先日から頭を悩ませていたアンプの件。簡単に清掃しただけでは復活しなかった。そこで新品を購入することになるのだが、やはり高いアンプには手が出ない。エントリーモデルで妥協するしかない。
そうなると、レコードが聴けなくなるが、そこはカートリッジをMM型に替えることで対応しよう。MM型は安価なカートリッジが出ている。昇圧トランスを買うよりずっと安い。
ところで、エントリーモデルのプリメインアンプの実力はどのくらいのものだろう? 写真はオンキヨーのモデルだが、最新のアンプならば、昔の中堅機くらいの実力があるのだろうか。
例によってヨドバシに聴きに行く。ん? オンキヨーにはエントリーモデルが2種類あるぞ? スペックを見ると、片方は75W、もう一方は44Wでパワーが全然違うのに価格は同じ。んーと、他に違いは……デジタル入力の有無とスピーカーの切替機能の有る無しか。パワーがある方には全部付いてるけど、パワーのない方には何もない。すなわち、最新のデジタルアンプよりも、何にも付いてない昔のアンプの方が音がいいということだ。機能を削った分、音質に力を入れているとみた。
別のメーカーも見てみる。ヤマハの社員が真実を暴露してくれた。ヤマハの最新の、それもハイレゾ音源をソースにした最新デジタルアンプでも、旧来のピュアオーディオアンプとは比較にならない、と。
それで納得した。サンスイのアンプと、最新のデジタルアンプを比べると、造りが全く違っているが、やはり旧来の方が音がいいのだろう。最新のアンプも、高級機は昔ながらの造りになっているのだから。
するとあれだな。少なくとも10万円以上するアンプを買わないとサンスイクラスの音は出ないということか。ダメだ、そんな金はない。諦めてエントリーモデルを買おう。でも、その中でもデジタル回路の無い、ピュアな構成のアンプを選ばねば。オンキヨーの奴と、マランツの最下位も似た構成だったな。チョイスにはまたしばらく調査が必要なようだ。中古という手もあるしな。