ぱおんの小部屋

水郷爆釣隊隊長のひとりごと…

極右本

2015-07-03 07:16:30 | Weblog
仕事で使う資料を買いに神田の三省堂へ行った際、目に止まったのが写真の本である。大日本帝国の発明。

大日本帝国! っという文字に即座に反応するのが極右の男だが、この本は別に右翼の本ではない。戦前の日本の科学技術を紹介した本である。昔の日本が技術的には遅れた国だったと思われているが、実はそうではないと、事例を挙げていく内容だ。

現在のようにあらゆる分野で世界の最先端を競っていたわけではない。イギリス、ドイツ、アメリカなどに比べると、遅れていた分野がほとんどだ。しかし、全てがそうではなくて、最先端を走っていた分野もあることを紹介している。

零戦や酸素魚雷など、軍備に関しては既知の話ばかりだったが、例えばファックスの実用化だとか、電球のつや消し加工だとかは知らない話だった。そして、それがなかなか面白い。

けっして極右の本ではないから、一読を勧める。ただ、カバーも付けずに電車の中で広げていると、憲法九条が何ちゃらだとか言う連中に絡まれるかもしれないけどね。
コメント
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