ぱおんの小部屋

水郷爆釣隊隊長のひとりごと…

上野国

2022-09-16 07:00:00 | Weblog
某商社の本社を訪ねて、上野国へ出かけた。東京駅から高崎線に乗って、終点まで行き、そこで上信線に乗り換える。

上信線の待合室は古い電車を改造した物だった。中に自販機もある。ただ、コロナ対策のため、席は利用できなくなっていた。

その空いた電車に乗り、上州一ノ宮駅まで行く。ワンマン電車と無人駅の組み合わせで、車両一番前のドアしか開かず、そこで切符を渡して降りる。バスのような感じである。

降り立った上州一ノ宮駅、駅舎が素晴らしい。現在では、この雰囲気を味わえる駅はなかなかない。ふらりと金田一耕助が出て来そうな駅である。


駅前にタクシーの姿はなく、ここからは徒歩で商社に向かうことにする。歩くこと30分。街の雰囲気も良い。都会的でないところが、いかにも人が住む場所である。近くにある神社もとても古いもので、歴史を感じさせた。

商談を済ませ、駅に戻ってきた。電車が来るまで30分、駅舎でのんびりと過ごす。この温度計の味のあること。


気温は33度。しかし、駅舎の中にいると、不思議なことにあまり暑く感じない。もちろん、外に出て日向に立つと、茹だるような暑さだが。

東京から商社まで、片道3時間半の営業は、もはや旅行の趣きだった。帰りの高崎線はグリーン車に乗り、遅い昼食を食べる。

だるま弁当や峠の釜めし、鶏めしなどもあったが、今回は定番を外してチャーシュー弁当にしてみた。

こうして駅弁を食すと、ますます旅の趣きが出てくる。楽しい。上野国、また仕事で来るとしよう。

コメント
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