ブレンド日記

世の中の出来事・木馬での出来事・映画の感想・本の感想・観るスポーツ等々ブレンドして書いてみました。

人間ドラマ

2009年08月09日 | 四方山話
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 中途半端に蒸し暑くて、なーんかスカーッとしない。暑いなら暑くてもいいから、すっきりしてくれ!だらけるような気温にうんざり。
哲学者の和辻哲朗は、日本の風土の特徴として「湿気」を重く見たらしい。
朝霧や夕靄、たなびく霞など湿潤な大気の濃淡は、日本人の情緒に深く結び付いてきたと、朝日新聞に書いてあった.
お言葉ではございますが、和辻さん、しっとりなら風情かもしれないけど、じっとりなんです、この季節のしめりっ気は、エアコンの部屋から外に出ると、老眼鏡が突然真白に曇って見えなくなるんです。

とまぁ 人に当たっても仕方ないけど、昨日の星高山です。
上空に ネズミ色の絵具をこぼしたような色の雲が出ていた。
変な色だよね。はっきりしない、どこか曖昧な夏の雲。

 さて。
自分で言うのもなんですが、働き蜂の私は知らなかったけど、巷では昨日からお盆休みなんですってね、いつものように高速道路の渋滞情報が流れる。
民主党が掲げるマニフェスト 高速道路無料化に対抗して、このお盆の間だけ平日も高速料金が1000円になったためなのだけど。
民主党がこの前の選挙のとき始めてこの高速道無料化と公約に掲げた。その時、族議員や天下り公務員が影響力を持つ道路行政を改革し、そして経済的メリットも大きいし、ETCなんてややこしいもの付けなくてもいいし、「新鮮な提案、まさにバラ色の政策」と手を叩いて喜んだ。
大いに喜んのだけど、ここにきて 無料化にしたら、排ガス規制をして地球温暖化防止と叫んでいるのに逆行しているし、既存の交通機関の経営に大きな打撃を与えるだろうし、うーーん、環境問題や社会構造の変化を思えば、必ずしも「バラ色の政策」とも言えないんじゃないか。どうもリスクの高い政策に思える。ここにきて揺れる私です。

なんやかや、つらつらと考えていると、政治に無関心ばかりではいられなくなった。
新聞雑誌など見ても、何か大きな変化が起ころうとしている気配を日本中が 半分面白く思い、その反面不安に思っているように感じるのだ。
週刊誌などの小選挙区の当落の一覧表を見ると、自民党の大物議員の落選が予想されている。その顔ぶれを見て驚いた。もちろん週刊誌だから大袈裟に書いてあるのはわかっているが、大臣経験者や重鎮達もこぞって▼印となっている。
それに代わって○印がついているのは民主党の若さが取り柄の新人議員たちばかり。え?これってこの前の選挙の「小泉チルドレン」の逆パターンなんじゃ、と思ってしまう。

昔、テニスのマルチナ・ナブラチロアが面白い事を言った。
「勝ち負けは重要ではないというのは、たいてい負けてる方ね」
これを聞いたとき妙に言い得ていて、思わず笑ってしまったのだけど・・
解散の日 麻生総理は涙をためて、「みなさんとまた何人ここで会えるでしょうか。」といっていた。
これはまさに討ち死にがわかっている臣下へのねぎらいの言葉、負けるとわかっていたから出た言葉、なのではないかな。
それで、ナブラチロアの言葉を思い出してしまったというわけなのだけど・・。

長く生きてきて、何度も選挙の投票はしたけど、今回くらい人間の本性が出るどろどろしたドラマを見れる選挙はないはず、今から楽しみだ。
選挙が終わり結果が出た時の麻生さんのコメントはどうなるのか、姫のクマ退治の結果は?(長崎2区ね。)
そして泣く大物議員はどれだけいるのだろう。
暇な木馬でつらつら考えると ほーんとわくわくしてくる。

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