ぱおんの小部屋

水郷爆釣隊隊長のひとりごと…

サバイバル

2007-08-03 08:22:07 | Weblog
ゴルゴ13で有名な「さいとうたかを(さいとうプロ)」の作品に「サバイバル」というのがある。大異変で崩壊した世界で少年サトルが生き抜いていく物語だが、かなり古い作品でありながら、いま読んでも非常に面白い。
およそ男であるならば、誰もが子供の頃、ロビンソンクルーソーに憧れて、自分もあんな冒険をしてみたいと思ったことがあるだろう。このサバイバルは、それの現代版なのだから、面白くないはずがない。

だが、面白いだけでなく、現代の生活への警鐘が含まれているのが秀逸である。
薬に頼り過ぎての免疫力や抵抗力の低下、飽食によって味覚が肥えたため、食べ物があっても、それが不味いと口に出来ずに餓死する様、魚の捕り方、火の起こし方、食物の保存方法などの生きていくのに本当に必要な知識の欠如、また、それを教えない教育。そういったことが、物語の中で頻繁に語られるのだ。
特に食べ物に対するありがたさを再認識させられるが、これはサバイバルであれば当然かもしれない。何しろ、食料と水の確保がサバイバルする上で一番重要だからだ。

しかし、これを読んだ後でスーパーに行くと、「おぉ、こんなに食料がある」と感動してしまうぜ。そして、たいして美味くないんだよなと思っていた弁当を見ても、「いやいや、食べ物があるだけでも贅沢は言えない」と感じてしまうのだから、ボクもまだまだ若い。

弁当には彩りを添えるためかパセリが入っている。このパセリがボクはあまり得意ではない。
苦手なパセリを食ってみた。
何だか、美味いような気がした。

コメント
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