やはり…

土曜日の夜に現れたのはnnn男爵。ハリオンでカレーを食べに来たのである。

カレーを食べ終ると、いつものように禁煙の部屋にやって来て、タバコをスパスパ。今日は腹黒い男が一緒でないのがまだ救いである。

ところで、男爵がウチに来ると、毎回釣りのビデオを見ていく。今回は1995年発売のハウツービデオを観賞。舞台は北浦である。

しかし、このビデオ、内容が酷い。出演のトッププロ3人、素人かと思うような釣りを展開している。

それを見た男爵、「これがトッププロなら、俺は年間チャンピオンだな」と、神気取り。さらに「コイツ等相手なら、アンタでも勝てるよ」と、ボクの腕も評価してくれた。凄いぞ、神様のお墨付きだぜ。

で、ヒロ内藤のビデオ2本をパクると、貴族は去っていった。

3月

3月の声を聞くと、いよいよ春の到来を実感できる。2月の28日と3月の1日では、たった1日しか違わないのに、季節がグンと進んだ感じだ。

しかし、まったくの冬の時期から、ずっとバス釣りをしていて、やたらと傲慢になっている男もいるようだ。「お前は神頼みでも釣れないだろう」と、他人を小馬鹿にするような態度ばかりとっている。
この腹黒い男、「自分の釣果に関係なく、隊長がボーズになるのが何より楽しい。アンタさえ釣れなければ！」と、発言して、男爵を震え上がらせていた。ギャグでなく、本気だから参ってしまう。

3月中は、仕事のために、ボクは土曜日に釣りに行けないが、しかし、これはこれで結構いいことだと思っている。
行きたくても行けない期間が少しだけあることで、4月になって、土曜日に釣りに出た時の楽しさが倍増するからだ。実際、何年か前に生産不良が続出して釣りに行けなかったことがある。その時、やっと仕事が片付いて、久しぶりに朝日に輝く霞ヶ浦を見た時の感動は筆舌に尽しがたいものだった。

少しの不自由さがある方が、より自由を感じられるものだ。今年も4月が楽しみである。

ま、2、3月に釣りに行ってもなかなか釣れないし、それでヒサシにバカにされるのもシャクだからね。4月になるまで行けないってのは、かえって上手くしたものかもしれないですよ。