS) BMW S1000 RR 42.856
21 3 Biaggi M. (ITA) Aprilia RSV4 Factory 47.769
RET 77 Iannuzzo V. (ITA) Honda CBR1000RR
RET 88 Resch R. (AUT) Suzuki GSX-R 1000 K9
RET 53 Polita A. (ITA) Suzuki GSX-R 1000 K9
RET 7 Checa C. (ESP) Honda CBR1000RR
RET 94 Checa D. (ESP) Yamaha YZF R1
RET 41 Haga N. (JPN) Ducati 1098R
RET 96 Smrz J. (CZE) Ducati 1098R
RET 56 Nakano S. (JPN) Aprilia RSV4 Factory
RET 2 Hacking J. (USA) Kawasaki ZX 10R





RIDERS STANDINGS SBK 2009

Noriyuki Haga Ducati 308
Ben Spies Yamaha 294
Michel Fabrizio Ducati 257
Jonathan Rea Honda 177
Leon Haslam Honda 167
Max Biaggi Aprilia 155
Tom Sykes Yamaha 141
Jakub Smrz Ducati 115
Carlos Checa Honda 114
Shane Byrne Ducati 113
Ryuichi Kiyonari Honda 113
Yukio Kagayama Suzuki 94
Shinya Nakano aprilia 81
Regis Laconi Ducati 77
Max Neukirchner Suzuki 75
Ruben Xaus BMW 50
Troy Corser BMW 36
Broc Parkes Kawasaki 27
John Hopkins Honda 17
Leon Camier Yamaha 13
Gregorio Lavilla Ducati 12
Matthieu Lagrive Honda 10
Jamie Hacking Kawasaki 9
Lorenzo Lanzi Ducati 9
James Ellison Yamaha 8
Sheridan Morais Kawasaki 8
Fonsi Nieto Suzuki 8
Simon Andrews Kawasaki 6
Tommy Hill Honda 6
Karl Muggeridge Suzuki 4
Brendan Roberts Ducati 3
Roberto Rolfo Honda 3
Luca Scassa Kawasaki 3
Matteo Baiocco Kawasaki 3
Makoto Tamada Kawasaki 2
Alessandro Polita Suzuki 1
Jake Zemke Honda 1








ライダーズ コメント



YAMAHA

ベン・スピース (優勝/優勝)

「完璧なレースができた!
ビアッジがずっと後ろについていたから厳しい戦いではあったけれど、僕のほうも終始ハイペースをキープしたから抑えきることができた。
とくに最後の3周はきつくて、勝利を確実にするために全力で走ったんだ。
芳賀選手のビッグクラッシュは知っていたよ。
このような勝ち方は本意ではないけれど、ポイントを獲れるときには必ず取らなければならない。
芳賀選手の早い回復を祈っているよ。
レース自体は悪くなかった。
暑さのために路面がやや滑りやすかったので、セッティングを少し変更したらそれがうまくいったようだ。
これはカミールのおかげ。彼のホームレースで表彰台に立てて、僕としてもとてもうれしい。
ホームレースでの活躍は格別なものだということは、僕もよくわかっているからね。
単独走行というのも楽じゃなくて、ミスをしないように常に気持ちを集中しなければならなかった。
僕を支えてくれ、2台の素晴らしいマシンを与えてくれたヤマハのみんなに、いくら感謝してもしきれないよ。」

トム・サイクス選手 (DNF/5位)

「今朝のウォームアップでセッティングがばっちり決まり、第1レースには準備万端で臨んだ。
そしてレース中はペースも良くて順調だったが、やはり3列目からのスタートというのがきつかったんだ。
最終コーナーの進入で熱くなり過ぎてしまい、フロントが路面の凹凸に乗って転倒してしまった。
今シーズン初めてのリタイヤになり、信じられないような気持ちだったけれど、その分も第2レースで頑張ろうと思ったんだ。
ところがブレーキに問題があって思うような走りができなかった。
表彰台を狙っていただけに悔しかったけれど、そのあとはポイント獲得に気持ちを切り替えることにした。
その一方で良かったことは、今回、以前のトム・サイクスがちょっと戻ってきたような感じがしたんだ。
プラクティス、予選、そして第2レースで安定して速さをキープできた。
この調子を次のブルノまで持って行って、そこで好成績につなげたい。」

M・メレガリ、(ヤマハ・チーム監督)

「私自身、そしてチームを代表して、芳賀選手の無事を祈る。
そして少しでも早くサーキットに戻ってきてくれるように願っている。
スピースは今回、スーパーポールに続いてダブルウインを成し遂げ、貴重なポイントを獲得。
それによってポイント差を14にまで短縮することができた。
両レースとも素晴らしい走りを見せてくれたし、それまでのすべてのセッションもまったくミスがなかった。
またサイクスのほうも、マシンに対する信頼感を取り戻すことができたようで、このことは我々にとって非常に重要だ。
結果的に5位に終わったが、表彰台まではわずかコンマ2、3秒だ。
このあとイモラへ行って練習し、次のブルノに備える。
今回もハードワークをこなし、成功に導いてくれたチームのみんなに感謝する。」



HONDA


レオン・ハスラム (スーパーバイク 4位/2位)

「両レースともチャターに悩まされたが、レース2では、少しいいスタートが切れたし、私たちが取り組んできた課題もいくつか解決できた。
それでもビアッジに追いつくことができなければ、3~4位で終わっていたかもしれない。
第1レースでは失敗していただけに、ファブリッツォとバインを抑えて2位に入れたのはとてもうれしい。」

ジョナサン・レイ (スーパーバイク 7位/15位)

「厳しいレースになることは覚悟していたが、想像以上に悪い結果だった。
ドニントンはいいセッティングを見つけるのが難しいサーキットで、今回は後半のストップ&ゴーのセクションで苦労した。
第1レースが終わった後、大きくセッティングを変えたが、フィーリングが変わりすぎたこともあって、2周目に転倒してしまった。
再スタートしたが、最後尾から追い上げることになって15位だった。
地元のレースだったし、本当に残念な結果だった。」

清成龍一 (スーパーバイク 10位/7位)

「第1レースは、予選までのよくないフィーリングを引きずっていたので、10位まで追い上げるのがやっとだった。
しかし、だんだん本来の走りに戻りセッティングの方向も見えてきたので、第2レースはリアのセッティングを大幅に変えることにした。
完全な状態ではなかったが、第1レースよりはフィーリングもよく、7位まで追い上げることができた。
予選グリッドが悪かったことが残念。
次戦までの間にイモラでテストがあるので、そこでしっかりとバイクを仕上げたい。」

カルロス・チェカ (スーパーバイク 11位/リタイア)

「第1レースでいい走りができなかったので、第2レースでセッティングを変えた。
それでフィーリングはよくなったのだが、ヘアピンの進入で転倒してしまった。
前回から新しいサスペンションを使っているが、今回は、セッティングを十分に詰めることができなかった。
次戦までの間に行われるテストで、いい状態を作りたい。」

ジョン・ホプキンス (スーパーバイク 8位/DNS)

「体調がまだ完全ではないので、序盤は慎重な走り出しだった。
しかし、集団の中で激しいバトルになり、だんだん熱くなった。
最終的に集団のトップでフィニッシュできて本当によかった。
しかし、痛みがひどくなったので、第2レースをやめることにした。
チームには本当に申し訳ないと思っている。
まだまだ身体は完全じゃないけれど、現状でのベストは尽くせたと思う。」

SS

ケナン・ソフォーグル (スーパースポーツ 4位)

「今回はリアのセッティングに課題を抱えていたが、最後までそれを解消できなかった。
減速時はそれほど悪くないのだが、出口ではトラクション不足でコントロールが難しかった。
今日の結果にはがっかりしているが、それでもベストを尽くした。
全力でサポートしてくれたチームに感謝したい。」

ユージェーヌ・ラバティ (スーパースポーツ 5位)

「今回はリアのグリップ不足を感じていたが、昨日の段階では、その問題は解消したと思っていた。
しかし、今日は路面のコンディションが変わり、同じような症状が出て転んでしまった。
再スタートしたときは26番手までポジションを落とした。
今日は転倒者も多く、イエローフラッグがたくさん出ていたので、追い上げるのは厳しかったが、5位でチェッカーを受けられてよかった。」




Aprilia


中野真矢〔予選4位 決勝/第1レース6位、第2レース リタイア 総合ランキング13位 〕

「金曜日は、セットアップに少々手惑い、軽く転倒などもしてしまったが、土曜日からは徐々に調子を上げることが出来、スーパーポールでは、今期最高の4番グリッドを獲得することが出来た。
決勝第1レースは、スタートがあまり良くなく1周目でも抜かれてしまい、7位まで順位を落としたが、その後は順位を上げ4番手争いをしながら6位を走行していた。
最終的に抜くまでは行けず、そのまま6位でゴールとなったが、練習での調子の悪さから考えれば、上出来だったと思う。
しかし、チームメイトのマックス・ビアッジ選手が2位表彰台を獲得したので、もう少し行かなくてはと思っていた。
第2レースでは1レースでの教訓を活かし、集中し良いスタートを決め、3番手で1周目を帰ってきたが、2周目でハイサイドを起こし、転倒してしまった。
激しい転倒だったため自分自身でも怪我を心配したが、幸い軽症で済んだ。
転倒自体、非常に残念で、チャンスを逃してしまったとも思うが、今回もいくつか良い点があったし、次のブルノRdまでに2回テストがあるので、そこで調子を上げて行きたい!」


DUCATI

芳賀紀行 (3位/4周リタイア)

「今回はかなり難しい週末になると覚悟していたから、今日は表彰台に立ててとてもハッピーだ。
100回目の表彰台獲得を誇りに思うよ! 
第1レースのスタートではマックス(ビアッジ)とベン(スピーズ)についていくだけだったが、今日はプッシュしてるのに彼らの方が少しアドバンテージがあったようで、3位を上回ることができなかった。
(第2レースに関しては、この日のアクシデントにより、リリース発表時に芳賀はコメントできない状態だった)

M・ファブリッツォ (12位/3位)

「第1レースはかなり厳しかった。
ギアにトラブルを抱えてしまい、このせいでいくつかポジションを落とした。
状況をあまり改善できないまま、結局3ポイントしか獲れなかったよ。
それで第2レース前にセカンドバイクに乗り換えることを決めた。
今回もスタートは悪かったが、すぐに追い上げはじめた。
レースの大半はバーンやハスラムとバトルし、レース終盤になんとかバーンだけはパスできた。
第2レースの結果はハッピーだけれど、もちろんノリ(芳賀紀行)のことは心配だ。
アクシデントを目の当たりにして、2年前に同じ場所で起きたトロイ(コルサー)のクラッシュを思い出した。
どちらもシリアスだよ。」





SUZUKI

加賀山就臣 (17位/13位)

「今週末はリアグリップに問題があって簡単じゃなかった。
週末はずっといろいろなことを試した。
サスペンション、ジオメトリー、ギアレシオ…でも僕らはバイクを改善することができなかった。
第2レースの前には違うスイングアームに変えてみたが、フィーリングは若干良くなったものの、大した変化はなかった。
全体的には僕にとってもチームにとってもフラストレーションのたまる時間になった。
彼らが全力を尽くして仕事をしているのも、僕が限界の走りをしているのも分かっているが、いい結果に結びつかなかった。
僕自身は経験豊富なライダーだし、チームもノウハウがたくさんあるが、解決法を見つけられなかった。
フランシス(バッタ、オーナー)とチームの全員に申し訳なく思う。
今日の結果はプライベーターと同レベルだったからね。」




KAWASAKI

B・パークス (18位/14位)

「第1レースはスタートに失敗。
ほとんど最後尾から追い上げなければならなかった。
しかしペースは良かったので、18番手まで追い上げることが出来た。
第2レースはそれほどひどいスタートではなかったが、中団グループの混雑の中で苦しい戦いになった。
加えて、第1レースに比べて第2レースはペースが速く、気温も路面温度も上がったことで結果的にタイヤチョイスに失敗してしまった。
今回はレースウイークを通じてバイクのセッティングをまとめきれなかった。
そのためにわずか2ポイントしか獲得できず、残念だった。」


J・ハッキング (21位/1周リタイア)

「第1レースはスタートに大失敗。
最後尾からの戦いになってしまった。
それから全力で追い上げようとしたが、腕上がりを起こしペースを上げられなかった。
第2レースは大きくセッティングを変えて挑んだのだが、2周目にコースアウトを喫しグラベルで転んでしまった。
今回は予選、決勝とまったくいい状態を見つけられず、バイクのポテンシャルを発揮するに至らなかった。
難しいレース、残念なレースだった。」




















WSBK 第9戦 イギリス SP

2009-06-28 16:51:51 | Superbike 2009
Donington Superbike

Superpole

Saturday, 27 June 2009 17:19



1 19 Spies B. (USA) Yamaha YZF R1 1'29.846
2 3 Biaggi M. (ITA) Aprilia RSV4 Factory 1'30.080
3 67 Byrne S. (GBR) Ducati 1098R 1'30.535
4 56 Nakano S. (JPN) Aprilia RSV4 Factory 1'30.671
5 84 Fabrizio M. (ITA) Ducati 1098R 1'30.734
6 41 Haga N. (JPN) Ducati 1098R 1'31.023
7 7 Checa C. (ESP) Honda CBR1000RR 1'31.342
8 96 Smrz J. (CZE) Ducati 1098R 1'34.797

9 91 Haslam L. (GBR) Honda CBR1000RR 1'30.159
10 66 Sykes T. (GBR) Yamaha YZF R1 1'30.229
11 121 Hopkins J. (USA) Honda CBR1000RR 1'30.272
12 65 Rea J. (GBR) Honda CBR1000RR 1'30.387
13 36 Lavilla G. (ESP) Ducati 1098R 1'30.612
14 27 Ellison J. (GBR) Yamaha YZF R1 1'30.816
15 11 Corser T. (AUS) BMW S1000 RR 1'30.916
16 111 Xaus R. (ESP) BMW S1000 RR 1'31.120

17 22 Camier L. (GBR) Yamaha YZF R1 1'31.176
18 71 Kagayama Y. (JPN) Suzuki GSX-R 1000 K9 1'31.215
19 57 Lanzi L. (ITA) Ducati 1098R 1'31.217
20 9 Kiyonari R. (JPN) Honda CBR1000RR 1'31.260

21 99 Scassa L. (ITA) Kawasaki ZX 10R 1'31.874
22 23 Parkes B. (AUS) Kawasaki ZX 10R 1'31.887
23 25 Salom D. (ESP) Kawasaki ZX 10R 1'32.183
24 14 Lagrive M. (FRA) Honda CBR1000RR 1'32.243
25 2 Hacking J. (USA) Kawasaki ZX 10R 1'32.245
26 117 Andrews S. (GBR) Kawasaki ZX 10R 1'32.343
27 53 Polita A. (ITA) Suzuki GSX-R 1000 K9 1'32.584
28 79 Young B. (USA) Suzuki GSX-R 1000 K9 1'32.735
29 94 Checa D. (ESP) Yamaha YZF R1 1'32.811
30 88 Resch R. (AUT) Suzuki GSX-R 1000 K9 1'33.374
31 77 Iannuzzo V. (ITA) Honda CBR1000RR 1'33.408


WSBK 第9戦 イギリス 予選1

2009-06-27 11:48:10 | Superbike 2009
Superbike Donington


予選はウェット路面で始まり、徐々に乾いていくコンディションで行われたようです。

日本勢が低迷しています。
芳賀は最後に合わせてくるのは分かっているが、FP1が11番手、QP1が10番手と少々心配してしまうタイムだ。
清成、23番手タイム。 どうした?


Qualifying 1st Session

Friday, 26 June 2009 18:23



1 84 Fabrizio M. (ITA) Ducati 1098R 1'30.775
2 91 Haslam L. (GBR) Honda CBR1000RR 1'31.191
3 19 Spies B. (USA) Yamaha YZF R1 1'31.294
4 36 Lavilla G. (ESP) Ducati 1098R 1'31.401
5 67 Byrne S. (GBR) Ducati 1098R 1'31.436
6 22 Camier L. (GBR) Yamaha YZF R1 1'31.454
7 96 Smrz J. (CZE) Ducati 1098R 1'31.584
8 57 Lanzi L. (ITA) Ducati 1098R 1'31.705
9 7 Checa C. (ESP) Honda CBR1000RR 1'31.736
10 41 Haga N. (JPN) Ducati 1098R 1'31.760
11 66 Sykes T. (GBR) Yamaha YZF R1 1'31.838
12 27 Ellison J. (GBR) Yamaha YZF R1 1'31.890
13 3 Biaggi M. (ITA) Aprilia RSV4 Factory 1'31.913
14 121 Hopkins J. (USA) Honda CBR1000RR 1'32.007
15 65 Rea J. (GBR) Honda CBR1000RR 1'32.103
16 71 Kagayama Y. (JPN) Suzuki GSX-R 1000 K9 1'32.139
17 111 Xaus R. (ESP) BMW S1000 RR 1'32.186
18 56 Nakano S. (JPN) Aprilia RSV4 Factory 1'32.188
19 23 Parkes B. (AUS) Kawasaki ZX 10R 1'32.401
20 11 Corser T. (AUS) BMW S1000 RR 1'32.476
21 14 Lagrive M. (FRA) Honda CBR1000RR 1'32.879
22 99 Scassa L. (ITA) Kawasaki ZX 10R 1'33.061
23 9 Kiyonari R. (JPN) Honda CBR1000RR 1'33.093
24 25 Salom D. (ESP) Kawasaki ZX 10R 1'33.262
25 2 Hacking J. (USA) Kawasaki ZX 10R 1'33.587
26 117 Andrews S. (GBR) Kawasaki ZX 10R 1'34.069
27 94 Checa D. (ESP) Yamaha YZF R1 1'34.259
28 79 Young B. (USA) Suzuki GSX-R 1000 K9 1'34.529
29 77 Iannuzzo V. (ITA) Honda CBR1000RR 1'35.126
30 88 Resch R. (AUT) Suzuki GSX-R 1000 K9 1'35.176
53 Polita A. (ITA) Suzuki GSX-R 1000 K9 1'43.938


Free Practice 1st Session

Friday, 26 June 2009 14:53



1 19 Spies B. (USA) Yamaha YZF R1 1'30.962
2 22 Camier L. (GBR) Yamaha YZF R1 1'31.180
3 91 Haslam L. (GBR) Honda CBR1000RR 1'31.209
4 84 Fabrizio M. (ITA) Ducati 1098R 1'31.604
5 36 Lavilla G. (ESP) Ducati 1098R 1'31.702
6 96 Smrz J. (CZE) Ducati 1098R 1'31.709
7 121 Hopkins J. (USA) Honda CBR1000RR 1'31.894
8 66 Sykes T. (GBR) Yamaha YZF R1 1'31.954
9 67 Byrne S. (GBR) Ducati 1098R 1'31.981
10 27 Ellison J. (GBR) Yamaha YZF R1 1'32.118
11 41 Haga N. (JPN) Ducati 1098R 1'32.148
12 56 Nakano S. (JPN) Aprilia RSV4 Factory 1'32.171
13 65 Rea J. (GBR) Honda CBR1000RR 1'32.307
14 3 Biaggi M. (ITA) Aprilia RSV4 Factory 1'32.363
15 111 Xaus R. (ESP) BMW S1000 RR 1'32.538
16 7 Checa C. (ESP) Honda CBR1000RR 1'32.566
17 71 Kagayama Y. (JPN) Suzuki GSX-R 1000 K9 1'32.806
18 57 Lanzi L. (ITA) Ducati 1098R 1'32.874
19 11 Corser T. (AUS) BMW S1000 RR 1'33.081
20 14 Lagrive M. (FRA) Honda CBR1000RR 1'33.127
21 23 Parkes B. (AUS) Kawasaki ZX 10R 1'33.208
22 117 Andrews S. (GBR) Kawasaki ZX 10R 1'33.381
23 9 Kiyonari R. (JPN) Honda CBR1000RR 1'33.411
24 2 Hacking J. (USA) Kawasaki ZX 10R 1'33.766
25 53 Polita A. (ITA) Suzuki GSX-R 1000 K9 1'33.797
26 99 Scassa L. (ITA) Kawasaki ZX 10R 1'34.187
27 79 Young B. (USA) Suzuki GSX-R 1000 K9 1'34.383
28 25 Salom D. (ESP) Kawasaki ZX 10R 1'34.562
29 77 Iannuzzo V. (ITA) Honda CBR1000RR 1'34.728
30 94 Checa D. (ESP) Yamaha YZF R1 1'34.892
31 88 Resch R. (AUT) Suzuki GSX-R 1000 K9 1'35.079


WSBK 第8戦 ミサノ アフターザフラッグ

2009-06-22 19:12:45 | Superbike 2009
ライダーズコメント

YAMAHA

B・スピース選手談(優勝/9位)

「第1レースは第2レースより間違いなく良かった!
 やるべきことを、しっかりとできたという点でとても満足だ。
 バイルンのペースには届かなかったけれど、チャンピオン争いのライバル、ファブリツィオにできる限りついていくようにした。
 それで理想的なタイミングでピットインしてマシンを換え、ドライ用タイヤにした後は非常に順調だった。
 そのままトップまで上がって優勝することができた。

 第2レースはうまくいかず、スタートのときからクラッチに問題が出ていた。
 はじめの数周は早めにシフト操作を行うことで対応して少しずつ状態が良くなってきていたが、コルサーと加賀山に追いついてからは、なかなか彼らをパスすることができなかった。
 最後の7、8ラップになると調子が戻って順位を回復。
 サイクスとハスラムに追いついたときは明らかに僕のほうがペースが良かったのに、二人がバトルをしていて、簡単には抜かせてはもらえなかった。
 二人をパスするためにはもう1周必要だったんだけれど、その1周が残っていなかったというわけだ。
 今シーズンは何度かこのようにして貴重なポイントを逃している。
 それがなければチャンピオンシップでトップに立っていたはずなのに・・・。
 次のドニントンでまた少しでも取り戻したい。」

T・サイクス選手談(8位/7位)

「予選グリッドよりも少しだけ上位でフィニッシュできた。
 これは期待以上だったと言っていい。
 第1レースは、ウエットの状況下でトラクションがかかりすぎるという問題があった。
 だから雨が止んで路面が変化したときには、早めにピットインを行うことにした。
 マシンを交換したあとはペースも良く安定していた。
 だから残りの14ラップは、まるで2ラップ程度に感じるくらいに楽しんで走ることができたんだ。

 第2レースではいくつか変更を加えたらマシンのバランスがとても良くなって、納得のいく走りができた。
 リアのグリップにいくらか問題も残ったが、全体的にはマシンの状態が改善されてまた一歩、前進することができたんだ。
 今回も懸命に支えてくれたチームのみんなに感謝。
 彼らがひざをつきあわせて解決策を探り、ベストを尽くして作業を行ってくれたおかげでマシンはここまで良くなったんだから。」

M・メレガリ、ヤマハ・ワールドスーパーバイク・チーム監督談

「第1レースは素晴らしかった。
 でも第2レースはそううまくはいかなかった。
 でも芳賀選手に54ポイント差で今大会を迎え、終わったときには48ポイント差になっていたのだから良かったと言えるだろう。
 サイクスのほうは今回、大きく成長した。彼にとっては貴重な経験で、次のドニントンではまたさらに一歩、前へと進むことができるだろう。
 二人ともあのコースは良く知っている。
 とくにベンは、コースを覚える必要がないところでは、初めから非常に速いところを見せてくれているので期待したい。」

SS

C・クラッチロー(1位)

「ミサノでこうして優勝できたことは最高の気分。
すべてはチームのおかげで、彼らが今回も素晴らしい仕事をしてくれたので、僕はまたこのポジションまで戻ってくることができたんだ。
好調をこのままキープして、ホームコースのドニントンに持ち帰りたい。
そしてまた一つ勝利をつかみたい。」


F・フォレ(8位)

「ウイークを通して厳しい戦いになってしまったよ。
予選は天候がいろいろ変化したせいで良い位置につくことができなかったので、今日はひたすら体を伏せて挽回を狙っていった。
そのなかでも表彰台獲得を目指して、序盤で上位陣についていこうと頑張ったんだけれど…」

W・ズィーレンベルグ、ヤマハ・ワールドスーパースポーツ・チーム監督

「信じられないようなレース展開になった。
今回もまたカルとユージンが激しいバトルを展開。
カルはそのなかで最終ラップにベストラップを叩き出してユージンを振り切ることに成功した。
しかもその1分38秒8というタイムは現行のラップレコードを1.3秒も上回るもので、素晴らしいペースだ。
ファビアンのほうも18番手から見事な追い上げを見せてくれた。
我々は彼に多くを期待していて、彼もそれを良くわかっている。
だからもっとたくさん練習をして、1、2周目でもっと前へいき、そのまま上位をキープすることが使命になっているんだ。
次のドニントンではきっと、チームの努力が報われることを楽しみにしている。」






HONDA

ジョナサン・レイ(7位/優勝)

「今大会は初日から順調で、いいレースができると思っていた。
ウエットからドライになった第1レースは、グリッドにつく際のサイティングラップでエンジンが止まり、最後尾からスタートしなければならなかった。
最後尾にグリッドを下げられたペナルティと、新品のタイヤでスタートしなければならなかったことで、序盤は厳しかった。
最終的に7位でフィニッシュできて本当によかった。
第2レースは最高だった。
言葉にできないほどうれしい。
ドゥカティの2人と最終ラップまで激しいバトルとなったが、とても楽しかった。
最終ラップは、それまでのラップと違うラインを走った。
ファブリッツォを抜いたときも、思ったより簡単だった。
ドゥカティのホームで勝てたことがうれしい。これから後半戦に向けて大きな自信になった。」


カルロス・チェカ(11位/5位)

「第2レースは、トップの3台を追いかけたが、その差を縮めることができなかった。
今回、ジョナサン(レイ)ほどセッティングが決まらず、リアに少し問題を抱えていた。
しかし、これからのことを思えば、かなりポジティブなレースだった。
今大会は新しいサスペンションを使い、そのセッティングに追われた。
ウオームアップで試したいことがあったのだが、それができなかったことが第2レースに影響した。
第1レースは残念な結果だったが、いい状態になってきたので、次のドニントンがすごく楽しみだ。」

清成龍一(リタイア/14位)

「第1レースはスタート直後のヘアピンで、ハイサイドを喫してバランスを崩した。
そのために後ろにいたジョニー(レイ)と接触してしまった。
その際にシフトペダルのパーツが破損し、チェンジができなくなったので、リタイアすることを決めた。
第2レースは、完全にドライになったことで、サスペンションのセッティングを変えた。
結局それが悪い方向にいき、ブレーキのフィーリングにも違和感があって、進入でタイムロスすることになった。
タイヤの選択もベストとは言えなかった。
フリー、予選といい感じで走れていただけにフラストレーションのたまるレースになった。
次のドニントンでは、その雪辱を果たしたい。」

SS

ユージェーヌ・ラバティ(スーパースポーツ 2位)

「第1ヒートはスタートが決まらず、序盤にペースも上がらず13番手までポジションを落とした。
それから追い上げることができたのだが、トップに立ったときに赤旗中断になった。
第2ヒートに向けてセッティングを変更することにした。それが結果的によかった。
第2ヒートはカル(クロッチロー)を追いかける展開となった。
終盤にトップに立ったが引き離すことができなかった。
最終ラップの最終コーナーで勝負しようと思ったが、リアをスライドさせて失敗してしまった。
勝てなかったが、難しいレースで2位になれてよかった。
次のドニントンはホーム大会なのですごく楽しみだ。」




KAWASAKI



ブロック・パークス(17位/17位)

「金曜日の予選を5番手で終えられたときに、今年のベストグリッド、ベストフィニッシュを期待した。
しかしスーパーポールでは、最初のステージで失敗し19番手まで順位を落としてしまった。
さらに決勝の第1レースでは、タイヤの選択を間違えてペースを上げられなかった。
第2レースはスタートに失敗しただけでなく、フィーリングも良くなくて厳しい走りになってしまった。
2レースともに17位で終えたことが本当に残念だ。次のドニントンでは良い結果を残したい。」



ジェイミー・ハッキング(16位/22位)

「フラッグ・トゥ・フラッグになり、全員がバイクをチェンジした第1レースは、このルールをちゃんと理解していなかったこともあってピットに入るタイミングが遅れてしまった。
ピットからの指示通りにバイクをチェンジしていれば、トップ10内で間違いなくフィニッシュできたと思う。
第2レースは良いスタートが切れたが、序盤の混戦の中で行き場を失いコースアウトしてしまった。
それで最後尾までポジションを落としてしまい、そこからいくつかポジションを上げるのがやっとだった。
今日は、自分は勿論のこと、チームにも申し訳ないことをしてしまった。」



SS

ホアン・ラスコルツ(SS 4位)

 「赤旗中断するまでは、あまりいい走りが出来なかった。
そこで第2ヒートはタイヤをソフトに変更してレースに挑み、4位でレースを終えることが出来た。
総合ポイントも4位のままだが、3位のソフォグルとの差を縮められたのは良かった。
第2ヒートはロッコリと厳しい戦いになった。
彼の前でフィニッシュすれば表彰台に立てたと思うし、それが残念だった。」

藤原克昭(SS 6位)

「レースが中断するまでは快調に走ることが出来た。
トップグループで戦えたし、もし、中断にならなければ表彰台に立てたと思う。
第2ヒートは、スタートした周にブレーキレバーを調整するパーツが脱落して、それからブレーキングが厳しくなった。
それでトップの4台に置いていかれ、5位争いも厳しい走りを強いられた。
今回は予選からいい状態で走れていただけに残念だった。
しかし、バイクの状態は今季ベストリザルトの5位になった第3戦スペインより良かったし、これからが楽しみになった。
今日は悔しい結果だったが、次のレースでは、このフィーリングの良さを結果につなげたい。」

















アプリリア


中野 真矢(9位/13位)

「初日は天気も良く、ドライコンディションで走れたが、2日目から天候が崩れ、午前中は雨の走行となった。
午後には回復したが、小雨の降る難しいコンディションでのスーパーポール・タイムアタックとなった。
練習の時からブレーキングの安定性が悪く、何度かオーバランしてしまい、そのセットアップを詰めるのに、かなり時間を取られてしまった。
予選では12番手と、何とか3列目をキープしたが、納得した走りが出来ないまま決勝を迎えた。
第1レースは雨の中スタートしたが、次第に路面が乾き始め、途中でマシンを交換するFlag to flagのレースとなった。
レインコンディションで順位を落としてしまっていたが、ピットインのタイミングが良かったようで、その後は9番手まで追い上げてゴールすることが出来た。
また、第2レースは、完全ドライでのレースとなった。
ドライでは、多少は良くなったものの、やはり練習から抱えてきた問題が解決しきれず、最後まで苦しいレースとなり、13番手でのゴールとなった。
今回は練習でも一度も上位に行くことができず、課題を残してしまったが、次のドニントンも良く知っているコースなので、初日からペースを上げて行きたいと思う。」





WSBK 第8戦 ミサノ 決勝

2009-06-22 08:10:11 | Superbike 2009
Misano Superbike

Race 1

Sunday, 21 June 2009 13:20



1 19 Spies B. (USA) Yamaha YZF R1 45'02.773 (135,093 kph)
2 67 Byrne S. (GBR) Ducati 1098R 7.931
3 84 Fabrizio M. (ITA) Ducati 1098R 11.836
4 96 Smrz J. (CZE) Ducati 1098R 11.886
5 41 Haga N. (JPN) Ducati 1098R 31.670
6 71 Kagayama Y. (JPN) Suzuki GSX-R 1000 K9 33.241
7 65 Rea J. (GBR) Honda CBR1000RR 35.772
8 66 Sykes T. (GBR) Yamaha YZF R1 41.931
9 56 Nakano S. (JPN) Aprilia RSV4 Factory 51.507
10 14 Lagrive M. (FRA) Honda CBR1000RR 59.921
11 7 Checa C. (ESP) Honda CBR1000RR 1'04.285
12 91 Haslam L. (GBR) Honda CBR1000RR 1'04.313
13 3 Biaggi M. (ITA) Aprilia RSV4 Factory 1'19.822
14 111 Xaus R. (ESP) BMW S1000 RR 1'22.412
15 53 Polita A. (ITA) Suzuki GSX-R 1000 K9 1'31.635
16 2 Hacking J. (USA) Kawasaki ZX 10R 1'39.830
17 23 Parkes B. (AUS) Kawasaki ZX 10R 1'42.964
18 10 Nieto F. (ESP) Suzuki GSX-R 1000 K9 1'43.303
19 57 Lanzi L. (ITA) Ducati 1098R
20 77 Iannuzzo V. (ITA) Honda CBR1000RR
21 94 Checa D. (ESP) Yamaha YZF R1
22 36 Lavilla G. (ESP) Ducati 1098R
23 25 Salom D. (ESP) Kawasaki ZX 10R
NC 88 Resch R. (AUT) Suzuki GSX-R 1000 K9
RET 99 Scassa L. (ITA) Kawasaki ZX 10R
RET 15 Baiocco M. (ITA) Kawasaki ZX 10R
RET 9 Kiyonari R. (JPN) Honda CBR1000RR
RET 11 Corser T. (AUS) BMW S1000 RR
NP 121 Hopkins J. (USA) Honda CBR1000RR







Race 2
Sunday, 21 June 2009 16:43



1 65 Rea J. (GBR) Honda CBR1000RR 39'11.204 (155,293 kph)
2 84 Fabrizio M. (ITA) Ducati 1098R 0.063
3 41 Haga N. (JPN) Ducati 1098R 0.457
4 96 Smrz J. (CZE) Ducati 1098R 3.635
5 7 Checa C. (ESP) Honda CBR1000RR 4.460
6 67 Byrne S. (GBR) Ducati 1098R 4.538
7 66 Sykes T. (GBR) Yamaha YZF R1 12.679
8 91 Haslam L. (GBR) Honda CBR1000RR 12.763
9 19 Spies B. (USA) Yamaha YZF R1 13.237
10 3 Biaggi M. (ITA) Aprilia RSV4 Factory 14.412
11 71 Kagayama Y. (JPN) Suzuki GSX-R 1000 K9 20.073
12 10 Nieto F. (ESP) Suzuki GSX-R 1000 K9 20.239
13 56 Nakano S. (JPN) Aprilia RSV4 Factory 22.351
14 9 Kiyonari R. (JPN) Honda CBR1000RR 24.547

15 36 Lavilla G. (ESP) Ducati 1098R 24.696
16 111 Xaus R. (ESP) BMW S1000 RR 25.615
17 23 Parkes B. (AUS) Kawasaki ZX 10R 31.887
18 57 Lanzi L. (ITA) Ducati 1098R 34.751
19 11 Corser T. (AUS) BMW S1000 RR 38.061
20 99 Scassa L. (ITA) Kawasaki ZX 10R 47.717
21 14 Lagrive M. (FRA) Honda CBR1000RR 48.973
22 2 Hacking J. (USA) Kawasaki ZX 10R 51.027
23 53 Polita A. (ITA) Suzuki GSX-R 1000 K9 52.526
24 77 Iannuzzo V. (ITA) Honda CBR1000RR 57.589
25 88 Resch R. (AUT) Suzuki GSX-R 1000 K9 1'36.359
RET 25 Salom D. (ESP) Kawasaki ZX 10R
RET 94 Checa D. (ESP) Yamaha YZF R1
RET 15 Baiocco M. (ITA) Kawasaki ZX 10R



RIDERS STANDINGS SBK 2009

Noriyuki Haga Ducati292
Ben SpiesYamaha244
Michel FabrizioDucati237
Jonathan ReaHonda167
Max BiaggiAprilia135
Leon HaslamHonda134T
om SykesYamaha130
Carlos ChecaHonda109
Jakub SmrzDucati108
Ryuichi KiyonariHonda98
Yukio KagayamaSuzuki91
Shane ByrneDucati89
Règis LaconiDucati77
Max NeukirchnerSuzuki75
Shinya NakanoAprilia71
Ruben XausBMW42
Troy CorserBMW36
Broc ParkesKawasaki25




WSBK 第8戦 ミサノ SP

2009-06-20 23:44:02 | Superbike 2009
WSBK - Misano

スピーズの連続ポールポジション記録が、ヤコブ・シュムルツに阻止されました。
最後のスーパーポールは、軒並みそれまでのタイムを0.5秒ほど上回るスーパーラップの連続でしたね。

このシュムルツとスピーズの間に割って入ったのが、ジョナサン・レアでした。

日本勢は芳賀が6番手。
やはり苦手なコースのようです。

清成はSP3で転倒して8番手。
転倒した時は、思わず大きな声で叫んでしまった。
きれいなスリップダウンだったのでダメージもなく、ピットに戻ってラスト2周走れましたがタイムを上げることができませんでした。
ところで清成のマシンだが、サスは変わっていないようにも見えた。
今まで、どこのサスを使っていたのかも分かっていなかったのですが、映像で見る限りオーリンズではなさそうな感じに見えました。
やっぱりショウワを使い続けていたのでしょうか。
※ 清成は従来のサスペンションを使用していました。

中野は12位で、ビアッジの後ろ。

映像でちょっと面白い場面があった。
ビアッジがSP2を終了し、SP3進出を確信してヘルメットを脱がずに待機していたところ、最後の最後で清成が5番手タイムを叩き出しビアッジをSP3進出圏外に押し出してしまいました。
そのときビアッジの唖然とした表情と、SP3脱落を知らずに走行に向けてタイヤウォーマーをまこうとしているスタッフに他のスタッフが、「もう巻かなくてもいいよ。泣」 みたいなやり取りは可哀相だけれど笑ってしまう映像でしたね。

13番手に加賀山が入っています。

さて、明日の決勝は激戦になりそうな予感。
スピーズにレア、ファブリッツィオ、芳賀の四つどもえになるかな。
PPのシュムルツは一発タイムは早いけど、優勝までは難しいかな。





Superpole qualifying times

1. Jakub Smrz CZE Guandalini Racing Ducati 1098R 1min 35.435s
2. Jonathan Rea GBR HANNspree Ten Kate Honda CBR1000RR 1min 35.609s
3. Ben Spies USA Yamaha WSB YZF R1 1min 35.631s
4. Michel Fabrizio ITA Ducati Xerox 1098R 1min 35.811s
5. Shane Byrne GBR Sterilgarda Ducati 1098R 1min 36.224s
6. Noriyuki Haga JPN Ducati Xerox 1098R 1min 36.277s
7. Carlos Checa ESP HANNspree Ten Kate Honda CBR1000RR 1min 36.537s
8. Ryuichi Kiyonari JPN Ten Kate Honda CBR1000RR 1min 36.884s
↑ Superpole 3


9. Max Biaggi ITA Aprilia Racing RSV-4 1min 36.439s
10. Leon Haslam GBR Stiggy Motorsport Honda CBR1000RR 1min 36.510s
11. Fonsi Nieto ESP Alstare Suzuki GSX-R 1000K9 1min 36.510s
12. Shinya Nakano JPN Aprilia Racing RSV-4 1min 36.682s
13. Yukio Kagayama JPN Alstare Suzuki GSX-R 1000K9 1min 36.916s
14. Tom Sykes GBR Yamaha WSB YZF R1 1min 36.978s
15. Troy Corser AUS BMW Motorrad S1000RR 1min 36.994s
16. Lorenzo Lanzi ITA DFX Corse Ducati 1098R 1min 37.209s
↑ Superpole 2


17. Gregorio Lavilla ESP Guandalini Racing Ducati 1098R 1min 37.558s
18. Ruben Xaus ESP BMW Motorrad S1000RR 1min 37.361s
19. Broc Parkes AUS Kawasaki SRT ZX-0R 1min 37.300s
20. Jamie Hacking USA Kawasaki SRT ZX-10R 1min 37.266s
↑ Superpole 1


21. David Salom ESP Team Pedercini Kawasaki ZX-10R 1min 38.522s
22. Matthieu Lagrive FRA HANNspree Althea Honda CBR1000RR 1min 38.671s
23. Luca Scassa ITA Team Pedercini Kawasaki ZX-10R 1min 38.755s
24. Matteo Baiocco ITA PSG-1 Corse Kawasaki ZX-10R 1min 38.827s
25. David Checa ESP Yamaha France GMT 94 1min 38.828s
26. John Hopkins USA Stiggy Motorsport Honda CBR1000RR 1min 38.856s
27. Vittorio Iannuzzo ITA SCI Honda CBR1000RR 1min 39.067s
28. Alessandro Polita ITA Celani Suzuki GSX-R1000 1min 39.639s
29. Roland Resch AUT TKR Switzerland Suzuki GSX-R 1000K9 1min 40.489s



WSBK テンケイト、サススイッチ

2009-06-20 10:47:19 | Superbike 2009



テンケイト・ホンダが、今回のミサノからサスペンションをWPからオーリンズに変更している。
シーズン半ばでの変更は極めて異例である。
今年のホンダマシンは、他メーカーと比べても戦闘力に引けを取っており、何らかのアクションが必要だったのだろう。
チェカもマシンの不安定さを毎回訴えていた。

今回のサス変更は、チェカとレアの二人だけだと思っていたら、清成もオーリンズを装着しているようだ。
まさか、HRC直系の清成は無いだろうと思っていた。
HRC直系とはいえ、チームの裁量が大幅に認められているようだね。
一応、確認のため清成のマシンの写真を調べてみたが確認できるものはなかった。
※ 清成は、従来のサスペンションを使用していました。



清成は、ホンダが将来MotoGPで走らせようとしているライダーだが、あまり時間が無くなってきた。
ここらでガツンと実力を知らしめる成績が必要だ。

まだ、予選1回目なので問題も多いようだが、テンケイトの目論見は今のところ成功しているようだ。