「彩のかがやき」と言うお米があります。
これは埼玉県が開発したお米で、約10年の歳月をかけて育成し、平成17年に品種登録
されたもの。
母方に「コシヒカリ」、父方に「ササニシキ」の血統を持つ美味しいお米で・・・
今、埼玉県がもっとも力を入れているお米でもあります♪
その「彩のかがやき」が、今年の夏の猛暑のせいでなんと!94%(つまりほとんど)が
「規格外」なんだとか!
お米って、1級、2級、3級、規格外って格付けされ、値段にもかなりの差がつくそうです。
つまり!つまり!
今年の「彩のかがやき」がほとんど規格外と言うことは・・・
生産者さんが大赤字になってしまうかも!という非常事態!!!
ところがこの格付け・・・見た目のみで決められていて(白濁しているとか、色が悪いとか)食味には全く関係ないんですって!
なので今、県を上げてこの「彩のかがやき」を「味は変わらないですよ~!美味しいですよ~!」って必死に消費者にむけてPR♪
そして味は変わらないからと、学校給食にも利用する方向でいくんだとか♪
よかったよかった♪
だって、一生懸命生産者さんが作ったお米だもの・・・
色々な形で支援してほしいな~♪
でもでも・・・そこで、素朴な疑問。
規格外でも味が変わらず美味しいのなら・・・
いったい、何のための格付けなの?????
誰のためにする格付けなの?????
見た目だけとは知らず、1等米だから♪って買う消費者は・・・?
そして、格付けをするための経費や時間が無駄!!!!!
以前から「規格外」という見た目だけの格付けには疑問を持っていたけれど・・・
今回改めて、こんな格付けならいらないのに~!って心底思ってしまいました♪
今日はとっても寒かったですね~~
ついこの間まで「暑い!暑い!」って言ってたのがうそみたい!
で、今日のお夕飯は息子が大好きな「ハッシュ・ド・ビーフ」
ならぬ、豚コマで作る「ハッシュ・ド・ポーク」です♪
由紀ちゃんがブログでいろいろ伝えていることは重要なことだと思いますよ♪ありがとう!家庭科などできちんと消費者教育をし、家庭で生産農家を応援していけるようになれればいいと思います!!
米は、一粒づつ検査をするわけではなく、見た目の悪いのが、一定割合以上(0.1%)混入してると2等になるのね。
だから、きゅうりで例えるならば、カゴの中に数本、曲がってるきゅうりがあると、そのカゴに入ってるきゅうりは全てB品になるって感じ。
ってことは、米は2等、3等、規格外って言っても、いいやつもたくさんある訳なんだよ。2等だったら、99.9%は見た目もいい米なんだよ。
じゃあ、その見た目の悪いのをはじけば、1等になるのかっていったら、そのとおり。
今は、色彩選別機って言う機械があって、見た目の悪い米をはじけるんだよね。
今年、こんな状況だから、お金を持ってる農家は、色彩選別機を買った家も結構あるよ。でも、一番安いので100万以上。
ほとんどの米業者は、色彩選別機を持ってるから、喜んで2等、3等を買うんだよ。安く米を買って、機械にかければ、1等に化けるんだもん。
ほんとリンチャンの言うとおり!
消費者ももっと勉強して、(勿論子どものころからすればもっといい)そして生産者さんはもっと真実の情報を提供して・・・お互い歩み寄れたらいいよね~!
なるほどね~~~
でもこれって、そういったことをする人だけを批判できないよね・・・
だって、そこには見た目を重視する消費者がいるからでしょ?
(きゅうりなどに関しては流通の効率性ってこともあるだろうけれど)
消費者ももっと色んなことを知るべきだと思うけれど、生産者さん側ももっともっと堂々と色んなことを正直に訴えてもいいと思うな。
生産者さんと消費者が対等な形・・・持ちつ持たれつの関係になるのが私は理想だと思う。
無理かな?
でも、そうするには、直売しかないんだよね。
そうすれば、生産者は、売る相手も選べるんだよね。
直売なら、見た目でつけられた等級なんか関係ないんだもん。
でもさぁ、知ってると思うけど、農家の9割以上は、
売り先(出荷先)が農協だけだから、農協のいいなりになるしかないんだもん。
他に売るところがないから。
農協がうるさいのは、卸がうるさいから。卸がうるさいのは、小売がうるさいから。
小売がうるさいのは、一部の消費者が、ささいな事でクレームをつけるから。
個人的には、見た目にこだわる消費者って、じつは少数のような気がするよ。
でも、その少数の人にこだわるのが、今の小売店だと思う。
生産者や消費者だけが悪いんじゃなく、小売店もかなり悪いと思うよ。
小売店は、お客さまは神様って思ってるんだもん。
オレは直売だけど、オレの基準で出してるものがイヤなら、
買わなくて結構っていうスタンスだよ。知ってのとおりね。
そのかわり、味には、こだわってるけどね。
ほとんどの生産者は、声をあげる、気力も体力も根性もないよ。
声をあげて、「こんなのやってられっかー」って言って、
農協出荷という枠組みから抜け出すならば、
自分で売り先を探さないとね。
農家がいくら農協に基準を緩和してくれって言っても聞き入れてもらえないけど、
小売側が、もっと基準を緩めてもいいよって言ったら、即、緩和されるよ。
オレは直売してて、等級なんかつけられないから、他人事でもいいんだよね。
でも、同業者がこんな目にあってて、やりきれないよ。
今の私の仕事も、たった一人のクレーマのせいで今まで大丈夫だったことが禁止になったり、目に見えぬクレーマー、もしかしたら存在しないかもしれないのにあれやこれやと対策を練る(練らされる)ような無駄なことをしてるの。それと似ているかも。
おかしいよね?
私たち消費者は命の糧であるものを作ってもらっている。
生産者さんは生活の糧を対価として消費者から受け取る。
それだけのことなのに・・・特に消費者は忘れているよね。
自分たちでは何も出来ないのに、お金さえ払えばいいみたいな。
確かに、農協出荷という枠組みから抜け出すのってとっても大変なことだと思う。
(自分で販路を見つけるというのは)
まつけんさんや佐代子さんを見ていてそれはつくづく感じてた。
でも、農協出荷のもどかしさや歯がゆさもマキチャンから聞いているし・・・
難しいよね・・・ほんと。