『COOKIE』By:尾崎豊
目隠しされたまま仕事を抱えているようだ
人の命がたやすくもて遊ばれている
未来を信じて育てられて来たのに
早く僕たちを幸せにしてほしいよ
僕たちの親がつくった経済大国
だけど文明はどこかで1人歩きしている
法律の名のもとに作り上げた平和
だけど首をひねって悩んでいるのは何故
今日が終って迎える明日のために
答えはまだ出されていない
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「生きるってスバラシイ!」いつも充実感にあふれ、
未来に自信を持って生きている人は、どれだけあるでしょう。
ハイテク進んで豊かさ遅れた二十世紀は、
「不安の世紀」とよばれ、
物質的には最高に恵まれた私たちに、
これといった不足はありませんが、
奥底からの満足もなく、
ぼんやりした不安とむなしさが蔓延しています。
「ああ、なんだかつまらない」
こんなつぶやきがもれることはないでしょうか。
諸富祥彦氏の『<むなしさ>の心理学』という本には
次のように書かれています。
それなりには楽しいし、充実もしている。
けれど、やはりそれなりにはつまらない。
そんな人生が、ただどこまでもくり返されていく。
あなたがサラリーマンやOLであれば、仕事が終わり、
疲れた体を通勤電車にゆられながら、
ふとため息をつくその時。
あなたが主婦であれば、家事や育児に追われた後で、
束の間の休息をとっているその時。
そんな時、忙しく充実した毎日を送っているはずのあなたの心に、
なぜか時折ぽっかりと空白が訪れる。
そしてつぎのようなつぶやきがもらされる。
「私の(僕の)人生ってこんなものなのかな」
「このままずっと続いていって、それで終わってしまうのだろうか」
「こんな毎日のくり返しに、いったいどんな意味があるというんだろう」
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目隠しされたまま仕事を抱えているようだ
この為に仕事をしている!
というより、ただ仕事をさせられている、という人も少なくない
かも知れません。まさに目隠し状態で仕事を抱えている。
人の命がたやすくもて遊ばれている
戦争を筆頭に、イライラから人を殺したり、傷つけたり、
痛ましい事件が続いています。
未来を信じて育てられて来たのに
早く僕たちを幸せにしてほしいよ
僕たちの親がつくった経済大国
だけど文明はどこかで1人歩きしている
法律の名のもとに作り上げた平和
だけど首をひねって悩んでいるのは何故
ハイテク進んで豊かさ遅れた二十世紀
科学は進歩したが、心の豊かさは退歩しているのかもしれません。
こんなはずではなかったと首をひねる。
今日が終って迎える明日のために
答えはまだ出されていない
今日という日は確実におわりましたが、
いつ、生きる意味の答えが見つかるのでしょうか??
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