センター試験「倫理」の第一問目に以下の文章が出ていました。
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「青年期は、自我に目覚め、生きる意味を巡って
悩み始める時期であると言われる。
しかし、果たして悩んでいるのは青年だけなのだろうか。
例えば、成人期にあたる親世代について考えてみよう。
成人期において、人は家庭生活や職業生活のうえで様々な役割の変化を
経験し、そこで遭遇する様々な問題への対応を迫られる。
青年期が、『自分自身を見つめ、自己を確立していく』初めての
時期だとすれば、成人期は、これまでに自分のあり方に危機を感じた
ときに、いったん確立した自己の問い直し、再確立が求められる
時期である。
このように考えると、人生は常に自分と向き合いながら、
成長し続ける旅だと言うこともできる。」
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生きる意味は生涯もっとも問題とすべきことでしょう。
自殺、他殺、ともに大きな問題になっていますが、
生命の尊さ、存在意義、生きる意味、人生の目的、
これが曖昧模糊となっているところが根っこではないでしょうか?
ノーベル文学賞作家でもある、アルジェリア生まれのアルベール・カミュは
「真に重大な哲学上の問題はひとつしかない。
自殺ということだ。
人生が生きるに値するか否かを判断する、
これが哲学の根本問題に答えることなのである(シジフォスの神話)」
「人間の奥底には、生きる意味を「死に物狂い」で知りたがる願望が、
激しく鳴り響いている」
と言っています。(「シジフォスの神話」参考)
カミュ(Wikipedia)
今こそ、この根っこの問題に取り組むべき時ではないでしょうか?
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