ブレンド日記

世の中の出来事・木馬での出来事・映画の感想・本の感想・観るスポーツ等々ブレンドして書いてみました。

ヴェロニカ・ゲリンを見た。(DVDで)

2005年09月10日 | 映画の事

監督:ジョエル・シュマッカー
製作:
ジェリー・ブラッカイマー
出演者:
ケイト・ブランシェット ジェラルド・マクソーレイ バリー・バーンズ シアラン・ハインズ ブレンダ フリッカー

 アイルランド最大の部数を誇る大手新聞社、サンデー・インディペンデント誌の記者だったヴェロニカ・ゲリン。アイルランドの麻薬組織の真相を暴き、度重なる脅迫にも屈せずに取材を続けた彼女が殉職するまでを描いた、感動の実話。

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以前 お客さんの新聞記者のMさんが言った事を思い出した。
「ペンは刃物と同じ、誤ると人間だって殺せる。」
「若い頃、ある子供の家族の事件がマスコミの話題になり、とうとう母親を自殺までに追い込んだ時、ペンの恐ろしさがトラウマとなり、書くとき相手のことを一番に考える事が出来るようになった。」
暖かい記事が多いと思ったら、イッセー尾形に似た 地方記者のMさんも、そんな苦労があったのだ。

さて余談になったが、物語は、1996年、アイルランドのダブリンで、貧しい子供達にまで蔓延する麻薬組織の実態と、そしてその組織が麻薬により莫大な利益を得ているとみて、取材を始めるヴェロニカ・ゲリン。
脅迫にも屈しない彼女の執拗な取材によって、これまで表舞台現れることのなかった麻薬組織のボス、ギリガンの姿が浮かび上がってくる。
銃弾によりペンを断った、ヴェロニカ・ゲリン。

ケイト・ブランシェットは「エリザベス」で始めてみて、「アビエーター」で気になったので、この「ヴェロニカ・ゲリン」を見てみた。
凛として、颯爽として、強い女性がよく似合っていた。


「フォーン・ブース」のコリン・ファレルが ちょい役だけどでていた。

実話でありながら、見るものを飽きさせず、ぐいぐい引き込まれていき、颯爽として、強いヴェロニカ・ゲリンに☆☆☆☆です。

曇り 時々雨 午後大雨、雷。