ブレンド日記

世の中の出来事・木馬での出来事・映画の感想・本の感想・観るスポーツ等々ブレンドして書いてみました。

酔生夢死

2009年08月10日 | 四方山話
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 今年も咲きました。
お隣の花壇ではなく、当店の鉢にです。
目にも鮮やかな青紫のクリトリアです。

名前の由来は、何とも神秘的だけれど(属名 は舟弁がclitorisに似ていることからつけられたらしい) このクリトリアブルー色はこの花にしか見ることが出来ないような気がする。(写真をクリックしてくださいね。)
青い色の花も数々あれど、(紫陽花、キキョウ、紫露草、オオイヌフグリ、等々。)皆それぞれ大好きな花だけど、いくら見ていても飽きないこの色が一番好きかも知れない。
クリトリアの花は、目に鮮やかな色具合から、妖艶な花にも思えるけれど、実は何かをひた隠しにして、強がって咲き誇ってみせている、そんな花なのかもしれないと、勝手に思ったりもするのだ。

 連日スポーツ紙の一面は酒井法子を含めた芸能界薬物汚染の記事でにぎやかだけど、裏一面では「大原麗子の孤独死」の記事が大原麗子の生前の素敵な笑顔とともに載っている。
本人と連絡が取れなくなり家族が不審に思い 自宅に行き発見したんだとか。
記事は孤独死イコール不幸な死、可哀想な死というようなことが書かれてあった。
確かに死後何日かして発見されるのは少々可哀そうな気もするが、しかし、一人暮らしを強いられている人間だったら、少しばかり運が悪ければそれくらい発見が遅れるのは仕方ないことだろう。不運には違いないが、それが不幸だったかどうかはわからない。
私などそれなら孤独死予備軍だからね。

田舎の雨漏りのするぼろ屋の居間で、缶ビールの空き缶を転がし、足元には読みかけの単行本、右手は携帯の119番に電話をしかけて指が止まったまま、左手は畳をかきむしって息絶えてたというような、ロッククライミングしているようなポーズで(でもあくまでもかっこよく、目をひんむいているのは嫌!)死後10日くらいして、だれかに発見される。
我が家の子供たちは一年に数回くらいしか電話してこないから、親の異変には気がつかないだろうし。
それでもいい、覚悟はしている。このようにこの世から消えるのは、それはそれで面白いかも、その侘しさや悲壮味が私のヘンテコなロマンティシズムにぴったりだぁと、今こうして書きながら思う。うん、これがいい。
自分の老後はこのようにイメージしているのですが・・・・

人はどうかしらないが、私はこの60数年とても短かった。気がついたらこの年になっていたように思う。
興奮と忘却のめまぐるしい繰り返し。
この分ではイメージ通りと行くかどうかわからないが、終焉までアッという間だろう。
酔生夢死という言葉が頭をよぎる。

なら思いっきり悔いのないように一人でしたいことして楽しもう。
私は決めた、儲からない仕事に執着せず、遊びに行こう。

後は野となれ山となれじゃ・・・

晴れ 30℃