ブレンド日記

世の中の出来事・木馬での出来事・映画の感想・本の感想・観るスポーツ等々ブレンドして書いてみました。

今年も梅雨入り

2009年06月10日 | 四方山話
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  島根も梅雨入りしたらしい。

どんよりのお天気だけど 見上げても雨は落ちてこないし、なら、というわけで、暇な木馬の昼下がり てくてくと近所を歩いてみた。(昨日のことですけどね。)

えーー!!なに?
この前は気がつかなかったのに、突然現われたタチアオイの花に驚いてしまった。
いつの間に、こんなに咲いていたんだろう。
今年の5月は、すっきりとした晴れ間が少なく 気温も低かったせいか、足元の花ばかりに気を取られ、それに自転車で坂道 えっちらおっちらで大きな花に目がいかなかったのかもしれない。
連日の不景気話や、不安定な気圧に気持ちがつぶされて、つい俯きがちに歩いていたのかも。

 偶然にも、このタチアオイのことが先日毎日新聞の「余録」に出ていた。
中国は明の時代、日本は室町幕府、銅銭や書物を求めて幕府の使者が中国にやってきた。使者は欄干の向こうに咲く見知らぬ花を見て何と言う花かと尋ねた。
「一丈紅」(イチジョウコウ)と教えられた使者は・・
「花は木槿花に相似たり、葉は芙蓉葉と一般(同様)五尺の欄干遮り尽くさず・・・」
一丈紅とはタチアオイだと。
そういえば本当にムクゲにも芙蓉にも似ているわ。

このタチアオイ、梅雨の時期に下から順番に花が開き、梅雨が明ける頃にはまっすぐ延びた茎の先端まで咲きそろうと言われている。
昔からタチアオイは、季節を計る物差しの一つだと祖母が言ってたけど、でもあと少しで上まで咲きそろう様な気配。
うーん?ここから 梅雨が終わるまでにのんびりと季節を感じながら咲くんだろうか。それともここのところの温暖化の影響で 花たちも戸惑っているんだろうか。

 話は変わるけど、村上春樹の「lQ84」発売されるや否や 売り切れ続出で 読みたくてもなかなか手に入らないらしい。
そうなると読みたい。

新聞の書評にも
なにか吹っ切れた感じがする。あのとき感じた「意志」は実践されたのだ。
7年ぶりの新作長編を読みだしてすぐにそう思った。前作の中編「アフターダーク」には深い森から踏み出す決意のような、飛び立つ直前の構えにも似た気配が漂っていた。「IQ84」には新しい村上春樹がいる。読者は何かが変わったとと感じるだろう。その一方やはり村上ワールドは不変とも思うだろう。と気持ちをそそるようなことが書いてある。
事前に一切内容も何もかも伏せていて、突然の発表 これじゃ村上ファンはわくわくするだろうね。出版社の作戦勝ちとも思うけどでも、見たい、見たい。

トンボに「”IQ84”買わんの?」と聞いてみた。
「俺は 人が騒ぐ本はあまり好きじゃないんよ、それに村上春樹だろ?どんな内容かね。」
買う気がないような返事、だから軽い男だっていつも言ってるんよ。サスペンスばかりで心にずーんとくるような小説は遠ざけてる。
「あんた たまには自分で買いんさい、それで俺に見せてよ。」
「誕生日だったんよ、トンボの誕生日には”きんつば”たくさんプレゼントしてあげたじゃない、プレゼントのつもりで読ませてよ。」
「あういうもんは 自主的にするもんでしょう、それに60もとうに過ぎて誕生日ごとはないでしょう。あんたももう年取るの嫌でしょう。そういうことは忘れんさい。」

こりゃ期待してもダメだ、それにしても読みたいなぁ・・

日経の「春秋」にも書いてあった。
発売されて2巻組のうち第1巻だけは既に売り切れ、という本屋さんも多いという。購入者が皆、熱心なファンならセットで購入するだろう。1巻だけ売り切れということは、新しい読者をひきつけていることを意味すると。

何十万人の人が、一斉に村上春樹を読んでいる、と思うと、なんだか不思議。そもそもこういう「文芸作品」がブームになるという事自体最近では珍しいし、ノーベル文学賞に一番近い日本人作家ということで、試しに読んでみるか、という人も多いのかも。

この不況時に売れに売れるなんて・・うーむ 恐るべし村上春樹。

今日は雨 風も強し 23℃