尾崎まことの詩と写真★「ことばと光と影と」

不思議の森へあなたを訪ねて下さい。
「人生は正しいのです、どんな場合にも」(リルケ)
2005.10/22開設

2006年06月23日 11時21分04秒 | ライトバース集
小さなときから
わたしは
わたしのことを
家だと思っていた

小さな建物の一角に
不意に
雲や渡り鳥が通り過ぎる
不思議な
空き部屋があった
おそろしい恐竜でさえ
吠えることがあったので
母にも内緒の部屋
だった

今では
わたしを家だと思った
あなたが
まん中で笑っている
コメント (2)
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