ブレンド日記

世の中の出来事・木馬での出来事・映画の感想・本の感想・観るスポーツ等々ブレンドして書いてみました。

感動しました!

2006年10月22日 | 木馬の事
 あなたならどうする?と聞いて回りたいような、シチュエーションに遭遇した。
とはいってもそんな大げさな事ではなくて、些細な事なんだけど。
 
 今朝 モーニングサービスに若者のカップルが入ってきた。
女性のほうは、フランスパンのように顔が長い。対する男性のほうは、アンパンのように顔が丸い。
「アイスコーヒーでモーニングを二つ!」
当店のモーニングサービスは、トースト、ゆで卵、野菜サラダ、バナナが半分に飲み物が付いているどうってことない普通のモーニングだ。

カウンターのお客さんと話をしていた私は、偶然にも女性がゆで卵の皮を綺麗に剥いたのを、テーブルの下に落としてしまったのを見てしまった。
「あっ!」と思ったが、声は出さなかった。
女性客は、全然動じないで、頭をテーブルの下に突っ込み、たまたまテーブルの四つ足のところで止まっていた卵を拾い上げると、くるくるっと手で拭いて食べたのだ。

 私は、感動した。食べ物を粗末にしないというより、何と言ったら良いのか、人は食べたいものを口に入れる寸前で落とすと、戦時中ならいざ知らずかっこつけて捨てると思う。多分私もその場になったら捨てるはず、いや絶対に捨てる。
そして「あーもったいなかった。」と悔やむはず。

「すいません、爪楊枝はありませんか?」「はーい!」
近づいて、改めて顔を見たが、やはりフランスパン顔だった。




朝晴れ 午後雲り 25℃

追記
 菊花賞は、武幸四郎騎手が騎乗した、“ソングオブウインド”の8番人気の馬が、優勝した。私は競馬のことはまったくわからないんだが、今回の優勝は、クラシック初制覇、GIタイトル3勝目らしい。(しもちゃん談)
これを書いていたら隣でしもちゃんが言うには、この優勝した馬の父親は、エルコンドルパサーで、凱旋門賞で日本最高位の2着になっている馬なんだって!
で、母親はメモリアルサマーと言う馬でこの馬の父親はサンデーサイレンスなんだって!でここまできたら私もわかる。ディープインパクトの父親はサンデーサイレンス・・・
 
 で、ディープインパクトの話になるのだけど、木馬でもこの件についてはそれぞれ色々です。某スーパーの店長など、もうフランスなんかボイコットすりゃいい、と叫んでいたし・・私も今でも嵌められたと思っているから。


頂き物のお料理レシピ。

2006年10月21日 | 料理

   

   

 

時計回りです。

大学芋、大根の葉っぱのジャコ炒め、菜っ葉の煮びたし、高菜の即席漬け、しめ鯖、小松菜の炒め物です。

今日は 私の18番 しめ鯖の作り方を書きます。

作り方

活きのいいお刺身用のキンキン光っている鯖じゃないと駄目。
鯖は三枚におろす。中骨をぬくのはイリコさんの仕事。よく拭いたら両面に塩を振る。身がしまるまで、半日置く。

塩を洗って、お酢、味醂少々、お酒、昆布のなかにつける。

私は、まだ鯖が赤みが残っていいるようなレア(と言うのか?)のようなのが好きなので、半日くらいで食します。
この食感、口の中でとろける切り身、も~う私のつたない文章で表現できないのが悲しいくらい美味しいです。

この要領で、今度は鯖を背開きにして、この中に寿司飯をつめれば、さばの姿寿司で~す。(お寿司の時は、少々時間をかけて酢につけます。)

これもあくまでも私の作り方なのですが、鯖の内側に生姜の絞り汁をぬり、お砂糖を少しまぶして、寿司飯をつめます。

 晴れ 26℃ 暖かい。


今週の頂き物,208,209,210番目。

2006年10月21日 | 頂き物

  

今週の頂き物です。

柿は 大好物ですが、食べ過ぎるとか確実に確実に、太ります。
オリーブ(これは過大申告?)のような私が、女コニシキと言われるようになったのも、すべてこの柿のせいなんです。
今はお亡くなりになった川向こうのIさんのお庭にある柿の木になる富有柿を、毎年、毎年食べ続けて、後悔しています。
だって「悦ちゃんのおいしそうに食べる顔がみたい。」からと、誰にも食べさせないで、初物は仏さんに上げて、次は私に食べごろになると持ってきてくれたんです。

期待に背くわけにはいかないから、美味しい、美味しい、と言い続けて食べました。

柿の食べすぎにご用心。


暇な木馬の今日の話題。

2006年10月20日 | 木馬の事
 季節感のある写真はないかと、近所の草むらを探していたら、可愛いまーるい薄ピンクの花を見つけた。
名前はわからない。

 可愛いブラウスについているボタンの大きさくらいで、紅葉した葉っぱから赤い茎が出ていて、その先に花は付いていた。
鼻を近づけてみたが、あまり香りは感じなかった。

*…*…*…*…*…*…*…*

 生ゴミの日に赤ちゃん猫が3匹捨ててあった。
露天商のインド屋が江津に住んでいた頃だから、かれこれ15年位前になる。

 猫好きの方には申し訳ないが、当時インド屋から相談を受けて、どうしようかと真剣に悩んだ。
飼い主を探すまで、インド屋が住んでいたアパートの隣に生まれたばかりの猫がいるから、お乳をもらうように飼い主に交渉してみると言った。

 しかし、猫は自分の乳を飲んでいる自分の猫はわかるらしく、3匹の捨て猫は可愛そうに親猫が銜えて外に出したらしい。
仕方なく牛乳など与えていたが、うまくいかず、飼い主も見つからなかった。
その時に知った事だが、猫と言うのは仔猫が自分の乳を飲んでいる間は、実にまめまめしく下の世話をする。すべてなめるらしい。ところが三週間ほどで仔猫が乳離れして、キャットフードなどを食べはじめると世話をしなくなるものらしい。犬も同じかな?

 困り果てたインド屋は、大手スーパーの屋上の駐車場の入り口に、綺麗なタオルを敷いたダンボール箱を用意した。その中に仔猫を入れて、『この猫誰かもらってください。由緒ある野良猫です。』と張り紙をして放置した。

 さてさて、暇な木馬の昼下がり、
最近野良猫がうろうろしていると言う話になり、今朝木馬の駐車場に犬の糞が放置されていた事もあり、無責任な飼い主の話になり、突然この昔の話を思い出してしまったのです。

 で、そのかわいそうな猫は?
午後買出しに行って見たら、猫も箱も無くなっていたのです。
インド屋は可愛い猫だったし、きっといい飼い主に拾われたんだよと言ってましたが・・。


曇り 25℃ 終日蒸し暑い。

祭りの出来事。

2006年10月19日 | 四方山話
  まったくいい加減なんだから・・

 嘉久志のお宮の神楽舞の撮影をトンボに頼んだ。
二つ返事で「えっちゃんのブログのためなら、俺はたとえ火の中水の中、どんなことでも言うこと聞くよ。」とほいほい請け負ってくれた。

で、暇な木馬の昼下がり・・

「写真は?」
「いや~それがね。夕べ家の景子と久しぶりに盛り上がってね。大酒飲んでね、その後当然ながら、ベットインしたんよ。」
「それで?でもトンボは酒は飲めないんじゃ?」
「俺じゃないよ、景子だよ、大酒のんだのは・・」
「それでと言われても困るんだけど、その・・あの・・」
「写真はないの?」

「♪笛に浮かれて~、逆立すれば~ 夢うつつに笛の音は聞こえただけどね。その内に大木にしがみついて押し流される夢を見てね、うなされて気がついたら、景子の足が腹の上に乗っていた、はっと、えっちゃんとの約束を思い出したが、後の祭り。(笑ってやってください、本人はしゃれてるつもり。)」

「結局 あーだこーだと言い訳して、写真はだめだったんだね。」
「まぁ そういうこと、また来年もあるんだけぇ。祭りは今年が最後じゃないんだけぇ。」
と言うわけで今年の神楽の写真は駄目でした。まったく!安請け合いのトンボのやつめ!

 今日の写真は、木馬の前を3時半すぎに車に乗って練り走った、お神輿です。

晴れ 時々曇り 26℃ 蒸し暑い。

秋祭り。

2006年10月18日 | 四方山話
 毎年、毎年、同じ事言うんじゃないよ!と言われそうだけど、光陰矢のごとし、月日のたつのは早いものです。

 あっーという間にというより、寝て起きたら、お正月からお祭りになっていたと言う感じ。

 各家々に綱が張られ、白いヘイと笹が風に揺れてひらひらしている嘉久志地区のお祭り風景です。(トンボがこの写真を見て一言。用心棒のセットのようだ。人っ子一人おらん。)
 
 それにしても連日暖かい 昔はこのお祭りにあわせてコタツを用意したとお客さんが言っていたけど、我が家などまだ扇風機がしまってない。昼間は汗ばむほど暑いんだもの。どうかしてるよ!地球は・・

 最近はお祭りと言っても、お神輿は車に載せて町内を練り歩くんじゃなくて、練り走るんだから、簡単なものだ。
 
 昔はこんなではなかった。また昭和30年代にタイムスリップする。
母親の実家である跡市町の千田地区の秋祭りによばれて行くのは子供の頃の最大の楽しみであった。

 そこでは続きの部屋のふすまを全部取りはずして、大広間にしつらえて、足つき膳にあふれるばかりのご馳走をつくり、この字型に並べて、お客を呼ぶのだ。お客と言っても親戚なのだけど、私は国府に住む従弟にけっこう話が合うのがいて、一年に一度のこの日が特に楽しみだった。

 少し話は余談になるけど、この従弟は、東京の大学を出て洋書の『丸善』に勤めていたので私が高校になった時、演劇部だと話したら、帰省した時お土産にイプセンの「人形の家」と言う本を何冊かくれた。
勿論 その時は嬉しくて読んだと思うが、今は埃を被っています。

で 話は戻ります。
そのお膳に盛り付けるメニューは決まっていた。その年に収穫された新米で作った、海苔巻き、いなり寿司、角寿司、鯖寿司、お刺身、酢の物、天麩羅、茶碗蒸し、フライ、お吸い物、果物、お菓子等々・・

 女性群は白い割烹着をきてお手伝いしていた。私たちも出来る事はお手伝いした。
その日のために用意された漆の漆器や足つき膳は使った後しまうのも大変だったとか。洗ったら乾拭きするのがまた一手間だったようだったが、こういう作業をしながら親戚の大勢集まるこの秋祭りは、噂話に花が咲き、情報交換の場でもあったようだ。

 私の楽しみは他にあった。それは、千田地区の神社の参道まで、ずーっと露天が並んだ。そして神楽の始まる夕暮れになると、それぞれの夜店はカーバイトの異様な明かりがともり眩しくて、独特な匂いがした。
多分金額はうろ覚えなのだが、おじいちゃんから孫達に平等に50円のお小遣いをもらって、あの店、この店を次から次へと見て回った。
ニッキ飴や、綿菓子、ビーズの髪飾り、そんなものに喜んだ思い出。

普段 贅沢などせず倹約して、こう言う時に振舞ったんだろう。
いまは、よくお年寄りが言う「毎日が祭りや、正月みたいだ。」と・・

 お祭りの伝統を残すことが大変になった今日この頃、今夜は嘉久志のお宮で都治神楽社中の神楽が奉納されるそうです。

追伸
嘉久志の住民のイリコさんが、@テツ兄さんにお祭りですから是非来てくださいと言ってます。ただし、ご馳走、お酒持参でよろしくと言ってますが・・

晴れ 26℃ 毎日良いお天気で、暑い。

広島市植物園に行く・・その②

2006年10月17日 | 私ごと
  自然賛美が続きます。
ごみだし日の今日も、朝から陽射しが爽やかで、キラキラしている。朝と昼間の気温の差が激しいからなのか朝露がすごい。冬になればこれがきっと霜になるんだろうけど・・
生い茂った雑草の間から、朝露がなんとも言えず清冽な光を放っていて、その間から“私を見てください”といわんばかりの紫ツユクサが頭をもたげていた。(写真をクリックして見て!)こんなに小さいのに雑草の中であれだけ自分をアピールできるとはすごい。こんな汚い枯れた雑草の中で、この世にはわけのわからない生態があるのだ、いや、わけがわからないからこそ、やはり私はその姿に引かれやっぱり凄いと思う。だからこんな小さな命に朝から元気づけられ、この世の中を、精一杯深く味わって生きて行きたいのよね。
なーんて、ガラにもなく露草ごときで、人生哲学じみたことを考えながら、ジリ貧の木馬に向かうのです。(有償の愛で育てた愛想無し君!見てくれてる?)

 さてお待たせいたしました。(え?誰も待ってない?そりゃすいません。)
きのうに引き続き、えっ~と何処まで書いたかな?
そうそう湯来町まで行く途中に温井ダムで休憩をしたのです。
 やはり紅葉には少々早いものの、山間に車を走らせていると、急に目の前に開けるダム湖と緑豊かな山々を湖面に映す水面は、目を見張るばかりだった。

箒の木が綺麗に赤くなっていて、遊歩道では貸し自転車のカップルがダム湖の周りをのんびりと仲良くサイクリングしていて、見ているだけで微笑ましかった。
ウグイスカルテットの4人組は、湖面に向かって据え付けてあるベンチに腰掛けて、缶コーヒーをふぅふぅ言いながら飲むと外気温18度にもかかわらず少し汗ばんできた。
さぁ 広島植物園にレッツゴー・・・

 太田川の上流に掛かる赤い橋。電工のMさんはこの当たりまで、鮎釣りに来るんだろうねと話しながら、進む。しかし水は綺麗、川底が綺麗に透けて見える。

道幅の広くなっているところに車を止めて、景色を眺める「ヤッホー・・」空気も美味しいし、今考えればおかしな団体だと思うが、誰も聞いている人がいないのを幸いに ♪秋の夕日に 照る山 もみじ 濃いも薄いも、数ある中に~
と妹と輪唱をする。それぞれ自画自賛。

五日市に着いた。瀬戸内海が見える。植物園は山の上にあり、駐車場に車を入れて降りたら、大好きな金木犀のほのかな香りが漂ってきた。何処から?思わずあたりを見回したが 木は見えなかった。

植物園の入場券売り場はサンコー婦人の係り。
財布の中からすべてのカードをチケット売り場の女性に見せて、「これだけありますが、割引対象になるのはありませんか?」
「老人手帳はありますか?」
「持ってこなかったのですが、ここに大年寄りがいますが・・」
「老人手帳があれば広島県の方なら65歳以上、他府県に方なら75歳以上は無料です。」
「これが75に見えますか?84歳です。」
とうとう交渉勝ち。一人無料で入場した。
こういう交渉はうまいね。一緒に行くとほんと、役に立つ。

植物園の中は、とても綺麗に整備されていて、芝生も植木も見事に刈り込んである。温室には熱帯植物、バナナの木や、パパイヤの木、サボテンや、コーヒーの木もあった。その合間に欄の花々、カトレアや胡蝶蘭、いい香りが花部屋中に香る。あぁ ~いいにおい。
別棟にはベコニアが色とりどりに咲いていた。


展望台に行くことにした。また例のごとく、車椅子に座った安光姫を尺取虫のように、サンコー社長のお尻を夫人が、夫人のお尻を私が押して、15度くらいの螺旋道路を進むことこと7~8分、着いた、着いたよ。額の汗が瀬戸内海から吹いてくる風にさらされて気持ちいい。

しかし見渡せば、山々のほとんど頂上まで、住宅がへばりついている。すごい光景にあ然!とする。あんなところまで家が・・(写真をクイックしてください。)

たった一日遊びに行ったぐらいで、またダラダラとと、言われそうなのでここらで終えますが、恒例のサンコー観光のお出かけには必ず温泉と生ビールがついています。帰りに温井スプリングスホテルの温泉に寄ったら、お休みで、芸北温泉は温泉祭りで人が一杯。
 急遽 金城まで帰り“きんたの里”に寄り、温泉に浸かりのんーびーり・・あぁいい気持ち・・
脱衣場で張り紙を見つけた我々、『温泉入浴つき海鮮丼定食!1560円』、もう先に入浴券を購入して入ってしまった我々・・?

温泉の入り口にいた従業員の女性に聞いたら、「さぁ、私はわかりませんから、ロビーで聞いてみてください。」
サンコー夫人の出番だ。交渉すること数分で交渉成立。 


で、これがその入浴料こみ海鮮定食です。きんたの里は、サラダバイキングがあり、サラダは自由なのでなんだか悪いみたい。このサラダを肴にまず一杯、

ここまで書いたらトンボが隣でまたまたチャチャを入れる。
 
「数時間遊びに行ったくらいで、一週間くらい行ったみたいに、くだらん事をダラダラと・・おまけにあんたらぁの団体 その内 ここら近辺の温泉宿泊施設のカウンターの内側に“WANTED、四人組に注意”必ずいちゃもんつけるグループとか何とか・・張り紙されるよ。」と冷やかされた。

 なんだか読み返してみたけど、昨日今日の記事はあまり面白くないね。
それなのに最後までお付き合いくださりありがとうございます。

晴れ 26℃

広島市植物園に行く・・その①

2006年10月16日 | 私ごと
 車を降りたら、金木犀の香りが、心地よかった。
 
 今日のお休みは広島市植物公園に出かけることにした。江津から広島自動車道で行けばあっという間なんだけど、それでは自然が楽しめない。せっかくのお休みで時間が一杯あるのに勿体ない。
そういうわけで、下の山道を(国道186号線)五日市まで行くことにした。

 いいお天気も手伝って、最高のドライブ日和。
車窓から見える中国山脈の山々を遠くに眺めながら、道端にはススキとセイタカアワダチソウのコラボレーションには思わず私の体内に居付くアレルゲンがむくむくと元気を出してきて思わずくしゃみが・・

 しばらく走ると急に平野が開けて山間に小さな集落がある。

 村の鎮守様の秋祭りの風景に出会う。合計で4ヶ所お祭りの幟が風にはためいていた。

 道路沿いの家々はほとんど近代的な建物で、(サンコー社長は立ち退きで新しい家ばかりだと、言っていたが。)洗濯物が干してあったり、洗車している人がいたり、いなかったり、赤いサルビアの花が生垣に咲いていたり、色とりどりのコスモスが風にさわさわとゆれていたり、目の前の田圃はまだ黄金色の稲穂がいかにも重たげに頭を垂れているのもあったり、刈穂の先から芽が出て緑色になっていたり、小さな棚田はそれぞれに個性的で、そういうごくごく平凡な風景なのだけど、その景色が目の前一杯に広がっているので、そこにはなんだか普通と違う、パーフェクトに満ち足りた平凡美があった。

 どっぷりの田舎に住んでいるのに、その集落のたたずまいが嬉しかったのは、どこか子供の頃の思い出の風景と似ていたからなのかもしれない。

国道186号線から、433号線を五日市まで向かう間にいくつもの峠があった。
その峠には、片方に太田川が、片方に山肌が、紅葉にはまだ幾分早いものの、ほんのりと色付いて、楓だの、もみじだの、そして、何のつたか判らないが、実にややこしい方法で絡み付いていた。もう一週間遅ければ綺麗に目を楽しませてくれたろうにと、とても残念だった。

途中 湯来町はこの前の大雨で道路は寸断され、川土手はけづられて見るも無残な姿に、そういえば中国新聞記者が取材にきて誤って流されてまだ見つかってないと言う記事を思い出してしまった。
いたるところが工事中で片側通行になっていて、仮説の信号機があった。

ここまで書いたらトンボが隣で「あんたのブログはまるで前立腺を患った患者のオシッコみたいにダラダラ、ダラダラと終わりそうで終わらない切れが悪い。読むのも大変だよ、大儀になる。明日にしたら・・」と、貴重な意見を賜ったので、続きは明日にします。

晴れ 25℃

映画に関する私なりの所見⑤

2006年10月15日 | 私ごと
私の青春時代(高校生の時も含む)の時 娯楽といえば映画くらいしかなかったので、看板が変わるたびにほとんど いいとか悪いとか抜きにして映画を見た。
「アラビアのロレンス」「地上より永久に」「ベン・ハー」「十戒」「アラモ」「真昼の決闘」「黄色いリボン」「駅馬車」等々・・

 そんな中で、ある映画をみて、すっかり病におかされた。
オードリー・ヘップパーン病だ。もう灼けつくような憧れを寄せ人。「ローマの休日」を見た私は、ヴィーナスより美しい、この世の人とは思われないような、世の中にこんな美しい人がいるなんて神様は不公平と、そして気品、正真正銘、公明正大、正々堂々の美人に見えた。
もはやこの世のものとは思われない、心を打つ清らかさ、う~ん天使のような・・
もうメロメロだった。

私は限りなくオードリーのようになりたかった。
片っ端からまねた。黒のタートルネックのセーター、オレンジの口紅、パールのイヤリング。ジパンシーをまねた黒のスプリングコート。薄いピンクのアンサンブルスーツ。

 以前にも書いたと思うが、商店会の売り出しにあこや貝からパールを取り出して加工してもらえるというイベントがあり、当時舟木和夫にそっくりの加工技師の青年に「おしゃれ泥棒」の時オードリーがつけていたパールのイヤリングを作ってとお願いしたら、その青年は私のために、必死で、同じ大きさの同じ色のパール玉を探して作ってくれた。
足の短いハンディがあるものの、痩せたかった、がりがりになりたかった。
そして、「麗しのサブリナ」の監督ビリーワイルダーが「オードリーの平らな胸は世界の美意識を変えるだろう」といったという有名な言葉は、やはり自慢じゃないが、誰にも負けない平らな胸を持つ私をさらに勇気ずけた。
が、似ているのはそこだけで、まつげに栄養剤をつけてカーラーで持ち上げたり、笑う時の口の開け方を鏡を見て訓練したり、そのような今思えば、涙ぐましい努力をしたのもむなしく、我が肉体は、憧れオードリーとはドンドンかけ離れていったのだ。
右の写真はおしゃれ泥棒のオードリーを真似て作った薄桃色のアンサンブル。
オードリーと並べるとドンドンかけ離れていった様子が良くわかる。(津和野の乙女峠のつつじ祭りで頭につつじをつけて)

で話しは戻るが、その「ローマの休日」を見るため、朝一番で映画館に入った。
昔の映画は3本たてだった。ニュース映画をはさんで、なにかほかのB級映画があり、その後「ローマの休日」だったので10時ごろから始まって、4回上映される。終わりは夜の9時ごろだった。
映画を見終わった私は、感動のあまりまるで腰が抜けたように、イスから立てなかった。昔の映画館は休憩に入れ替え無しだったので、映画が終わると場内の電気が付き急に明るくなるのだった。
 なんで?もうーせっかくいい夢見てるのに突然布団をはがされて蹴飛ばされたような気になった。
最も付録の映画のときは寝ていたから余計にそう思ったのかもしれない・・
お腹がすいたら売店で菓子パンを買ってかじった。

 とうとうその日最後まで4回見た。何度見てもラストシーンは涙ぽろぽろ、何度見てもそのシーンはハッピーエンドで終わって欲しいと、悔しかった。

 帰りの夜汽車で、窓ガラスに映る真っ暗な風景の中にまだ映画の残影が残っていて、なかなか現実の世界に戻れなかった。
向かいに座っている人の顔を見るに耐えられなかった、何でグレゴリぺックじゃないの?なんであんなおっさんなの?現実に戻りたくなかった。

 今こうして思い出を書きながら、オードリーのようになるんだ、なりたいとあこがれて無理を承知で、思い描いていた青春時代が無性に懐かしい。

このシリーズもう少し続く。


頂き物のお料理レシピ。(写真をクリックしてくださいね。)

2006年10月14日 | 料理

 

 

 この前 何かのお料理番組でホワイトカレーを作っていて、これは北海道からの発信らしいと。具財に白いものを入れるのがミソで、エリンギ、イカ、ホタテ、玉葱、ジャガイモなど・・
早速 作ってみることに。
材料は冷凍庫にあったチキンも入れました。

作り方は、普通のカレーと同じに。(箱の裏に書いてある作り方で)

私はガラスープとにんにくは欠かしません。
で食した感想は、確かにカレーそれもシーフードカレーの味ですが、見た目がホワイトシチュー、それに我々辛いもの好きには辛さがタリン。
で結局、やはりカレーはカレー粉のたっぷり入った黄土色のカレーがいいねと言うことになりました。

次はトンボのリクエストにより栗きんとん
これはとてもうまくいき、トンボさんにお菓子屋さんになったら?とお褒めの言葉をいただきました。

作り方は、頂いたサツマイモは蒸かす。栗は茹でる。
両方裏ごしする。
それにお砂糖、お塩少々で味付けしながら練る。練ること数十分。つやが出てきたら、冷まして、濡れ布巾で形を作る。

次に信田卵

次にイカとキムチとエリンギの炒め物。オイスターソースで味付けました。

次に頂いたお野菜各種の揚げ浸し
今日は鯖に小麦粉をつけて一緒に揚げてソーメンのタレに漬けてみました。
サツマイモ、しし唐、おナス、鯖、です。

晴れ 26℃