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新馬調教班 1

2014-04-07 13:37:09 | 新馬調教班~リアン~
4月1日から開始されたリアンの新馬調教。S島指導員からお誘い頂いて、金額も考えず二つ返事で参加を決定してしまった。調教班は既に2度活動していたが、今回が初参加。馬を厩舎から出すときの注意点、引くときの注意点、怪我の確認、検温、馬房に戻す時の注意点を教えて頂く。もっとも基本的な事だか、繊細な動物なので、これをきっちりやって行かないと、悪影響を与えてしまうので、毎回初めてだと思い慎重にやっていきたい。ここで躓いたりすると、馬房から出られない、或いは入ることが出来ない子になってしまう恐れがあるらしい。全ての事において不快感を与えない様に注意深くやっていかなければならない。

馬房から出す時

・寝藁が乱れているのにボロが無い場合、お腹を気にしていないか等々、何時もと違う様子は疝痛を疑う。
・水飲み用のボールにボロをしていないかチェック。
・特に外の厩舎は、その出口の段差が大きいので、ゆっくりと脚を引っ掛けない様に出す。
・基本的に、第一(?)厩舎の蹄洗場から見て左側を通る。
・引手より前に出ようとしたら、すぐに止まっていけないことと教える

蹄洗場にて

・傷の確認。左の尻に皮膚病の兆候あり。一番気にしているのは、右臀部の傷。
・き甲部付近から背、腰、尻にかけて、指先で軽く圧迫しながら線を引くような感じで触ってみる。
・この日は、左右に痛がるポイントがあった。筋肉痛の様なもの?痛がる時はマッサージ。
・裏堀等で脚を持ち上げる時、腱を圧迫してみる。痛がる様ならそのまま乗ると馬はつぶれる。
・検温時、体温計を差す際予め水で濡らしておく。馬の体温は概ね37.5~38.5度だが、リアンは37.2度近辺
・検温時間は約3分で。デジタルより水銀計の方が正確なので、なるべくこちらを使う

馬房に返す時

・基本的に出す時と一緒であるが、馬房の前で一度止まる。
・ゆっくり脚を引っ掛けない様に注意しながら自分が先に入る。

今日初めて全体像を見た。事前に聞いていた性格の通り、非常に穏やかで人懐っこい。既に、守ってあげたいモード全開だ。背中痛がって居る様ならマッサージ?今しばらくお待ちください。隠れた凝りや痛みも見つけ出しますよ。なんたって講習会帰り(予定)の戦隊員が大量5名も潜り込んでいるのですから^^v

そしてもう一つ大事な事。

・リアンの後肢の踏み込む位置が深く、前肢に近い事。運動時に気を付けないと、前肢の爪が砕け散る事になる。ワンコで防げるのかなぁ?

調教班って良いシステムだよな。倶楽部としては経営上の事もあるし、扱い難い子にされるリスクもあるが馬そのものの調教にも役立つし、クラブ員の馬に対する接し方、扱い方を学び技術面だけではない成長にもつながる。クラブ員側から見れば、お金を払ってでも体験する価値は十分にあると思う。もちろん、普段から乗るだけではなく、馬体の管理に興味を持たれ実践されている方には、必要のない事だろう。自分の様に乗る事ばかりになっている者にとっては、大変貴重な体験になるだろう。リアン可愛いしね^^アイバさんにお聞きしたM田指導員のお話しにコロッといってしまいましたよ^^;コレ殺し文句だよな。。。
『調教班終わっても、出来る限りその人たちで乗ってあげて』(こんな内容だったと思うが)