戦利品の持ち帰り?

ブナじいさんに続いている道脇のハンノキで，クロスズメバチの仲間が木のうろから盛んに出入りしているのを発見。
「???」と思ったのは，うろに帰ってくるハチではなく，そこから出て行くハチが高い頻度で何か口にくわえていること。
・・・ということはここは巣ではなく，その反対ってこと?? つまり，クロスズメバチがミツバチの巣かなにかを襲って，その戦利品を持ち帰っているんだと推理しました。

ハチはこのように餌が豊富で仕事に熱中していると，こちらが近くで観察していても（危害さえ加えなければ）ご機嫌を損なうことはまずありえません。安心してじっと観察することができました。また，ハチの目の構造からして，ゆっくり近づく，ゆっくり遠ざかるというアプローチの仕方をすれば，ほんとに間近で見ることができますよ。間近で見ることができたから，口にくわえていることにも気づけました。

とはいえ，一度，ハチがまとわりつくような感じになりました。(心の中では)あわてたけど，あわてないで，ゆっくり後ずさりをし，事なきを得ました。

ヒメアカタテハ

なんで，こんなに複雑で，凝った模様なの？
これ地肌ですよ。
ペインティングしているわけではないのですよ。
不思議だなと思います。

今の流行は・・・

林道で見かける花でマルハナバチが夢中になっているのが，ノリウツギ　→　リョウブ　→　そして，今度はボタンヅルというつる草になってきました。
たくさん集まって，花粉を一生懸命に集めていました。

真っ赤な花びら，真っ赤な花粉

真っ赤・・・というより真橙色といったらいいでしょうか。
とにかくコオニユリは草原の中で目立つ存在です。
でも，多田さんにいわせると，昆虫の中で，このコオニユリの色が見えているのはアゲハの仲間だけ。
花粉もアゲハだけに見えているそうです。
たしかにこの花にはキアゲハが来て，花粉だらけになっているのをよく目撃します。

人の恋路を邪魔するヤツ

イタドリの上での恋のバトルを見ました。
中央上下になっているのが，「うまくやってる二人」で，左のがそれに乱入しているヤツです。人の恋路を邪魔するケシカランやつです。
で，気になるのが，無関心を装っている右にはなれたヤツです。なに考えているんだろう？？

リョウブにオオマルハナバチ

マルハナバチたちには「マイブーム」のようなものがあるらしく，1週間前くらいは，ノリウツギの花が彼女らで大賑わいでした。でも，今のブームはリョウブです。
リョウブの花にたくさんのマルハナバチが集まっていました。

無理やり乱暴しないで！

ようやく大きくなってきたヤマホタルブクロの蕾。そのお尻の部分を強引にこじ開け，入っていったのはトラマルハナバチでした。開花まで待てなかったんですね。
強引に入り，強引に出てきました。

ススキに守られて

ごく普通にある花だったんですよ。ヤナギランといい，マツムシソウといい，そして，このオオバギボウシといい。シカによってこれらの花が食べられてしまい，花の数がすごく少なくなりました。

でも，どっこい彼らも生きています。ススキの葉はのこぎりみたいになっていて（スッとなでると，指が切れて血が出てくることがありますよね），それをシカも嫌うらしく，ススキのカーテンに守られた中にオオバギボウシの花がちょこんと咲いていました。